はじめに
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こちらの記事はMarketing Cloudで開発をしている方向けです。
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SaaS上の開発あるあるなのか分かりませんが、時々「なんやねん...」と思うような癖のある挙動やエラーに出会うことがあります。
Salesforceは公式のドキュメントや学習教材も豊富なサービスですが、うまく見つけられなかったり、些細な内容だと忘れちゃうこともあるので（本当に申し訳ない）、個人的に留意点を思い出せる場があればいいな、と思い記事にすることにしました。
負担にならないくらい浅めに始めて、何かあれば更新、という形にできればいいな...
一旦、アプリケーション別に書いてみます（以下）
Email Studio
- ■ データエクステンション
- 保存時エラー1：DE名、カラム名に使用不可文字が含まれているかも。半角括弧()があったり、数字で始めていませんか？
- 保存時エラー2：購読者キーの紐づけ設定が読み込まれていないかも。カラム名と紐付け先のドロップダウンをもう一度設定してみてください
- Date型の表示：「YYYY年MM月DD日 hh:mm」で表示（アカウントの言語設定にもよるかも）。ss秒まで確認したい場合は、Contact Builderから確認できます
- ■ フィルター
- フィルター済みDE：Email Studioのフィルター画面から作ることもできるし、Automation Studioのフィルターアクティビティの実行時に作成させることもできる。AMに組み込みたい場合はEmail Studioでフィルター定義だけ作っておいて、あとはアクティビティの方で設定しておく。ソースDEとフィルター済みDEの構造は同じですが、リレーションなどは別で設定できたりします。
データエクステンション参考：
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_es_create_data_extension.htm&type=5
フィルター定義参考：
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_es_data_filter_definition.htm&type=5
フィルターアクティビティ参考：
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_es_data_filter_activity.htm&type=5
Automation Studio
- ■ Query Activity
- DEを0件にする処理：クエリ内でFROM句を使用せずに「SELECT...→WHERE --常にFalseになる条件式--」と書いて、データアクション：上書き、ターゲットDE：0件にしたいDEを指定することで実現可能
- システム日付 getdate()：CSTで取得される
- システム日付 add(hour, 15, getdate())：JSTで取得される
- ■ その他
- 実行を押したが開始しないとき：始まるまで待つ他ない。動きが見えなくても保存ボタンを押してエラーになれば実行リクエストは通ってる。00分や30分とその前後は遅いときが多い印象。あとはSalesforceの気分だと思ってる
タイムゾーン参考：
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.admin_supported_timezone.htm&type=5
Journey Builder
- ■ アクティビティ
- 連絡先の更新：連絡先キーで紐づけて利用する。Date型はCSTで格納される。
- メール送信：アクティビティ配置後にコンテンツが更新された場合、最新の件名やプリヘッダーが反映されていない場合がありました。コンテンツに変更がある場合は、配置済みのアクティビティも確認できると安心
- ■ 終了条件
- いつチェックされるか：待機アクティビティを抜けたタイミング
- ■ 検証
- [エラー：イベント式で使用されているイベントキーがジャーニーのエントリイベントのキーに一致しません。]: 分岐アクティビティを含むジャーニーを複製したときによく起こっている印象（裏は取れてないです）、その場合は分岐のアクティビティを削除し再実装すると解決する。そうではない場合、ジャーニーの設定がリセットされていないか確認（再エントリ設定やアドレス属性）
- [警告：Remove this Wait Activity in the middle of your journey that is less than 15 minutes.]：15分以下の待機アクティビティを含むと表示される（昔はなかったような...）。業務上、終了条件チェック用に短い待機を挟むのでよく見かけます
- ■ フォルダ・階層の指定
- 保存先のフォルダを選びたい：JBは保存前にフォルダを選ぶことのできない不思議な仕様。保存時に緑色の「〇〇（JB名）を保存しました」（みたいな文章）が出てくるので、そのポップアップが表示されているうちに文章内のリンクを押下すると、階層を指定しての保存が可能になります。
- フォルダ名を修正したい：これもとても不思議なのですが、階層が増えていくとブラウザ上で表示しきれず、下の方にいる階層を確認することができなくなるんですよね...ブラウザを縮小しても収まらず（文字も小さすぎて見えず）なので、一度ジャーニーを保存し、上記の方法で階層を選ぶ画面を表示させます。そうすると一覧で見られなかった階層もスクロールで見れるようになるため、その画面内でフォルダ名の修正が可能です
終了条件の評価タイミング参考：
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_jb_wait_activity.htm&type=5
今日はここまで
2つくらいの記録にしようと思ってましたが、書き出すとそれなりにありました...
マークダウンも見様見真似で使ってみましたが、読みやすく書くのって難しいですね。
内容に間違い等ありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。
今後も時々更新できたらと思います。２０２３．０１．２７