はじめに
(ほぼ)未経験でエンジニアに転職して4ヶ月が経ちました。
昨今のトレンドはもっぱらAIですよね。駆け出しエンジニアでもAIを使う機会は多いんじゃないかなと思います。
そんな中で転職したてのころはAIを使うことに対してこんな風に感じていました。
「〜の処理を書いてって頼んだらそれっぽいコードを全部書いてくるから身にならない」
「どう対処していいかわからないエラーも、聞いたらすぐ答えてくれるから考える力がなくなっていく」
要するにAIに対してネガティブな印象を持っていて、初学者は使わない方が無難だと思っていました。
...が、使わないなんてもったいないです!
試行錯誤しながら色々な場面でAIを使っていくうちに、むしろどんどん使いまくった方が学習効率を上げることができると実感しました。
前置きが長くなりましたが、本記事ではAIを活用した効率的な学習法について今から実践できるものを3つ紹介します。
対象読者
- プログラミング初学者
- 主流なAIエージェントに関してある程度の知識がある
- 効率的な勉強法を探している
1. ドキュメント読めない😭問題を克服
「とにかくまず公式ドキュメントを読め」
はい、100万回聞いた言葉だと思います。
でもドキュメントって大体英語なのでそんなに英語が得意じゃないとハードルが高いですよね。
自動翻訳はできるけどどうしても不自然な文章になって頭に入りずらいし...でもドキュメントに書いてあることが正義だし...
そんな時こそAIです。いったん全部投げてしまいましょう!
具体的にはNotebookLMに知りたい情報があるページをソースに入れて、要約をお願いするだけです。
NotebookLMなら与えたソースだけを参照するので、でたらめなことを言われる心配はありません。
要約を読んで大体理解できたら、ドキュメントに戻って自分で読んでみることで最初よりも頭に入りやすいしちゃんとドキュメントを読んだという実感も得られるかと思います。
2. ヒントあり学習のすゝめ
わからないことをAIに聞きたい、でも聞いたらそれっぽいコードを全部出してくるから勉強にならない。
AIを使う上での私の1番の悩みでした。
そんな時に思いついたのが「ヒントあり学習」
機械学習でも「教師あり学習」と「教師なし学習」がありますよね。
人間に置き換えても「ヒントなし学習」より「ヒントあり学習」の方が当然学習効率は上がります。
実際に私がAIに投げているプロンプトは以下です。
- あなたはプロのメンターです。
- まずは【実装コードや完全解答は出さずに】ヒントのみで導いてください。
- 類似実装があれば該当ファイル/行番号を提示してください。
■目的
- {何を実現したいか}
■今つまずいてる点
- {具体的な症状 or 期待と実際の差分}
cursorなどのプロジェクト全体を参照してくれるエージェントであれば、類似実装の提示はそれだけでも有用な助けになると思います。
見たことがないエラーに遭遇した場合もこの方法を使えば、見るべき部分がわかりやすくなり、自力ながらも解決までの時間が短くなることでしょう。
3. わかったことはひたすら壁打ち
勉強で大事なのはインプットよりもアウトプットだ
学習法について調べたら大抵どこにもこういったことが書かれていますよね。
でも発信するって特に初学者にとっては結構ハードルが高くないですか?
私自身、新人研修の際に毎日その日わかったことなどを日報に書いてslackに投稿していましたが、間違ったことを書いていないか何回も確認したりして必要以上に時間がかかっていました。
発信することへのハードルは、自分の考えが間違っていたらどうしようという不安から来ていることが多いと思います。
もちろん、間違っていたとしても発信することで有識者から指摘を受けて、間違いを正すことができることに意義があるとは思います。
ただ、いきなり人間に対して発信することが怖いのも事実です。
そんな時こそAIです!(2回目)
学習してわかったことを自分なりにまとめて、AIに壁打ちすればいいんです。
例えばこんな感じ...
アウトプットは質より量なので、細切れでも正確ではなくてもどんどんわかったことを投げるのが大事!
間違いがあれば指摘してもらえますし、追加で参考情報などを提示してくれることもあります。
ただAIにわからないことを聞くだけじゃなくて、自分なりにまとめて壁打ちするまでをセットにすればより頭に残りやすいと思います。
壁打ち(自己テスト)で記憶の定着を高めましょう!
まとめ
AIエージェントは学習を進める上でも強力なパートナーです。
このAI時代にエンジニアになれたことは、むしろラッキーだと思っています。
私もまだまだ勉強中ですが、ひとまず今のやり方を続けていきたいです。

