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Obsidianの保管庫をGitHub経由で別マシンと同期

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はじめに

サブマシンにlinuxをがんがんインストールしています。Obsidianがないと不便で不便で。「とりあえず何でもObsidianにメモ」しておけるとなにかと安心です。

GitHub経由でVaultを同期し、さっくり使えるようにしました。

動作と設定の概要

今回の想定は

  • マシンAはmacOSが動いている
  • マシンBはLinux Mintが動いている

です。が、macOS-macOSでも、macOS-その他のlinuxディストロでも、やることは同じです。

Untitled-2022-12-02-0802.png

マシンAへのgit、Obsidian、gitプラグインはインストールされているとします。

  1. マシンBにgitをインストールしてVaultを使えるようにします
  2. マシンBにObsidianをインストールして設定します
  3. マシンBにプラグインをインストールして設定します

設定の詳細

マシンAの調整

マシンAのObsidianの設定フォルダを複製します。たとえば、.obsidianを複製し.obsidian-linuxと名称変更します。

マシンAのObsidianで、Obsidian Git: Create backupして、Obsidianを終了します。

Screenshot_2022-12-02_08-40-27.png

マシンBへのインストールと設定

1.マシンBにgitをインストールしてVaultを使えるようにします

まだの場合、gitをインストールします。

$ sudo apt install git

gitに自分の情報を登録します。

$ git config --global user.email "you@example.com"
$ git config --global user.name "Your Name"

つぎに鍵ペアを作成します。

$ mkdir ~/.ssh
$ cd ~/.ssh/
$ ssh-keygen -t ed25519 -f ./id_ed25519 -C "your@mail.com"
$ ssh-add id_ed25519

パスフレーズは登録しません(文字列を入れずにEnterキーを押下)。
Obsidian Gitでパスフレーズを登録しておくことができないためです。

つぎに、公開鍵をGitHubに登録します。

$ cat id_ed25519.pub

で表示されたテキストを、GitHubに登録します。Settings > Access > SSH and GPG keys から、New SSH Keyボタンを押します。

Screenshot_2022-12-02_09-06-25.png

Titleは適当に。あとで自分がわかれば良いです。
Keyはさきほどcatしたテキストを貼ります。

これで下準備は整いました。いよいよVaultをマシンBに持ってきます。

Vaultのコードは、リポジトリのCode > Clone > SSHより。

$ git clone git@github.com:your_name/your_repository.git

クローンができたら、適当なファイルを修正し、コミットできることを確かめます。

$ git add .
$ git commit -m "some comments"
$ git status
$ git pull
$ git push

警告が出るときは下記コマンドを打っておきます。

$ git config pull.rebase false

コマンドラインでpush/pullができるようになれば、あとはObsidianのインストールと設定です。

2.マシンBにObsidianをインストールして設定します

Obsidianをインストールします。

詳細は省略します。
Linux Mintの場合は、Software Managerからインストールできました。

初回起動時は、制限モードで起動します。起動後すぐに、設定 > Obsidianについて > 設定フォルダの優先を切り替えるで、コピーしておいたフォルダ.obsidian-linxを入力します。

Obsidianを再起動します。

マシンBにプラグインをインストールして設定します

Obsidianの設定フォルダをうまくコピーできていれば、プラグインのインストールは不要です。

もしプラグインがなくなっていれば、コミュニティプラグインからObsidian Gitをインストールします。

主な設定は下記のとおりです。

Screenshot_2022-12-02_09-48-53.png

Screenshot_2022-12-02_09-49-42.png

おわりに

やっぱりObsidianがあると安心です。同期されていて、あちこちのマシンでVaultに書けるようになったので、とてもとても安心になりました。

環境

ここで書いていることは、下記のバージョンで実施しました。

  • マシンA
    • Obsidian v1.0.3
    • macOS Monterey 12.6.1
    • MacBook Pro (14-inch, 2021)
  • マシンB
    • Obsidian v1.0.3
    • Linuxmint 21 vanessa Xfce
    • iMac 5,1 (17-inch, Late 2006)
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