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free(Linuxコマンド)の出力の見方

Last updated at Posted at 2019-03-26

/usr/bin/free

$ free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:        713444     649936      63508      12320      36096     331528
-/+ buffers/cache:     282312     431132
Swap:       735228        120     735108

Memの行

ページキャッシュとバッファキャッシュを考慮しないメモリサイズ

total:OSが認識している物理的なメモリサイズ。

RAIDカードやNICなどを装着しているときは、それらのためにメモリが使われるので実際の搭載メモリサイズよりも少なくなります。

used:使用しているメモリサイズ。

これにはバッファキャッシュやページキャッシュなどOSがディスクキャッシュのために使用しているメモリも含まれます。

free:空きメモリサイズ。

この値にはバッファキャッシュとページキャッシュが含まれていません。
一般にLinuxは使い続けるほど、メモリをキャッシュに割り当てます。そのため使い続
けるほどfreeの値はゼロに近づきます。この値が少ないからといって空きメモリがない
わけではないことに注意してください。

shared:共有メモリに割り当てられたメモリ。

buffers:バッファキャッシュに割り当てたメモリ。

バッファキャッシュはブロックデバイス用のキャッシュです。

cached:ページキャッシュに割り当てたメモリ。

ページキャッシュはファイルに対するキャッシュです。

-/+buffers/cacheの行

ページキャッシュとバッファキャッシュを考慮したメモリサイズ

used:1行目のusedからページキャッシュとバッファキャッシュを引いた値。

OSとアプリケーションが純粋に使用しているメモリサイズを表します。

free:1行目のfreeにページキャッシュとバッファキャッシュを足した値。

キャッシュに割り当てられているメモリを自由に割り当て可能なメモリと考えれば、この値が空きメモリサイズになります。

Swapの行

スワップに割り当てたサイズ。

total:スワップに割り当てたディスクサイズ。

used:割り当てた中で使用中のサイズ。

free:割り当てた中で使用していないサイズ。

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