git なんかをビルドするときには、makeを実行するとgcc等の実行されるコマンドがそのまま騒がしく表示されることなく
CC hoge.o
CCLD hoge
のように澄ました出力のみが表示がされます。
このような表示方法はどうやってやるのか。とはいえデバッグ・トラブルシュート時には実行されるコマンドそのものを表示させたいが、その時はどうするのか。
答え
澄ました表示にする
すました表示にする機能はAutomakeのものなので、Automakeを使ってビルドしていることが前提となります。
この機能を有効化するためには、configure.ac
の AM_INIT_AUTOMAKE
で指定する Automake のオプションに silent-rules
を追加すればよいです。
...
AM_INIT_AUTOMAKE([… silent-rules …])
...
デバッグ用途で make
時のコマンドを表示したいときは、makeのときに環境変数V
に1を設定すればよいです。
$ make V=1