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Affinityの「マスクの反転」…ベクターか、ピクセルか。

Last updated at Posted at 2025-11-16

ベクターでマスクしても反転はできない

Xにマスクの反転が使えないという投稿が上がっていた。

投稿者のレイヤーの状況から再現すると、長方形を角丸長方形でマスクしているようだった。
af_mask1.png
af_mask2.png

マスクのアイコンがaf_mask4.pngであることに注意。
これはベクター図形であることを意味している。

この時、右クリックでマスク操作のメニューを出しても、マスクの反転は選べない。
af_mask3.png

一方、レイヤーパネル下方のマスクレイヤーアイコンから、新規マスクを作ることができる。
af_mask5.png

これはピクセル形式のマスクレイヤーで、アイコンはマスクレイヤーアイコンと同じ。
このマスクは、ペイントブラシツールなどでマスクの範囲・透明度を編集できる。
af_mask6.png

ピクセル形式なので、マスクの反転(領域内の白黒反転と意味合いは同じ)もできるというわけだ。
af_mask7.png
af_mask8.png

ベクターの図形の場合、そもそも領域がオブジェクトそのものであるため、領域の反転のしようがない。
もしアートボード全体に対してマスク領域=図形の領域を反転させたければ、いったんアートボード全体に四角形を描き、図形で型抜きをするのが早いと思われる(右クリック→ジオメトリ→型抜き)。
af_mask9.png
af_mask10.png
af_mask11.png
(なお、投稿された方はピクセルデータに変換して解決したとのこと。もちろんその解決策もあり。)

ベクターの図形をマスクに使う場合、アイコンがマスクレイヤーと異なったり、レイヤー名が「クリッピングマスク」と書かれたりしていることで違いを認識できると思う。

ベクターとピクセルの特性を踏まえた上で、マスクを上手に使いたい。

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