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RelicAdvent Calendar 2022

Day 10

2022年のQuickSightの全アップデートをチェックしていく

Last updated at Posted at 2022-12-31

はじめに

ヘビーユーザーではないけれど幾つかのPJでは弊社でも使っているQuickSightですが、個人的に今年分のキャッチアップが追い付いていなかったのでこのタイミングで2022年にリリースされたアップデートを全て(whatsnew)ピックアップして、ここでは個人的なメモなどを書いていきたいと思います。

2022年1月

Amazon QuickSightに日時の比較計算と累積計算を追加

  • 比較 (前年比など) および累積 (年初来など) の期間関数のネイティブサポートを追加

期間関数

関数名 機能タイプ 説明
periodOverPeriodDifference 表計算 期間の粒度とオフセットで指定された 2 つの異なる期間にわたるメジャーの差異を計算します。
periodOverPeriodLastValue 表計算 期間の粒度とオフセットで指定された前の期間からメジャーの最後の (前の) 値を計算します。
periodOverPercentDifference 表計算 期間の粒度とオフセットで指定された 2 つの異なる期間にわたるメジャーの差の割合を計算します。

累積関数

関数名 機能タイプ 説明
periodToDateAvgOverTime 表計算 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のメジャーの平均を計算します。
periodToDateCountOverTime 表計算 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のディメンションまたはメジャーの数を計算します。
periodToDateMaxOverTime 表計算 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のメジャーまたは日付の最大値を計算します。
periodToDateMinOverTime 表計算 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) のメジャーまたは日付の最小値を計算します。
periodToDateSumOverTime 表計算 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のメジャーの合計を計算します。
periodToDateAvg 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) について、指定されたメジャーの一連の数値を平均化します。
periodToDateCount 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のディメンションまたはメジャーの値の数 (重複を含む) を計算します。
periodToDateMax 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) の指定されたメジャーの最大値を返します。
periodToDateMedian 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) の指定されたメジャーの中央値を返します。
periodToDateMin 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーまたは日付の最小値を返します。
periodToDatePercentile 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (四半期など) のメジャーの実際の数値に基づいてパーセンタイルを計算します。
periodToDatePercentileCont 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) のメジャー内の数値の連続分布に基づいてパーセンタイルを計算します。
periodToDateStDev 集計 サンプルに基づいて、ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーの一連の数値の標準偏差を計算します。
periodToDateStDevP 集計 サンプルに基づく時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーの一連の数値の母標準偏差を計算します。
periodtoDateSum 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーの一連の数値を追加します。
periodToDateVar 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーの一連の数値の標本分散を計算します。
periodToDateVarP 集計 ある時点までの特定の時間粒度 (たとえば、四半期) について、指定されたメジャーの一連の数値の母分散を計算します。

2022年2月

Amazon QuickSight のビジュアルのタイトルとサブタイトルにリッチテキストフォーマットのオプションが追加

  • フォントの種類、サイズ、スタイル、色、スタイルなどのさまざまな書式設定オプションから選択して、ビジュアルにリッチコンテキストを追加が可能に
  • 配置と順序のオプションから選択することで、テキストを整理可能に
  • ビジュアルタイトルとサブタイトルは、ハイパーリンクとパラメーターベースの動的テキストもサポート

Amazon QuickSightの新しいコミュニティハブのお知らせ

  • QuickSightCommunityHubが利用可能に
    • 質問と回答 (QuickSight 関連の質問に関するディスカッション フォーラム)
    • 学習センター (ハウツー ビデオ、ワークショップ ビデオ、記事、その他の教育リソースへのリンクを含む)
    • お知らせ (最新のQuickSight関連の新機能の投稿、ブログ投稿、新機能のビデオ、月刊ニュースレター)

2022年3月

Amazon QuickSightで、ダイレクトクエリのコントロールの自動更新が有効に

  • 24時間ごとのダイレクトクエリ制御の自動更新
  • 2種類のクエリモード
    • ダイレクトクエリ:データベースに対してSELECTステートメントを直接実行
    • SPICE:メモリに保存済みのデータに対してSELECTステートメントを実行

Amazon QuickSightがGroupsManagementUIをローンチ

  • インタラクティブなユーザーインターフェイスを使用したネイティブグループ管理をサポート
  • 管理者はQuickSight管理コンソールを介してユーザーグループを効率的に管理可能
  • IAM資格情報を介してQuickSight管理コンソールページにアクセスできる管理者が利用可能

2022年4月

Amazon QuickSightの1クリックの公開埋め込みがプレビューで利用可能に

  • コーディングや開発なしで、ダッシュボードをパブリックアプリケーション、Wiki、およびポータルに埋め込むことが可能に
  • 有効にすることでインターネット上の誰でも埋め込みダッシュボードを閲覧可能

2022年5月

Amazon Quicksight折れ線グラフで10,000データポイントをサポート

  • 2500(以前)データポイント→10,000(現在)データポイントに

Amazon QuickSightで利用可能な1クリックの公開埋め込みの一般提供を発表

  • 4月にプレビューだったものがGA

2022年6月

Amazon Quicksight がテーブルやピボットテーブルの行と列のドラッグコントローラーを追加

  • 作成者と読者の両方に、テーブルとピボットテーブルでドラッグコントローラーを柔軟に使用できるオプションが追加
  • 作成者と閲覧者
    • 親レベルとリーフレベルでセル、行ヘッダー、列ヘッダーからドラッグすることで列幅を変更可能
  • 作成者
    • テーブルとピボットの行ヘッダーとセルの端をドラッグして行の高さを変更可能

Amazon Quicksightがピボットテーブルでのフィールドの表示/非表示に対応

  • ピボットテーブルのすべてのレベルでカスタム小計をサポート
    • 作成者は、小計を表示するオプションを使用して、ピボットテーブルでの小計の表示方法をカスタマイズ
  • ピボットテーブルの列を表示/非表示にする機能をサポート
    • 作成者は、テーブルと同様にピボットテーブルの列、行、および値フィールドを非表示にできるように

Amazon QuickSight Q Embedding SDK がプログラムによる質問送信のサポートを開始

  • Amazon QuickSight Embedding SDK
    • setQBarQuestion()でクリックなどのユーザーインタラクションに基づいてQバーに質問を送信
    • closeQPopover()を呼び出して、Qアンサーパネルを閉じる、など

Amazon QuickSightがCloudWatchメトリクスを使用したモニタリングを開始

  • メトリクス詳細
  • データ取り込みのパフォーマンスと可用性を監視
    • IngestionInvocationCount
    • IngestionRowCount
    • IngestionErrorCount
    • IngestionLatency
  • 閲覧者が表示したときのダッシュボードのパフォーマンスを監視
    • DashboardViewLoadTime
    • DashboardViewCount
  • ビジュアルのパフォーマンスと可用性を監視
    • VisualLoadTime
    • VisualLoadErrorCount
  • アカウントのリージョン内のすべての取り込み、ダッシュボード、およびビジュアルのパフォーマンスと可用性を監視
    • DashboardViewCount
    • DashboardViewLoadTime

Amazon QuickSightでレベル指定の計算(LAC)が利用可能に

  • Level Aware Calculations(LAC)と呼ばれる一連の関数をサポート
  • 顧客はウィンドウ関数、集計関数を実行する粒度のレベルを指定可能に
  • ウィンドウ関数
    • どのウィンドウでパーティション化するか
  • 集計関数
    • どのレベルでグループ化するか
  • LACを使用しない場合
    • ユーザーはデータソースで事前に集計されたテーブルを準備するか、データ準備段階でクエリを実行してそれらの計算を有効にする必要がある

Amazon QuickSightでローリング日付機能が利用可能に

  • 作成者がローリング日付を設定することで、エンドユーザー向けのダッシュボードを動的に生成可能に
  • ローリング日付機能
    • 日付と時刻の範囲フィルターと日時パラメーターの両方利用可能
    • 今日、昨日、(開始/終了)、(この/前/次)、(年/四半期/月/週/日)などの日付を取得し、動的に取得
  • ダッシュボードのコンテンツ更新タイミング
    • ダッシュボードが読み込まれた時
  • ローリング日付がない場合
    • ユーザーは静的な日付を設定し、必要に応じて手動で変更する必要がある

Amazon QuickSightの作成者はサインアップ前にQの学習と体験が可能に

  • サインアップ前に、6つの異なるサンプルトピックから選択して、関連するダッシュボードの視覚化を探索し、探索のコンテキストでデータについて質問して、Qの機能を完全に探索可能
  • サンプルトピック
    • 製品販売
    • マーケティング
    • キャンペーン
    • 金融サービス
    • 臨床試験
    • 学生

2022年7月

Amazon QuickSightがアカウント作成用APIのサポートを開始

  • 管理者と開発者は、組織内の大規模なQuickSightアカウントの展開を自動可能に
  • 対象
    • QuickSight Enterprise or Enterprise+Qエディション

リクエスト構文

POST /account/AwsAccountId HTTP/1.1
Content-type: application/json
{
   "AccountName": "string",
   "ActiveDirectoryName": "string",
   "AdminGroup": [ "string" ],
   "AuthenticationMethod": "string",
   "AuthorGroup": [ "string" ],
   "ContactNumber": "string",
   "DirectoryId": "string",
   "Edition": "string",
   "EmailAddress": "string",
   "FirstName": "string",
   "LastName": "string",
   "NotificationEmail": "string",
   "ReaderGroup": [ "string" ],
   "Realm": "string"
}

Amazon QuickSightがIE11のサポートを2022年7月31日に終了

  • サポートブラウザ
    • Microsoft Edge(Chromium)
    • Google Chrome
    • Mozilla Firefox

Amazon QuickSight がダッシュボードにブックマークを追加

  • QuickSightリーダーは、カスタマイズされたダッシュボードの設定をブックマークのリストに保存することでダッシュボードの特定のビューにワンクリックで簡単にアクセス可能に
  • ダッシュボードの特定のビューにワンクリックでアクセス
  • ブックマークにより、毎回手動で複数のフィルターやパラメーターを変更する必要なし
  • ビューの共有により、自分のブックマークビューを他者と共有することも可能

2022年8月

Amazon QuickSightの新しいベースマップによる地理空間の可視化

  • 作成者は、新しいベースマップのいずれかに変更することで、マップのルック&フィールをカスタマイズ可能に
  • Streets
    • 作成者は、場所の詳細を追加可能に
    • 高速道路、幹線道路、幹線道路、鉄道、水域、都市、公園、ランドマーク、建物のフットプリント、行政境界
  • Dark gray canvas
    • ダークモードキャンバスを利用可能に
    • ダッシュ​​ボードの全体的なスタイルが合わせられる
  • Imagery
    • マップに視覚的なコンテキストを追加可能に
  • Amazon Location Serviceと提携して、Amazon QuickSightのすべてのベースマップを強化
  • Amazon Location Service
    • 開発者がデータセキュリティとユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく、マップ、関心のあるポイント、ジオコーディング、ルーティング、追跡、およびジオフェンシングをアプリケーションに簡単に追加できるようにするロケーションベースのサービス

Amazon QuickSight でAPIベースのドメイン許可リストがリリースされ、さまざまなアプリケーションにわたっての埋め込み分析のスケーリングが可能に

  • QuickSightコンテンツを埋め込むことができるドメインを動的に許可リストに登録する機能
  • 開発者は、QuickSight管理コンソールで毎回この変更を行う必要なく、複数のアプリ、ポータル、Webサイトにダッシュボードをすばやく埋め込むことが可能に

Amazon QuickSightのダッシュボードデザインが一新

  • 簡素化されたツールバー
    • 重要なアクションアイコンを更新
  • 発見可能なビジュアルメニュー
    • ビジュアルメニューはホバー時に表示されるように
  • 洗練されたコントロール、メニュー、およびサブメニュー
    • コントロール、メニュー、サブメニュー、トースト通知、その他のダッシュボード要素の改善
  • フィルター、しきい値アラート、
    • 右側ペインへ移動
  • ダウンロード
    • ダウンロード用ペインの提供
  • etc

Amazon QuickSightできめ細かな画像の埋め込み機能を発表

  • QuickSightダッシュボードから個々のビジュアルをアプリケーションやポータルに埋め込み可能に

新しいAmazon QuickSightのサインイン方法が利用可能に

  • 新しいサインインエクスペリエンスは3段階プロセス
    • 最初のページではQuickSightアカウント名が必要
    • 2番目のページではユーザー名を要求
    • 3番目のページではサインイン構成によって異なる
      • ネイティブQuickSight
      • ActiveDirectoryユーザー
      • AWSルートユーザー
      • IAMユーザー
  • SSOユーザーには影響なし

Amazon QuickSightがデータセット管理用の新しいユーザーインターフェイスをリリース

    • 限られたスペースのポップアップダイアログモーダル
    • すべての機能が1つの小さなモーダルに表示
    • 既存のポップアップダイアログモーダルを全ページ置き換え
    • 概要、更新、アクセス許可、使用状況などのデータセット管理カテゴリのより明確な内訳を提供

2022年9月

Amazon QuickSight Qの作成者が、Qが回答しなかった質問や、回答生成のためにユーザーの曖昧さ回避が必要となる質問の特定ができるように

  • 質問が回答済みか
  • 質問を送信したユーザーに基づいて質問をフィルタリング
  • 作成者は、特定の語句が強調表示された曖昧さ回避が必要な質問を特定可能
  • 「未回答」、「ユーザー明確化あり」を選択するか特定のユーザーIDを入力することで、質問のリストをフィルター処理可能

Amazon QuickSight Qが4つの新しいリージョンで利用可能に

  • アジアパシフィック(ムンバイ、シンガポール、シドニー)、カナダ(中部)追加
  • Q対応リージョン
    • 米国東部 (オハイオ) (us-east-2)
    • 米国東部 (バージニア北部) (us-east-1)
    • 米国西部 (オレゴン) (us-west-2)
    • アジアパシフィック (ムンバイ) (ap-south-1)
    • アジアパシフィック (シンガポール) (ap-southeast-1)
    • アジアパシフィック (シドニー) (ap-southeast-2)
    • カナダ (中部) (ca-central-1)
    • ヨーロッパ (フランクフルト) (eu-central-1)
    • ヨーロッパ (アイルランド) (eu-west-1)
    • ヨーロッパ (ロンドン) (eu-west-2)
    • ヨーロッパ (パリ) (eu-west-3)
    • ヨーロッパ (ストックホルム) (eu-north-1)

Amazon Quicksightの折れ線グラフおよび面グラフに欠測データの操作機能を追加

  • 以前
    • 折れ線グラフは日時フィールドの欠損データ処理のみをサポート
  • 現在
    • 折れ線グラフと面グラフの両方で欠損データコントロールをサポート
  • 破線を表示する (デフォルトの動作) の代わりに、一連の次の利用可能なデータポイントに直接接続して実線として破線を表示するか、欠損値をゼロで補間して実線を表示するかを選択可能

2022年10月

Amazon QuickSight Qが、ユーザーベースのルールで行レベルのセキュリティ (RLS) を使用する、アクセス制限のあるデータセットに対する質問をサポート

  • 読者は
    • アクセスが制限されたデータセットを含むトピックについて質問し、作成者がRLS設定で定義したアクセス制御ルールに基づいて、適切な回答を受け取ることができるようになった
  • 作成者は
    • Qトピックを作成して、既存のルールに追加の変更を加えることなく、RLS対応のデータセットに関する質問に答えることが可能に
  • RLS設定で定義された既存のユーザーベースのルールを活用し、ルールを質問への回答だけでなく、質問のフレーミング時に提供されるオートコンプリートの提案にも適用
  • RLSが有効なデータセットで作成されたQトピックは、ユーザーに権限が付与されているデータを常に表示

Amazon QuickSightがSPICEデータ暗号化用のカスタマー管理キー(CMK)をリリース

  • アカウント管理者がCMKを使用してSPICEデータセットを暗号化、管理可能に
  • セキュリティと透明性のレベルが向上
  • 以前
    • QuickSightサービス内に保存されている顧客データの保護は、QuickSightによって完全に管理
  • 新しいCMK機能を使用すると
    • QuickSightユーザーは、ワンクリックでSPICEデータセットへのアクセスを取り消すことができる
    • SPICEデータセットへのアクセス方法を追跡する監査可能なログを維持することができる

Amazon QuickSightはDataset-as-a-sourceで行レベルのセキュリティ(RLS)を利用可能に

  • 以前は
    • QuickSight親データセットのいずれかがRLS対応である場合、その親データセットからの子データセットの作成はブロックされていた。
  • 現在は
    • 親データセットから継承されたRLSルールを使用して子データセットを作成可能
    • 子データセットをクエリする場合、QuickSightは実行時に親データの上に親RLSフィルターを適用

2022年11月

Amazon QuickSightはAmazon CloudWatchにメトリクスを送信してSPICE消費量をモニタリングできるように

  • SPICEの消費を観察および監視し、QuickSightアカウントがSPICEの容量制限に達しているかどうかを事前に察知して、データセットの取り込みに失敗する可能性を事前に把握する事が可能

Amazon QuickSight が線グラフ、棒グラフ、円グラフでSmall Multiplesの提供を開始

  • Small Multiplesは、ベースビジュアルの複数のバージョンを作成し、横に並べて表示することで比較分析を可能にする機能
  • Small Multiplesフィールドウェルにディメンションを追加するだけで、同じチャートの複数のバリエーションを作成可能
  • 以前は
    • フィルターを使用するか、複数のビジュアルを並べて作成して、同じデータの複数のスライスを分析する必要があった

Amazon QuickSight、折れ線グラフの線とマーカーをカスタマイズできるオプションを追加

  • 新しいスタイルオプションで折れ線グラフを読みやすくし、折れ線シリーズを強調可能

Amazon QuickSightがTextboxの提供を開始

  • 分析へのTextboxオブジェクトの追加をサポート
  • フォント スタイル、テキストなどのリッチテキスト形式オプションを使用して、テキストの位置やサイズを変更可能
  • 動的テキスト値は、ユーザー定義パラメーターと日付やページ番号などのシステム定義パラメーターを使用して追加可能

Amazon QuickSightで管理者向けのアセット管理コンソールをリリース

  • 管理者は資産の所有者が誰であるかに関係なく、すべてのアカウント資産を一覧表示して検索可能に
  • マルチテナント環境に含まれる、ユーザーまたはグループがアクセスできるすべてのアセットを一覧表示
  • アセットの他者間転送、アセット共有、アセットへのアクセス取り消しなど、アセットレベルまたは一括アクションを実行可能
  • サポートされるアセット
    • ダッシュボード
    • 分析
    • データセット
    • データソース
    • 共有フォルダー
  • アセット管理コンソールは、IAM資格情報を介してQuickSight管理コンソールページにアクセスできる管理者が利用
  • アセットを検索するためのAPIもサポート

Amazon QuickSightでパラメータのNULLをサポート

  • 以前は
    • ユーザーデータにNULL値が含まれている場合に不一致が発生
  • 現在は
    • NULLの完全な有効化により、パラメーターを使用するすべての機能がNULL値をサポート

Amazon QuickSightでDatabricksに対する接続のサポートを開始

  • Databricksにネイティブに接続できるようにするQuickSight用の新しいコネクタの一般提供

Amazon QuickSightが地理空間表示のクラスターポイントをリリース

  • ポイントスタイルをクラスターポイントに変更することで、マップビジュアル上のポイントの読みやすさを改善
  • 数百のデータポイントが非常に接近して重なり合って見えない場合、クラスターポイントを使用すると、パターンを見つけたり、データポイントの数が多い場所や場所を特定したりすることが簡単に
  • ズームレベルで複数のマーカーを管理可能に
    • ズームインするとクラスター上の数字が減少してマップ上の個々のマーカーが見えるようになる。
    • ズームアウトすると、マーカーが再びクラスターに統合

Amazon QuickSight向け拡張API機能の一般提供を開始

  • QuickSightアセットをソフトウェアコードのように扱い、コード レビュー、監査、および開発環境と運用環境全体でのプロモーションなどのDevOpsプロセスと統合出来るように
  • QuickSightダッシュボードの基盤となる構造へのプログラムによるアクセスと、AWSソフトウェア開発キットによる分析が可能に

Amazon QuickSightからPaginated Reportsがリリース

  • ページ分割されたレポートをサポート

Amazon QuickSight Qが新たな質問タイプをサポート開始

  • 自然言語を使用して複雑な分析タスクを簡素化およびスケーリングする2つの新しい質問タイプのサポート
    • 「予測」と入力して、最大3つのメジャーの将来の軌道を同時に表示
    • 「Why」は貢献度分析を実行して、主要なドライバーを自動的に特定

Amazon QuickSight Qで自動的なデータプレパレーションのサポートを開始

  • AIで強化された自動データ準備が含まれるようになり、自然言語の質問に対する既存のダッシュボードを迅速かつ簡単に拡張可能に
  • 自動化の領域
    • フィールドの選択
    • ディメンションとメジャーの分類
    • 名前ラベルの作成
    • 列値フォーマットの適用
  • シノニムでトピックを強化
    • フィールド
    • セマンティックタイプ
    • デフォルトの日付情報

2022年12月

Amazon QuickSightはSPICEを使用して10億行のデータセットをサポート

  • 以前は
    • 各SPICEデータセットは最大5億行と500GBのデータを保持
  • 現在
    • Enterprise Editionで最大10億行(または1TB)
    • Standard Editionで最大2,500万行(または25GB)

Amazon QuickSightがストックホルムとパリのリージョンで利用可能

Amazon QuickSight Qトピック移行APIがプレビューで利用可能に

  • APIを使用したトピックの移行をサポート
  • 別アカウントへトピックを複製、異なる名前空間でユーザーとトピックを共有など可能に
  • CI/CDパイプラインとスクリプトを使用して、トピックを開発アカウント、テストアカウント、本番アカウントへ移行可能に

おわりに

2022年ではトータルで45個のリリースが行われていました。通しで見ると自然言語処理を活用したQのアップデートがちょいちょいあって、今にしてみれば分析領域のジェネレーティブAIに近いものなのかなとふと思いました。そう考えると今後もQは個人的にチェックしていきたいなと思いました。※早く東京リージョンにも来てほしい

また、普段遣いでさくっと導入して便利そうなのはSPICEのメトリクス対応などで、検知と通知は随時導入していきたいですね。API周りのサポートが充実してきているのも割と熱く、今後も要チェック&要検証ですね。

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