はじめに
こんにちは。パン屋です。
前回は仮想化、仮想スイッチについての知識整理を投稿しましたが、
今回は実際に手を動かす中で躓いたしょうもなミスを記録として残します。
勘のいいガキのみなさんは薄っすら気付いているかもしれませんが、
そうです。私パン屋ただいまAD研修中です。
自分語りはさておき、さっそく本題に入りましょう。
前提
- Hyper-vで仮想マシン、仮想(外部)スイッチ作成済み
- ADをVMにインストールし、コンピュータをドメインコントローラーに昇格させようとしたところ昇格条件チェックでエラー発生
原因調査
このエラー画面を見る限りでは、どうやらTCP/IPネットワークプロトコルの設定が必要らしい。何言ってるかわかりませんでしたが、調べてみた感じ通信の共通言語のことらしく、コンピュータをドメインコントローラに昇格するには接続している仮想スイッチを静的IPにする必要があるとのこと。
このあたり、専門用語が多くて難しかったので私なりに考えてみました。
ドメインコントローラはいわゆる受付嬢のような立ち位置らしいのでそれを前提に。
受付嬢がいつも同じ場所にいる(静的IP)場合は、毎度そこに立ち寄って認証申請をしたり、あの人どこにいる?なんて聞くのも簡単です。でも受付嬢が毎回違う場所にいる場合(動的IP)は?認証もしてもらえず誰かを探すこともできず、クライアントPCは孤立してしまいます。こうなってしまうと仕事どころではありませんね。誰もログインできないなんて事態にもなりかねません。
ちなみにMH:Wをプレイしたことがある人はイメージしやすいんじゃないでしょうか? 受付嬢がいつもふらふら歩いているせいでクエストが受けられず、「クエストカウンターが歩き回るんじゃねえよ!!!!テント横で正座しとけや!!!!!」 と何度イラついたかわかりませんね。あれです。あれが動的IPです。
さて、完全に理解できたかは不安ですが、イメージはついたのでとりあえず仮想スイッチのプロパティをいじっていきます。
仮想スイッチのプロパティ変更
はい、ここですね。どうやらこの"インターネットプロトコルバージョン4"のプロパティをいじるといいらしい。
来ました来ました、デフォルトでは動的IPになってるからここで静的IPに変えろよってことですね。ケーブルが接続されていませんとか言って×になってますけどこれはいいのかな?まあいいでしょう、とりあえず設定します。
はい、できました。この設定値ですがインターネッツを参考にしたので深い意味は分かっていません。が、ある程度の範囲の中なら自由に決めていいらしいのでそのあたりはあまり気にしなくてもいいのかな。というわけで静的IPにできたし昇格チェックに再挑戦しましょう。
結果
ダメでした。なーんも変わっとらん。何度確認しても静的IPには変更できているっぽいので困りました。ここ以外にも原因があるのかな?ということでいくつかのサイトを参考にいろいろいじってみました。
参考にしたサイト↓
https://qiita.com/mokonacl/items/393a0c70cba2514b073c
https://qiita.com/Am_nine/items/2d72eb60b02c86f3f3a8
はい、いろいろつってもほぼPowerShell叩いてばかりでしたね。
ちなみに初学者の方はPowerShellを無闇に叩くのは推奨されません。
私はというと失敗しないと学ばない派ですし、若いしなんかあっても許されるか♪の気持ちで叩きまくってますが、なるべく有識者の方と作業するのがいいかも。
というわけでなにやっても解決しなかったのでいったん立ち止まり状況を整理してみる。そうすると(あれ?原因これじゃね?)が見えてきました。そうです。仮想スイッチの接続不良です。プロパティいじってる時に見た×ですね。どう考えてもあのままでいいわけありません。だって接続できてないもん。
仮想スイッチの接続を見直し
さて、まずひっかかるのは画面上の文言ですね。ケーブルがどうとか言ってますが、仮想スイッチなのでケーブルを挿すなんてことは不可能です。このあたりにヒントがありそうですね。ちょっくら仮想スイッチの設定を見に行ってみましょう。
はい、まずはここを見直していきましょう。インターネットにも繋げる想定なので選択は外部であってますね。はて、見るべきところも少なそうやが...?まあいろいろいじくってみましょう。
結論
エラーの原因は仮想スイッチの接続先にありました。なんという凡ミス。恥ずかしい。
VMのネット接続方式に有線を選択していたためにケーブル挿せやって怒られてたわけですね(私のホストPCは無線接続)。というわけでWifiに変更して昇格チェックに行ってみましょう。
やったね
うまくいきました。スクショを撮り忘れており他PCのスクショを使ったのでサーバー名が違いますが見なかったことにしてください。というわけでめでたしめでたし、まとめに入りましょう。
まとめ
まだIT業界1年と数か月の私ですが、こういった凡ミスを犯した回数はもう数えられないなあくらいに多いです。前職の上司にも「新人ベテラン問わず、うまくいかないことの9割はしょうもなミス。難しく考えすぎるなよ」と言い聞かされておりました。
(私が凡ミス量産機のポンコツ説も可能性としてありますが傷つくので追求はしないでおきます。)
特に初学者の方はわからないことのほうが多く、躓いた際に自分には手のつけようのない難解なエラーなのでは...と思うこともあると思います。しかし、立ち止まって深呼吸してみると案外、簡単なところに解決の糸口は落ちている...かもしれません。
ではまた。