概要
勉強として、自前PCにAmazonLinux2023を入れてみたいと思います。
下記公式ページを見ながら導入してきます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/linux/al2023/ug/outside-ec2.html
はまったところ
- ISOファイルでダウンロードできると思っていたので、qcow2でどうしたらいいのか
わからなかった(変換するのに別のlinuxがいると思いVM作成までしましたが、実際は違いました..) - VMwareで行っている人はいたが、proxmoxで行っている人がいなかったので情報が少なく難儀した
手順
1.proxmoのコンソールにログインし、シェルを開く
下記のようになっているかと思います。
2.イメージをダウンロードするディレクトリを作成するし移動する
mkdir amazon
cd amazon
3.Amazon Linux2023のイメージをダウンロードする
https://cdn.amazonlinux.com/al2023/os-images/2023.6.20250123.4/
1.7Gのものをダウンロードしました。
上記サイトでURLを確認し下記コマンドを実行
※注意 URLは変わる可能性があるので注意してください。
wget https://cdn.amazonlinux.com/al2023/os-images/2023.6.20250107.0/kvm/al2023-kvm-2023.6.20250107.0-kernel-6.1-x86_64.xfs.gpt.qcow2
4.seed.isoイメージを作成する
下記リンクを参考にしました。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/linux/al2023/ug/seed-iso.html
このコマンドを順番に入力していく。
mkdir seedconfig
cd seedconfig
vim meta-data
vim user-data
meta-dataには下記内容を入れました。
local-hostname: vm-hostname
user-dataには下記内容を入れました。
#cloud-config
#vim:syntax=yaml
users:
# A user by the name 'ec2-user' is created in the image by default.
- default
- name: ec2-user
chpasswd:
list: |
ec2-user:[パスワード]
作成した設定ファイルを利用し、seed.isoのディスクイメージを作成します。
seedconfigディレクトリで下記コマンドを実行してください。
成功すると、seed.isoが作成されます。
mkisofs -output seed.iso -volid cidata -joliet -rock user-data meta-data
5.作成したファイルを適切な場所に移動する
このコマンドを実行してください。
mv /amazon/seedconfig/seed.iso /var/lib/vz/template/iso/
上記コマンドですが、下記がproxmoxでのイメージファイルを保存する場所です。
/var/lib/vz/template/iso/
この場所に対し、/amazon/seedconfig/にあるseed.isoを移動するという内容です。
6.ISOイメージから起動していく
seed.isoを選択し、VMを作成をクリックする。
ubuntuがスクリーンショットには映ってますが、気にしないでください。
OSでのISOイメージは先ほど作成したseed.isoを選択してください。
qmコマンドを利用してディスクをVMにインポートします。
qm inportdisk 101 /root/amazon/al2023-kvm-2023.6.20250107.0-kernel-6.1-x86_64.xfs.gpt.qcow2 local-lvm -format qcow2
qm inportdisk 101
こちらの101についてですが、作成されたVMの番号にしてください。
成功すると一番下に未使用のディスク０が追加されます。
ディスク０→編集の順番でクリックし、ディスクを追加します。
元からあるディスクはデタッチします。
オプションからブートの順番を変更します
コンソールから起動してあげると、成功すると思います。
起動すると下記表示がでてくると思います。
Amazonlinux2023-onprem login はec2-user
password:user-dataに記載したパスワード
となります。
最後に
ローカルでAmazon Linux2023が動かせるようになりました。
これで好き勝手に触れるおもちゃができたので、練習していこうと思います。
この記事が初心者の手助けになると幸いです。