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GoodpatchAdvent Calendar 2020

Day 4

コードレビューのコミュニケーションの話

Last updated at Posted at 2020-12-03

おはようございます こんにちは こんばんは Goodpatch 12月4日を担当している木村です

今年の振り返りで大きなことがあったといえば
Qiita だと いいね から LGTM に変わったことですね

LGTM とは ご存知だと思いますが Looking Good To Me の略称で “問題ないと思います” という意味ですね

そんな LGTMですが今回はその LGTMを出す コードレビューのコミュニケーションについてのお話しです

はじめに

みなさんはコロナリモートってどうですか?
私はリモート中で働く中のコードレビューは得意ではないことがわかってきました。

しかし、オフラインでの同じプロジェクトのメンバーから指摘を受けたり
気になるコードや動作があった場合にコメントしたりするのは割と好きだったりします。

今は コロナリモートワーク で作業することが多く実際に会ってのコメントテキストだけでは、1つのメッセージだけでも受け取り方が違っていたりしますよね
(ものすごく文章が上手な方は違うと思いますが)

間違えたメッセージの受け取り方をした時に
チームがよくない方向へ向かってしまったりしてしまいます
(例えば、失敗した報告をしなかったり、失敗を隠蔽したり)

そんな中どうしたらメッセージの受け取り方を間違えないよう
自分なりに考えて実践してみたことをまとめました。

クイズを仕込むことでレビューの中でもカジュアルなコミュニケーションが取れてほっこりする

今やっているプロジェクト内では画像付きのLGTMを出し合っています
主に こちらのサイト からLGTMの画像を探しています

今回はこの 画像付きのLGTMを使ってコードレビューのモチベーションを上げる 試みをしてみました

方法

テーマを出して、その中からレビュアーが一番好きなものをクイズとし
レビューイにLGTMの画像で回答してもらう

出題例 )
一番好きなガンダムは何か?
スプラトゥーンでよく使っているブキは何か?など

回答例 )

LGTM

実践

2ヶ月程度周囲の協力を得てやってみました
(「行ってよかった旅行先」や「好きなお酒」等お題形式でもいいかもしれません)

こんな感じでやっていました

20201201-142230.png

やってみて良かった個人の感想

  • レビューとは別のコミュニケーションが生まれレビュアーのことをわかってくれる感が出る
  • レビュアーが好きな画像を貼ることによりフォローすることができる
  • レビューが積極的に参加してくれるようになった気がする
  • リモートであっても雑談が増えるので隣にいる感覚で話せるし、頼ることができる

やってみて悪かった個人の感想

  • レビュアーの好きなものを調べるために少し時間をかけてしまい自分の首を絞めてしまうこともある
    • レビュアーが好きなものを調べてから載せる
  • クイズであっても向いている人向いていない人がいるので、無理してやり続けない(雑談を増やすようにする)

注意しておくこと

  • 正解を不正解とするとレビューまで影響されかねないので嘘をつかない
  • レビュイーがレビュアーに対してテーマを押し付けることレビュアーがテーマとして答えれる程度のものに止める

コミットの中で褒めコメントをつける

やってみて良かった個人の感想

  • コメントは指摘だけではなくなるので、1つ褒めコメントがあるだけでも全部褒められている感覚になる
  • コメントをする時に、1つ褒めコメントをつけると気になった箇所や指摘したいことが書きやすい

やってみて悪かった個人の感想

  • 褒めコメントをしても相手がかならず褒めるとは限らないので期待値を下げておくこと(見返りは求めない)
  • 修正箇所はものすごく小さい箇所(例えば文言の修正)だとしたら、どのような褒めコメントにするか考える
  • 作業してくれたコードに対して感謝するのではなく、なにに対して感謝しているのか書かないと伝わりにくい

終わりに

今回紹介したリモートにおいての上手なコードレビューのコミュニケーション方法はオフラインでのコードレビューと比べると、今より時間をとってしまうコードレビューのやり方となってしまうと思います。
コロナ前と同じような感覚でコメントをするともしかすると人間関係が悪化することもありえます。

そのため、リモートでのコードレビューのコメントはリモート前よりやることが増えてしまうのですが、
コメントで指摘、指摘されることがあってもある人にとっては心のポーション的役割を持つかもしれません。

失敗を恐れ、報告やミスを隠したりした場合同じミスは繰り返し発生します。
リモートなら報告やミスを隠したりがしやすい環境です、
なので、失敗を恐れずに報告できる環境づくりが大事なのでリモートでも失敗を報告共有し学んでいければと思います。

なぜならあなたの一番信頼できるチームメンバーはあなたのとなりにいる人のはずですから

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