概要
- CCNAの勉強中に出てきた集中管理型無線LANのリンクについてのメモ
 
集中管理型無線LANとは
- 集中管理型アクセスポイント(AP)
- 電波を出して接続を提供するだけの装置
 
 - WLC(ワイヤレスLANコントローラー)
- APに代わってアドレスの割り当てなど色々な処理をやる装置
 
 - スイッチ
- APとWLCをつないでいる。本当はルーターともつながっているが今回は省略
 
 
・これらの組み合わせで作る無線LANのこと
無線LANのリンクとは
- APとスイッチ、あるいはスイッチとWLCの間のLANケーブルの設定
 - アクセスリンク(仮想LAN一つだけ)とトランクリンク(複数の仮想LANで共用可能)がある
 - APとスイッチの間はアクセスリンク
 - スイッチとWLCの間はトランクリンク
 
疑問点
- APとスイッチの間に流れるデータは、複数の端末の、つまりは複数の仮想LANからのデータを含みうるのだからトランクリンクにするべきでは?
 
結論
- APとスイッチの間を通るとき、データはAPと同じ仮想LANのデータに変換されているのでアクセスリンクでよい
 - AP→スイッチ→WLCの流れでデータが流れる際、そのまま流れるのではなく、CAPWAPというプロトコルによってカプセル化(変換)されて流れる
 - その後、WLCでカプセル化を解除されてスイッチに流れる
- このとき初めてデータにはどの仮想LANに所属しているか、という情報が付与される。結果として、WLCから出ていくデータにはそれぞれの仮想LANに所属する
 - そのため、WLCとスイッチをつなぐリンクはトランクリンクなければならない
 
 
その他
- APとスイッチの間をトランクリンクにしても一応成立する
- ……が、設定が面倒くさくなるのでアクセスリンクを使った方が合理的
 
 - SSIDと仮想LANを関連付けして仮想LAN情報を付与する作業をAP内で行った場合、アクセスポイント→スイッチ間はトランクリンクでなければならない