はじめに
Cognosのログは製品インストールディレクトリ配下の/logs以下に出力されますが、
ログ管理やディスク管理の面からログの出力先の変更を求められることが多々あります。
ただし、Cognos Configurationで設定できるログの出力先変更は、cogaudit.log (Cognos Aanalytics 11.0.7以降、それまではcogserver.log)のみです。
その他のログファイルに関しては、一部、製品による自動ローテーションが実施されるものがありますが、ログの消しこみやローテーション機能の作りこみを実装する必要がありました。
特に、DQMモードを使用している際に出力されるXQEフォルダ配下のログは自動では削除されないので十分な考慮が必要でした。
今回は、そんなXQEログの出力先を変更する方法を記載します。
設定変更
設定する箇所は、こちら。Cognosインストールディレクトリ配下にあるファイルを編集します。
<CA_Installdir>/configuration/xqe.config.xml
xqe.config.xmlのバックアップを取得したらファイルを開きログの出力先を変更します。
※Windows環境では、Program Files配下のファイルを直接更新できない場合があります。その場合は、編集可能な場所にコピーし編集してから元のフォルダに戻してください。
変更前
<!--logsFolder value="../../logs"/-->
変更後
<logsFolder value="C:\temp\xqelogtest/logs"/>
上書き保存して、Cognosを再起動後にDQMのレポートを実行するとXQEが指定したディレクトリに出力されるようになっていることを確認できます。
これでXQEログの出力先が変更されました。
以上になります。