Difyマーケットプレイスに公式掲載されました!
以下のリンクから、すぐにあなたの環境にインポートして試すことができます。
GEO & Brand Intelligence Analyzer を使ってみる
試しに今すぐやってみてほしいことがある
ChatGPTを開いて、こう聞いてみてください。
「〇〇(自分のブランドや製品が属するカテゴリ)でおすすめのものを教えてください」
返ってきた回答に、あなたのブランドや製品は出てきましたか?
出てきたとして、それはポジティブな文脈でしたか?
競合の名前のほうが多く並んでいませんでしたか?
もし「思ったより出てこなかった」と感じたなら、それがあなたの今の立ち位置です。Googleの検索順位ではなく、AIの頭の中での順位。この差がじわじわと広がりつつある時代に、私たちはいます。
SEOの次に来るGEOという概念
GEO(Generative Engine Optimization) という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
Googleで上位表示されるための最適化がSEOなら、ChatGPTやGeminiなどのAIに「このカテゴリといえばこのブランド」と認識させるための最適化がGEOです。
AI検索の利用者が増えるにつれ、「Googleで1位」よりも「ChatGPTに推薦される」ことのほうが重要になるケースが出てきています。にもかかわらず、GEOに本気で取り組んでいる人はまだ少ない。
その理由のひとつは、こういう事情があるからだと思っています。
「そもそも今、自分のブランドがAIにどう思われているのか、調べる方法がない。」
ChatGPTを手動で開いて、いろんな角度から質問を試して、GeminiとChatGPTで回答を比べて、それをまとめて……。地道にやろうとすると時間がかかりすぎるし、毎回同じ質問をするわけにもいかない。
この「現状把握の壁」を壊すために作ったのが、今回のツールです。
作ったもの:GEO & Brand Intelligence Analyzer
Difyのワークフローテンプレートです。Difyマーケットプレイスにも公式掲載されています。
入力はシンプルに4項目。
| 入力項目 | 入力例 |
|---|---|
| BRIGHT_DATA_ZONE | serp_api1 |
| ブランド | Anker |
| 製品カテゴリ | イヤホン |
| 製品名 | Anker SoundCore リバティ 5 pro |
実行して数分待つだけで、ChatGPTとGemini、それぞれがあなたの製品をどう評価しているかの診断レポートが出力されます。
裏側のしくみ、正直に全部話す
フェーズ1:Web上の"生の評価"を収集する
Geminiがブランド・カテゴリ・製品名から最適なGoogle検索クエリを生成し、Bright Data の SERP API に投げます。
Bright DataのSERP APIはリアルタイムでGoogleの検索結果を取得してくれるので、「今この瞬間のWeb上での評価」を拾えます。公式ページの綺麗な情報ではなく、レビューサイトや比較記事といったリアルな言及です。
フェーズ2:製品名を「伏せた」匿名プロンプトを自動生成する
ここが、このツールの核心です。
収集したWeb情報をもとに、Geminiが次のような匿名プロンプトを自動生成します。
「以下の条件に合うイヤホンを探しています。
・アクティブノイズキャンセリング搭載
・連続再生XX時間以上
・価格帯〇〇円前後
・マルチポイント接続対応
このカテゴリでおすすめを教えてください。」
ブランド名も製品名も、一切書かれていません。
なぜ匿名にするのか。ブランド名を直接聞くと、AIは「そのブランドについての情報」を答えようとします。でも知りたいのは「同じカテゴリでAIが自然に何を推薦するか」。匿名のスペックで聞いてはじめて、AIの本音に近い回答が返ってくるんです。
フェーズ3:ChatGPTとGeminiの両方に同時投入する
今回のツールで一番おもしろい部分がここです。
Bright Data の LLM Scraper は、WebサイトだけでなくChatGPTやGeminiといったAIチャットボット自体にプロンプトを投入し、その回答を構造化データとして返してくれます。つまり、AIをスクレイピングすることができます。
生成した匿名プロンプトを、Bright DataがChatGPTとGemini両方に同時に投げて、それぞれの回答を収集します。
これを手動でやろうとすると、ChatGPTを開いてプロンプトを貼って回答をコピーして、今度はGeminiを開いて……という作業が毎回発生します。それが全部自動になります。
フェーズ4:ギャップ診断レポートの生成
両AIの回答を受け取ったGeminiが、以下の構成でMarkdownレポートを出力します。
- ChatGPT vs Gemini:モデルによって認知にどんな差があるか
- 現在のAI認知状況:今、AI検索の場でどう位置づけられているか
- 理想と現実のギャップ:本来の強みが伝わっていない部分の特定
- 競合比較:AIが競合を推薦する具体的な理由の分析
- GEO改善アクション:キーワード戦略・コンテンツ施策の具体的な提案
- 結論
APIコストは高くないの?という疑問に答える
ChatGPTとGeminiに同時アクセスして、Web検索もして……それだけ動かしたらAPIの課金が怖い、と思いますよね。
DifyにはOpenAIのAPIキーを一切設定しません。
このワークフローで使うAPIキーは2種類だけです。
- Google Gemini API(無料枠あり)→ クエリ生成・分析・レポート生成
- Bright Data API(登録無料・初回クレジット付き)→ Web検索・ChatGPT/Geminiへのアクセス・データ構造化、すべてここで完結
ChatGPTへのアクセスもGeminiへのアクセスも、Web検索も、データ構造化も、すべてBright Dataのプラットフォーム内で処理されます。
OpenAIのAPIを直接叩くよりコストが抑えられる理由は、Bright DataのLLM Scraperがスクレイピングとデータ構造化を1リクエストにまとめて処理してくれるから。Dify側から見ればHTTPを1本投げるだけなので、トークン課金が最小限に抑えられる設計になっています。
セットアップ手順
コードは一切不要です。
1. Dify環境を用意する
Dify Cloudの無料プランでOKです。Google AI StudioでGemini APIキーを取得して設定します。
2. Bright Dataに登録する
こちらから登録できます。登録は無料で、初回お試しクレジットがもらえるので、まず無料で動作確認できます。登録後、コンソールでSERP API用のZoneを作成してAPIキーを発行します。
3. DifyにAPIキーを登録する
Difyの環境変数 BRIGHT_DATA_API_KEY にBright DataのAPIキーを設定します。
4. テンプレートをインポートして実行する
マーケットプレイスからインポートし、ブランド・製品情報を入力して実行するだけです。
テンプレートは公開済みです
以下のリンクから、すぐにあなたの環境にインポートして試すことができます。
GEO & Brand Intelligence Analyzer を使ってみる
こんな人に使ってほしい
- 自分のプロダクトやブランドがAIにどう見られているか気になっている人
- GEO対策を始めたいけど、まず現状を把握したい人
- ChatGPTとGeminiで評価が違うのか興味がある人
- Bright DataとDifyの面白い使い方を探しているエンジニア
おわりに
SEOに取り組む人は、まず「今の検索順位」を確認することから始めます。GEOも同じで、まず「今AIにどう思われているか」を知ることが出発点のはずです。
でも今まで、それを手軽に調べる方法がなかった。
レポートを見たとき、思っていたより競合の名前が多く登場して、少し落ち込むかもしれない。でも、それが現実を知るということで、そこから初めてGEO戦略が立てられます。知らないまま放置するより、ずっといい。
テンプレートはすでに公開済みなので、そのまま試してみてください。Bright Dataのアカウントだけ先に作っておくとスムーズですよ。
Bright Dataの登録(無料・お試しクレジット付き) → https://get.brightdata.com/mnjx7e