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[合格体験記] 応用情報技術者試験の勉強法

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2024年秋試験の応用情報技術者試験を受けて合格しました!(かなりギリギリでしたが…)

スクリーンショット 2025-01-03 17.49.40.png

将来受験を考えている人に、参考になればということで私が実施した勉強法や、こうすればよかったということを伝えられればと思います。

目次

以下の内容に沿って説明していきます。

1. 自己紹介
2. 勉強期間
3. 利用教材
4. 実際の勉強の流れ
5. 今回の試験を通してよかったこと
6. 反省点
7. まとめ

1.自己紹介

 私についてですが、SIer勤務の2年目のエンジニアです。基本的な業務内容はWebアプリや、iOSアプリの開発に従事しています。
 資格は基本情報とJava Silverを取得しています。1年目の夏に基本情報取得、1年目冬にJava Silverを取得しています。

2.勉強期間

本番の日程と勉強期間こちらです。

本番
2024/10/13
勉強期間
2024/04~10(7ヶ月弱)
勉強時間
平日 1~2h/休日 3~5h

4月の途中から開始して、10/13までの約7ヶ月間の勉強期間でした。
会社は出社をしているので、平日は電車と会社に行く前カフェで勉強し、休日は家で勉強でした。

3.利用教材

利用した教材は主に3つです。

  1. 応用情報技術者ドットコム 過去問道場
    こちらは言わずと知れた定番サイト。午前、午後と過去問をメインに勉強していたこともありお世話になりました。

  2. 応用情報技術者 午後問題の重点対策
    こちらも定番緑本です。午後問題の解き方を理解するためにこちらを利用しました。解説が細かく非常にわかりやすいため午後問題の演習を始めたころに重宝しました。

  3. イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
    基本情報技術者試験の参考書ですが、基本的な部分を確認するときに利用していました。応用情報技術者試験の参考書を購入しなかったこともありこちらを利用していました。

4.実際の勉強の流れ

実際の勉強の流れについて、私が実際に行ったことを記載していきます。

勉強開始前に行ったこと

まず勉強を開始する前に以下2つを行いました。

  1. 合格体験記などを調べて、必要な教材や勉強時間を見積もる
  2. 調べた内容をもとに自分の勉強スケジュールを立てる

合格体験記などを調べて、必要な教材や勉強時間を見積もる

 インターネットで調べると(応用情報 合格体験記、応用情報 勉強時間、...)たくさんでてくると思います。それらを見て自分にあった勉強法や勉強時間を見積もりました。実際に上記で上げた利用教材も合格体験記を見て決めました。勉強時間は大体500時間を見込んでいました。

調べた内容をもとに自分の勉強方針、スケジュールを立てる

私が立てた勉強方針、スケジュールはこんな感じです。

勉強方針
  • 演習をベースに勉強を実施
  • 午前、午後ともに過去問道場を利用して演習をする
  • 午前、午後ともに直近3回くらいは最後のチェックのために利用する
  • 午後問題のみ心配なので緑本を買う
勉強のスケジュール
  • 4~7月で午前問題をやる
  • 7~10月は午後問題を中心にやる
  • 9月から本番形式の演習を行う

 あまり細かい部分は決めませんでした。決めたところで、うまく実施できないので初めから決めないタイプです。実際に勉強していく中で、細かい部分(いつまでに何回分過去問を終わらせるなど)などは決めていきました。

4月~9月中旬までの勉強

実際に行った勉強について時系列で説明していきます。
実際に行ったスケジュールとしてはこちらになります。

午前対策 午後対策
4 過去問を5回分解く -
5 4月実施分の復習と、新規に5回分過去問を解く -
6 4~5月分の復習と、新規に5回分過去問を解く -
7 今までやった15回分を復習 選択問題を決める、緑本をやりこむ
8 今までやった15回分を復習 過去問を8回分解く
9 今までやった15回分を復習 過去問を8回分解く、過去問を本番形式で解く

4月

午前の問題のみ解いていきました。

午前問題対策

 基本情報の知識のみなので、過去問道場を利用して、ー午前の問題を令和2年秋〜29年秋問題を利用して、知識をインプットしていきました。基本的には、「問題を解く→解説を見る→わからない部分を調べる→同じ問題を解く」を繰り返していました。復習込めてそれぞれ2回解いていました。ここで正答率は5割程度でした。

5月

午前の問題のみ解いていきました。

午前問題対策

 5回分を解くとある程度問題の感覚がわかってくるのでここから、平成30年以前の試験を解いていきました。5月は実施ペースとして、午前の過去問を一回解いて解説を読むのに、2~3日使っていたと思います。なので、新規に5回分解いています。そのほかに復習として間違った箇所だけ、2回解いていた箇所もあります。正答率は6割程度でした。

6月

午前の問題のみ解いていきました。

午前問題対策

 5月と同様に解いていき、新規に5回分+今までやっていたところの復習をしました。
正答率は6割後半でした。

7月

7月からは午前・午後問題を並行して解いていきました。

午前問題対策

 4~6月に解いた問題の復習を実施していきました。正答率7.5割程度になりました。

午後問題対策

 7月から本格的に午後問題の対策を行っていきました。初めにどの選択問題を選択するかを決めるために、令和元年の午後問題をすべて実施していきました。その中で正答率が高く解いているときに感覚がよかった分野を選択しました。実際に選択したのは以下です。

  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント

 これにセキュリティを加えた、全6分野を緑本で1回解きました。解き方を中心に理解しようと、勉強していく感じでした。なのでこの段階では、できなくてよいと思います。私も正答率3割程度だったと思います。

8月

午前問題対策

 午後問題に時間を充てるため、空いた時間に解いていきました。新規の問題は解かずに、4~6月に実施した15回分を復習していました。一度間違った問題か苦手な分野を中心に勉強していきました。

午後問題対策

 緑本の復習をしました。選択した全6分野を2度解きなおしました。7~8月で緑本を3回解いているので、問題も覚えてきました。8月のお盆休みあたりで、午後問題の過去問に移りました。午後の問題は本番形式で解いていきました。初めて過去問を解いたときは4割くらいしか取れずに焦りました。
ここから、午後問題に力を入れて実施していきました。時間が取れるときは、過去問を本番形式で実施、時間が取れないときは、1問ごとに30分以内で終わらすことを目標として演習を実施していきました。
 また、この段階で一番点数のとれていなかったデータベースをあきらめることにしました。理由としては、本番までに選択問題5分野を合格点にもっていくことが難しいと感じたためです。なので、本番で必答のセキュリティと選択4分野を集中的に勉強する方針にしました。

9月中旬まで

 午後問題に充てられる時間はすべて午後問題の演習に時間を充てていました。

午前問題対策

 空いた時間で忘れないように復習、今まで実施してきた15回分をひたすら繰り返していました。

午後問題対策

 令和6年春~平成25年秋までの問題をひたすら解いていました。その中で、過去問3回分くらいは、テスト直前のためにとっておいていました。
 9月で令和6年春~平成25年秋のを1~2回程度解きました。解き方は8月と同じで、本番形式で実施、時間が取れないときは、1問30分で実施していきました。正答率は7割くらいでした。2回以上解いているので多少正答率は高いです。

直前の勉強

直前1ヶ月(9月中旬から~テスト本番)

午前問題対策

 応用情報の統計情報から、出やすいところを重点的にやりました。ありがたいことに、応用情報技術者ドットコムの統計情報で過去出題問題の流用箇所を確認できます。こちらを見ると、直近2回は出題されていませんが、それ以前の直近15回分くらいはよく出題されていいます。私の場合令和6年秋受験だったので、直近の令和6年春、令和5年秋は解かずその前の、令和5年春~平成30年春までの問題を、重点的に勉強しました。間違った問題は2回程度解いてました。大体正答率は8~8.5割程度で試験本番に挑んだと思います。

午後問題対策

 午前と違い特に傾向などを読むことができなかったので、令和6年春~平成25年秋までの過去問をひたすら時間を意識しながら解いていました。問題文の文章量もおおいため、時間との勝負だと思っていいました。なので、時間を意識しながら演習を繰り返していました。
 また、休日を利用して実際のテストと同じ時間に演習をする本番の模擬練習もしていました。時間が長いため、疲れたりお昼の食べ過ぎで眠くなることを見越して、お昼ご飯を食べてから同じ時間帯でテスト形式の演習をしていました。この時の問題は、令和6年春~平成25年秋のなかで何回か実施せず残しておいた問題を解きました。
最終的には初めて解く問題も6~7割程度解けるようになりました。

5.今回の試験を通してよかったこと

 実際勉強してきた中で、これはやってよかったことを午前/午後でそれぞれ共有できればと思います。

午前対策

1.過去問を中心に解いた

 午前問題は、過去問から出ることも分かっていたので他の問題集をやることなく過去問のみ実施していきました。初めは何もわからないのでかなりきついと思いますが、1ヶ月も行えば特に問題なくできるようになったので、演習は過去問だけでよかったと思います。

2.直前に過去問から流用されやすい場所を復習できた

 令和5年春~平成30年春までの問題を、重点的に勉強した部分はよかったともいます。実際に過去問(基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験)から33問出題されています。うち令和5年春~平成30年春までの応用情報技術者試験から出題された問題数は23問でした。本番でもこれはやったことあるぞと思える問題が、多くあったことを覚えています。なので、本番直前は過去問から流用されやすい場所を復習することがよいと思います。

午後対策

1.緑本を午後問題の演習として初めに利用したこと

 緑本が非常に良かったです。解説なども豊富で解き方も理解できました。過去問だけでは、解き方等は理解できていなかった思います。この本だけでは足りないとおもいますが、午後問題の演習を始めた段階でこの本を利用して演習ができたことは非常に良かったです。

2.選択問題を4分野に絞ったこと(データベースを途中で諦めたこと)

 8月の段階で、選択問題を4分野に絞れたことは自分でもとても良かったと思います。ですが決して全員に進められるとは思っていません。選択問題を4分野に絞ると、勉強を5分野(セキュリティ + 選択4分野)に集中できるというメリットもありますが、本番で難しい問題が出た場合に選択できないというデメリットもあります。
実際今回も運がよかったと思っています。今回の試験はデータベースが難しくネットワークは簡単だったと思います。実際私は今回、ネットワークの分野は満点近く取れていたと思います。
なので、選択分野を絞ることは自分が勉強できる時間等の理由をきちんと考慮して実施してください。

3.本番に近い状態で演習を複数回行った

 直前1ヶ月ので4~5回くらいテストと同じ時間帯で本番形式の演習をしたのはよかったと思います。本番でも昼ご飯を食べすぎることなどはなく、落ち着いてテストをうけることができました。

6.反省点

応用情報技術者試験を勉強していく中で、もっとこうすればよかったという部分を共有できればと思います。

参考書を1冊買うべきだった

 勉強開始前に合格体験記などを調べて教材を決めました。そのなかで、応用情報技術者試験の参考書はいらないという記事をみて、参考書を購入しませんでした。しかし、問題を解いていく中でわからないことが出てきたときに、ネットの情報を見て調べると、どこまで調べていいかわからないことが多々ありました。
 参考書があれば最低限ここまでの知識を抑えるということがわかるので、一冊購入しておくのがよいと思いました。問題集はいらないと思います(特に午前、午後は購入してもよい)。基本過去問だけでよいので過去問道場をやればよいと思います。参考書だけならば4000円くらいなので、購入をおすすめします。

基本情報を受けたすぐ後に受ければよかった

 基本情報を受けたのが約1年前になっていたので、かなり知識が抜けている部分がありました。可能であれば、基本情報を受けたすぐ後に勉強を開始できると、重複する部分もあるので勉強しやすいと思います。

午後の対策をもう少しすべきだった

 結果的には合格でしたが、午後は62点とあまり良い点数ではありませんでした。午後の勉強時間は、3ヶ月とみて勉強していましたが十分に勉強できませんでした。なので最後は焦って勉強していました。もう少し時間かけられれば余裕ができたかと思います。

7.まとめ

 拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。少しでも、今後受験する方の力になれればと思います。勉強しているときはつらいと思います。実際私もとてもつらかったです。しかし、努力は報われます。あきらめずに頑張ってください。
 これからも、引き続き勉強に投稿を頑張っていきます。お互いにがんばっていきましょう。

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