はじめに(この記事の背景)
思考支援ツールObsidian
は、とてもとても素晴らしい。どれくらい素晴らしいか、わたしの乏しい説明力ではぜんぜん伝わる気がしないですけれども。
具体的には、たとえば作業ログを取っておくときにとても便利なんだよなあ。ということを、すこし書いておこうと思った。
たとえばの例(e-Tax)
なかなかQiitaに載せられるタスクがないのだけど、最近で言えば、e-Taxを使おうしたら、これが笑っちゃうぐらいややこしかった(ほんとうにゲタゲタ笑いながらやってましたよ)。
いやなことはすぐ忘れるけど、マニュアルばかりでログインページが見つからないサイトを歩き回り、利用者識別番号を取って→電子証明書を取って→どのソフトを使えばさっぱりわからない説明を熟読しながら、えいやっとカンと気合でソフトを選んで……。いろいろ迷いながら選ぶと、何を選んだか忘れますよね。
e-Taxに限らず、不慣れなタスクを進める際には、
- どのウェブページで情報を得たのか
- どの手順でタスクを進めたのか
- どういう問い合わせを行って、どういう回答が来たのか
- どういうアウトプットが出たのか(入力完了画面のスクリーンショットとか、作成したファイルとか)
などを記録しながら進めておくと、
- その作業をしているあいだも安心
- 後日(数週間後)見たときにとても助かる
などと、精神の安定に非常に良いことがわかっている。
怖い魔女の手から逃れるべく、
暗い深い森を抜けるときこそ、ヘンゼルとグレーテル方式で、パンくずを落としながら歩くに限る。
やってきた道を、いつでもたどって戻れるという安心感が、脳の畏縮を防いで、パフォーマンスをちょっとはマシにしてくれるのだ。
ヘンゼルとグレーテルのパンくずよりは、もう少しまともで強力なツールが、Obsidianである。
その際に、Obsidianを使っていてとても助かるのは
- ウェブリンクを書いておける
- ローカルファイルへのリンクを書いておける
- ローカルフォルダへのリンクも書いておける
- タスク記録同士もリンクできる
こと。
自慢じゃないけれども、だいたいが、先月やったタスクを、今月は覚えていない。エッヘン。
先月やったタスクの、具体的なインプット・プロセス・アウトプットが記録されていることで、どれほど助かったことか。
たとえばこんなかんじ
で、Obsidianのメモに、何でもかんでも適当に書いて、要所要所にリンクを張っておく。
ナレッジデータベースをつくろうとか、そういう肩にチカラを入れることをしなくても、「やったことを残しておく」だけで、かなり強力な知見が溜まっていくのが、Obsidianの素晴らしいところだと思います。
ちなみにリンクの作成は
ウェブリンクは
- コピペで自動的にリンクを作ってくれる
- Alfredのスニペット
ローカルリンクは
- Automator( 作業ログ|Obsidianで便利なローカルファイルへのリンクを、Automatorに作成してもらうと楽ちんだなあをご参照)
でやっている。
環境
ここで書いていることは、下記のバージョンで実施しました。
- Obsidian v0.12.5
- macOS BigSur 11.4
リソース
01. Obsidian - A second brain, for you, forever.
02. 作業ログ|Obsidianで便利なローカルファイルへのリンクを、Automatorに作成してもらうと楽ちんだなあ
03. Obsidian|使いかたの記録(目次)