動画を非常に高速に早送りする必要がある場合、Pythonとmoviepy
ライブラリを使用してこれを簡単に行う方法を紹介します。以下のスクリプトは、動画を400倍速で早送りし、フレームレートをカスタマイズして出力します。
from moviepy.editor import VideoFileClip
from moviepy.video.fx.speedx import speedx
def speed_up_video_with_custom_framerate(input_file_path, output_file_path, speed_factor=400, new_fps=5):
clip = VideoFileClip(input_file_path).without_audio()
new_clip = speedx(clip, factor=speed_factor)
new_clip.write_videofile(output_file_path, codec='libx264', audio=False, fps=new_fps)
# 例としてのパス(適宜変更してください)
input_file_path = "/path/to/your/video/file.mkv"
output_file_path = "/path/to/your/output/video.mkv"
# 関数の実行
speed_up_video_with_custom_framerate(input_file_path, output_file_path)
必要なインストール
このスクリプトを実行する前に、Python環境にmoviepy
ライブラリをインストールする必要があります。以下のコマンドを実行してください。
pip install moviepy
関数の解説
speed_up_video_with_custom_framerate
この関数は、4つの引数を取ります。
-
input_file_path
: 加速したい動画ファイルのパス -
output_file_path
: 加速後の動画を保存するパス -
speed_factor
: 早送りの速度倍率(デフォルトは400) -
new_fps
: 出力される動画のフレームレート(デフォルトは5)
処理の流れ
-
VideoFileClip
を用いて動画ファイルを読み込みます。without_audio
メソッドでオーディオトラックを無効にします。 -
speedx
関数で指定された倍率で動画の速度を加速します。 -
write_videofile
メソッドで加速された動画を指定のコーデック、フレームレートでファイルに出力します。
まとめ
このスクリプトは、研究やプレゼンテーションで長時間の動画を短時間で示す際に非常に役立ちます。調整可能なフレームレートと速度倍率により、さまざまなニーズに対応可能です。