はじめに
なぜ、キャリアもない状態でやり直すのか
私はこれまで、多くのプログラミング言語や技術に触れてきました。
体系化されていないわけではないものの、どこか「要領の良さ」に頼りすぎていた——そう痛感したことが、最初の転機でした。
要領が良いのに、自分を信じきれない。
この矛盾が常につきまとっていました。
そこにAIが加わったことで、状況はさらに悪化しました。
考える前にAIに頼る癖がつき、頼れば頼るほど視野が狭くなる。
不安は増すのに地力は落ちていく。
気付けば、私は「学んでいるつもり」になっていただけでした。
さらに問題だったのは、アウトプットをほとんどしてこなかったことです。
人に見える形で成果を残してこなかった結果、
「自分は何も持っていないのでは?」という感覚が強まり、
技術力を証明する場すら作ってこなかったことに気づきました。
よく「成功体験があれば自信がつく」と言われますが、
その成功体験は他者からのフィードバックがあってこそ成立します。
アウトプットしなければ、成功体験そのものが起きようもない。
この単純な事実を、ようやく受け入れました。
中学の頃からずっとプログラミングを続けてきたのに、
気付けば本来なら社会人として働いているはずの年齢になっていました。
それでも焦りはなく、アルバイトすらしていなかった。
就活も“やろうとしただけ”で、組織の中で働く自分がどうしても想像できない。
なぜなのか、ようやく自覚できました。
「他人が怖い」
これでした。
後悔がほとんどなかった理由も、
やるべきことをやっても空虚さが残った理由も、
すべてはこの“恐怖心”が根にあったのです。
流石に、このままでは何も積み上がらない。
キャリアがゼロであっても、一度すべてをリセットしてやり直すしかない。
そう強く確信しました。
これはキャリアの問題ではなく、生き方そのものの問題です。
だからこそ、ここから心機一転して積み直していきます。
就活は、もう割り切ることにしました。
スキルがあっても、コミュニケーション能力に大きな支障がなくても、
「受け入れられなかった」という事実は、十分すぎるほど積み重なりました。
無理に続けても、また疲弊するだけでしょう。
恐怖心は、“努力で克服しようとして克服できる種類のものではない”
この結論に至るまで時間はかかりましたが、ここから先を守るためには、
もう断ち切るしかないと判断しました。
ここから先は、自分のために積み上げていきます。
地力を戻し、アウトプットし、リリースし、経験として積み重ねていく。
小さくても、確実に。
そのための「やり直し」です。
現在のスキル:
言語: HTML,CSS,JavaScript,TypeScript,Java,Spring Boot,Go,Elixir,C#,C++ etc...
データベース: MySQL, PostgreSQL - Supabase, Firebase
設計: 基本設計書, C4モデル, arc42
挑戦してきたこと: Webアプリ開発, ネイティブアプリ開発, 独自アプローチのALife, データサイエンス etc...
これからのプラン
方針: AIは企画以外の用途では使わない
| プラン0 | 生活基盤確保のための軽めのアルバイト |
|---|---|
| プラン1 | HTMLから地道な開発を始める |
| プラン2 | JS/TSからプログラミング言語を復習し、MDNドキュメントを見ながらチュートリアルをやり、一段階目の成果物を作成する。 |
| プラン3 | バックエンド開発に使用する言語の復習とWebアプリ開発 |
まずは、この3つを最低限にGitHubに保存したり、Qiitaに記事を作成したり、何でも良いから「リリース」まで通して何回もやっていく方針。
おわりに
ここまで書いてきたことは、振り返れば確かに重い内容かもしれません。
それでも、やることはとてもシンプルです。
小さく作り、小さく出し、積み重ねていく。
それだけです。
これからは、学び直しを言い訳にせず、
「形にして世に出す」という当たり前のサイクルを大事にしていきます。
一歩ずつでも前に進めば、それは確かな前進です。
ここから積み直していきます。