kintone Advent Calender 9日目の記事です。
最近、社内でハッピーというキーワードがよく使われているようなのでタイトルに入れてみました。
kintoneでJavaScriptのカスタマイズをしていて思うのは、JavaScriptファイルをアップロードするのが面倒なんですよね。
そこで改善できるツール作りましたよ!って書こうとしたら、前日の方も同様の記事を書かれていましたw
とは言え、もはや(時間的に)後戻りはできないので、ご紹介させて頂きたいと思います。
JavaScriptカスタマイズの流れ
kintoneでJavaScriptを使ったカスタマイズを行う場合、だいたい以下のような流れで進めます。
- JavaScriptプログラムを作る
- アプリの設定画面からkintoneへJavaScriptファイルをアップロードする
- 動作確認・デバッグする
2を行うためにはkintoneのアプリ設定画面を開いて、ファイルをアップロードする必要があり、結構面倒なわけです。
便利ツールを使う
JSEdit for kintone
kintoneの設定画面上で直接JavaScriptを記述できる便利なプラグインがあります。
これを使うとファイルをアップロードする手間が無くなるため、非常にお手軽にJavaScriptカスタマイズができます。
が、kintoneの画面で直接コーディングするという事は、ソースが手元に残らないので、ちょっと不安になる事があります。
Dropbox連携
Dropboxの同期機能を活用したテクがあります。
この方法でもアップロードの手間が無くなり、更にオリジナルのソースは手元で管理できるのでとても便利です。
ですが、ファイルがインターネット上に公開されている状態なので、ちょっと不安になる事があります。
R3 kintone js deployer で万事解決!?
そこで(僕ではありませんが)作ったのが R3 kintone js deployer (∩´∀`)∩ワーイ
本ツールはコマンドライン形式で実行するもので、設定ファイルに記述した情報を元に、kintoneへJavaScriptファイルをアップロードしてくれます。(Rubyの実行環境が必要です)
例えば、
$ ruby deploy.rb dev customerlist
のような形式で、dev環境に存在するcustomerlistアプリに対してアップロードする事ができます。(devとかcustomerlistの名前は自由に定義できます)
接続先のkintone環境やアプリを細かく設定できるので、開発環境にアップロードしたり、本番環境へアップロードしたり自由自在です( ー`дー´)キリッ
コマンドラインから実行できるという事は、他のツールと連動した使い方も可能になるわけです。
最近の弊社では、webpackとgulpとR3 kintone js deployerを組み合わせる事で、
- JavaScriptファイルが変更された事を自動で検知
- ソースを圧縮(Minify)
- アプリへアップロード
の一連の操作を自動化しています。
ちょっと惜しい点としては、kintoneのデプロイAPIを使っているため、反映までに数秒かかってしまうという事です。
便利なツールを組み合わせて、kintoneカスタマイズをハッピーに!!