micro:bitの拡張端子は20個もあるのに全部は使えない!
簡単便利なmicro:bit。
micro:bit自体にもP0、P1、P2の3端子ありますし、拡張ボードを使えばP0-P20までの端子を拡張させることができます。
、、、いや、できると思っていました。
こちらの記事で紹介されていますがmicro:bitの一部はすでにmicro:bitのLED表示などで予約されているものもあり、すべてを自由に使うことはできません。
ロジックIC「74HC165」を使えばボタン入力を大量に増やすことができる!
ではどうするか。
秋月電子で100円で販売されているこちらのロジックIC「74HC165」を使えばボタン入力を大量に増やすことができます。
具体的にはIC1つにつきボタン入力を8個ずつ増やすことができます。
必要なもの
ロジックIC「74HC165」
適当な抵抗(プルダウン用)
必要に応じてブレッドボード、ジャンパーケーブルを用意ください。
配線(micro:bitと「74HC165」の接続
micro:bitとロジックIC「74HC165」の接続はシンプル。
micro:bitの5つの端子と「74HC165」のように接続します。
micro:bit <-->「74HC165」
P0<-->S/L(1)
P1<-->CK(2)
P2<-->QH(9)
3V<-->VCC(16)
GND<-->GND(8)
配線(「74HC165」とボタンその他の接続)
1つの「74HC165」で8個までのボタンをつなぐことができます。
8個未満でつなぐときはH→Aの順でつなぎます(ICからの読み取りがH端子スタートのため)
今回のサンプルはボタンを2つだけつなぎますのでHとGにつなぎます。
「74HC165」<--> その他
CK INH(15)<-->抵抗<-->GND(8) ※この抵抗大事です!忘れずに!!!
H(6)<-->ボタン1(の片方の端子)--ボタン1(の反対の端子)<-->VCC(16)
H(6)<-->抵抗<-->GND(8)
G(5)<-->ボタン2(の片方の端子)--ボタン2(の反対の端子)<-->VCC(16)
H(5)<-->抵抗<-->GND(8)
(増やす場合は以下Aまで繰り返し)
はまりました
1つ前の CK INH(15)<-->抵抗<-->GND(8) の抵抗、超大事です。
ボタン部分には抵抗を入れることは気を付けていましたが、CK INH(15)にも抵抗を入れないと正常動作しません。ここに気づくまで一週間かかりました(泣)
サンプルプログラム
なぜ抵抗が必要なのか?
ボタンやCK INH(15)に抵抗が必要な理由はこちらを参照ください。

