断片的なコード
僕らの愛する Java
は少しワガママです。ちょっとしたコードを試してみたいだけなのに Java
はそれを軽々しく許してはくれません。
Java
は処理を必ずどこかのクラスの中に含めなければならないのです。
文字列を substring
したくて、そのときの index
の指定がどうなるかちょーっとだけ試したいだけなのに、わざわざクラスを作るのはとてもめんどくさく、そして大げさすぎます。
Eclipse
そこに Eclipse
は颯爽と現れ、わがままな Java
に振り回される僕らにこう言いました。
「ぷっ。わたしならクラス作らなくてもできるけど?」
スクラップブックページ
言わずと知れたスクラップブックページです。こいつを使用すると断片的なコードをそのまま実行することができるのです。Eclipse
を伴侶とされている方々は、たまにその顔を見ることがあるのではないでしょうか。
AndroidStudio
さて Eclipse
を生涯の伴侶と心に誓ってはいたはずなのに、周囲で起きる様々な問題にどうすることもできず、泣く泣く Eclipse
から離れ AndroidStudio
の元へ足しげく通うようになったみなさん。
どうですか。昔のあいつの顔、見たくないですか。
Groovy Console
AndroidStudio
にも、同じものとはいかないまでも、同じようなことができる機能があります。
それが Groovy Console
です。ここは Groovy
のコードを実行するための場所なので、当然同じものというわけではないんですけど。
起動
起動方法は command
+ shift
+ a
で表示されるウィンドウの入力欄に groov...
と入力してみると現れます。Windows
だとなんて入力すればいいんでしょうか。きっと AndroidStudio
で覚えておくと便利なショートカット集的な記事にあると思いますので各自にお任せしますね。
実行
そして現れるエディタ(?)部分にちょちょいとコードの断片を書き、緑三角の run
ボタンを押すと実行することができます。
クラスパス
また、ディレクトリのようなアイコンをクリックするとクラスパスを通すダイアログが現れるので、断片コード内にとあるプロジェクトに存在するクラスを import
することも可能になります。おお。
おわりに
というわけで、大多数の人は当たり前に使っている機能なんだと思いますが、なんとつい最近まで僕は気づいておらず、もしかしたら他にもそんな人がいるのではないかと思い、非常に軽い気持ちで書いてみました。
しかし、いらすとやさんの画像はかわいいですね。
嗚呼、歯が痛い。