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AWS SAP対策#2 オンプレミスからのクラウド移行計画

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AWS SAP試験対策#2

問題(ざっくり)

ある会社では、複数のデータセンターとオフィスで数百のアプリケーションを実行しています。アプリケーションには、LinuxOS・物理サーバー・MySQLデータベースなどが含まれています。既存のドキュメントは不完全で古くなっています。ソリューションアーキテクトは現在の環境を理解し、移行後のクラウドリソースコストを見積もることでクラウド移行を計画しなければいけません。どのツール・サービスを使いますか?(以下から3つ選択)

 ①CloudWatch Logs
 ②AWS Migration Hub
 ③AWS Config
 ④AWS Cloud Adoptation Readinss Tool (CART)
 ⑤AWS Server Migration Service
 ⑥AWS Database Migration Service
 ⑦AWS Application Discovery Service

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回答

②AWS Migration Hub
④AWS Cloud Adoptation Readinss Tool (CART)
⑦AWS Application Discovery Service

要点解説

②AWS Migration Hub

他のAWS移行サービスである、Application Discovery Service・Server/Database Migration Serviceに関する移行サマリダッシュボードを統合したサービスです。
→早い話が、クラウド移行を可視化してくれるようなサービスです。ここでは、後述するApplication Discovery Serviceで取得したデータを見るのに用います。

AWS Migration Hub を使用すると、1 か所で既存のサーバーを検出し、移行を計画して、各アプリケーションの移行ステータスを追跡できます。AWS Migration Hub は、アプリケーションポートフォリオを可視化し、計画と追跡を簡素化します。使用している移行ツールに関係なく、移行する各アプリケーションを構成するサーバーとデータベースのステータスを確認できます。

④AWS Cloud Adoptation Readinss Tool (CART)

クラウド導入・クラウド移行計画策定に役立つ、アンケート形式のサービスです。16個の質問に答えることで、ビジネス・人材・プロセス・プラットフォーム・運用・セキュリティの 6 つの観点からクラウド移行の準備状況を詳細に説明してくれるレポートが手に入る。

⑦AWS Application Discovery Service

クラウドへの移行に向けた既存ITシステムのデータ収集サービスです。この問題では、「既存のドキュメントは不完全で古くなっています」とあり、現状のアプリケーション環境がどうなっているかもわからなくなっているので、その詳細を把握するためにも必要です。また、当サービスで得たデータを前述のMigration Hubで可視化できます。
→エージェントベース検出も、エージェントレス検出もどちらも可能です。エージェントはWindows/Linux両対応。エージェントレスの場合はVMware vSphereが必要になります。

AWS Application Discovery Serviceオンプレミスサーバーとデータベースに関する使用状況と設定のデータを収集することで、AWSクラウドへの移行を計画できます。Application Discovery Service はAWS Migration HubAWS Database Migration Serviceと統合されています。Migration Hub は、移行ステータス情報を単一のコンソールに集約するため、移行の追跡が簡素化されます。

引っかけ?

⑤AWS Server Migration Service
⑥AWS Database Migration Service
この2つは(若干)引っかけの選択肢です。
//自分は最初まんまと引っかかりました…

問題文をよく読むと、 「クラウド移行を計画しなければいけません」 とあります。 「計画」 です。実際に移行する段階ではないのです。なのでバツです。自動車免許の問題かな?

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