Cognos Analyticsのレポート開発時の、シングルトンを使用するようなレイアウトのレポート開発を行うこともあります。
シングルトンは、クエリーの結果セットの1行目の値を取得し表示するので、結果セットが1行になるように絞り込まれたレポートなら問題ないのですが、
複数行の結果セットを取得し、複数ページのレポートとして出力したいといった場合があります。
その場合、単純にシングルトンを置くだけでは複数ページに分かれたレポートを実現することができないので、今回はそんな要件を実現するテクニックのご紹介になります。
あくまで、こうやったら実現できたという方法なので、使用する場合は、検証とテストは実施頂くようお願いします。
実現したいこと
テクニック
改ページの機能を有効にするには、リストを使用するのが簡単なので、非表示オブジェクトとしてレポートに追加します。
まずは、リストを追加しシングルトンと同じクエリーを使用するように設定します。
改ページの基準となる項目を1項目のみ追加し、ヘッダー部を選択したのち、「マスター/詳細を使用した改ページを設定」をクリックします。
これで、改ページの設定が完了です。
最後に、レポートページ上にリストの表示は不要なので、リスト全体を非表示にします。
以上でテクニックの紹介は終了です。
自己学習記事一覧
Cognos Analytics をエンドユーザーの方に自己学習して頂くためのサイト
https://qiita.com/shinyama/items/95885c7246dc413b6448