この記事の概要
2016/2/16 & 2/17.
デブサミ2017に初参加してきました!
なかなか機会がなく終わってから開催を知るような存在だったのです…(´・ω・`)
個人的にとても刺激的な機会でしたので、この場について感じたことを書いてみようと思います。
セッションの詳しい内容についてはSlideshareなどで共有されているのでそこはさらりと。
デブサミって
2002年から開催され、今年で15年目。
すっかり歴史のあるイベントでした。
会場の運営もこなれていてさすが…!雅叙園は伊達じゃない、って感じ。
聴いたセッション(+ひとことコメント)
2017/02/16(Thu)
・エンジニアが働きたい場所で働けるために、チームに必要なこと
@サイボウズ
(登壇者Oさん)大阪に帰るので退職します ⇒ (上司)大阪でオフィス作ろうよ…というお話。
選択肢をきちんと拾って本人と事業の成長に寄与した上司さんもお見事。
・パネルディスカッション「エンジニアが創るプロダクトの未来~エンジニアからプロダクトマネージャーへ~」
PMじゃなくてPDM。
エンジニアで得た経験を活かしつつプロダクト視点を持てるのが理想だなと思いました。
・グランブルーファンタジーを支えるインフラの技術
とにかく基本をきちんとしていたという印象。枯れた技術の水平思考。
参加者の方のメモリンク:http://d.hatena.ne.jp/rx7/20170216/p1
・IoTへのWeb側からの関わりかた
両日ともに一番スピーカーが楽しそうなセッションでしたw
ココナッツオイルはカップ麺に入れてはいけないことを学びました。あと技適は大変(おっと誰か…
・事業成長にコミットするエンジニア組織への道のり
@リクルートライフスタイル
こちらもコツコツ系。ただし、リクルートの社風と噛み合ったときの強さたるや。
エンジニアと成長って、相性は絶対に悪くないものなので、噛み合うべくして噛み合ったんだなと。
・「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞2017」プレゼン大会
いやこれ楽しかった。
執筆者ご本人とか編集者の方が自ら語るってのは、とても興味深いコンテンツでした。
編集者の方って、誰よりその本を必要だ、出版すべきだと感じた人なわけなので、その発言は重みがありました。
ただ、プレゼンターとしての力量はまた違うなというのも。
ビジネス本大賞のキムさん、シンガポールから来たとかetc...話術的な面で営業力強すぎてずるいw
2017/02/17(Fri)
・自動化はどこに向かうのか~まだ開発・運用の自動化で消耗しているの?~
自動化は目的じゃなくて手段です!とあらためての訓戒。
自分の手で動かしたものを自動化する、というのが何よりの効果を生む。
翻って、誰かの作業の自動化だとしても「うわこれ自動化しないとマジキツイわ」という実感を共有するのは大事。
・Re: ゼロから文化を創り、技術を伝承する ~客先常駐エンジニアと社内勉強会で築いた価値と変化~
会社だと、社員以外にも協力会社の方々と仕事をするケースがとにかく多く。
その温度差に悩んでしまうこともまたあるある。。
話としては、人を派遣する側の会社のお話でしたが非常に参考になりました。離れていても社員て難しいよねぇ。
人を出す側の会社だからこその強みなどを分析していく必要があるのだな、と。
依頼する側としては、そうした意識を持ったエンジニアがいるととても力強くもある。
・コミュニティとエンジニアの生き方
関西Javaエンジニア会の阪田さんら二名が登壇。
コミュニティを参加、運営、主催…様々な関わり方をすることで、ソロでは得られない経験に出会える。
食わず嫌いではなく、ちょっとずつ外に出ていくようにしたい。
・ニコニコ動画・生放送の配信基盤刷新
プラットフォーム系のサービスの構成や考え方に触れたい…ということで聴講。
要件を明確に定め、それに向けた開発や技術選定を進めていくやり方。
ユーザにこうしたメリットを提供しよう、というのがわかりやすくなっており、方針にブレが少なそう。
・逆説のキャリア思考
スタートアップの考え方をキャリアにも応用してみよう、という話。
スライド量・喋りの量ともに凄まじく、最高学府の人のイメージを築く一助になりましたw
普通の?エンジニアをしていると思い切った考え方に及びにくいキャリアプランですが、
振り切った思考を取り入れてみると、また違う選択肢が見えてくるのかもな…と思いながら聞いていました。
これが正解、というわけでももちろんないのだけれど。
そんな感じで二日間、途中で会社に戻ったりも挟みましたががっつり参加でした。
振り返ってみると、技術系より組織・文化系の話をメインで聞いてましたね。
以前から参加している先輩に聞いたところ、年々そういうセッションが増えてきている模様。
タイムテーブルは自分の興味のあるジャンルを知る指標としても使えそう。
ここが良かった
- 他社の発表を通して、自社の強みと弱みと課題を再認識できた
- スピーカーの生の声、姿を見られる
- なんだかんだで当日枠でも聞きたいセッションに入れる
- 個人スポンサーになると電源、Wi-Fi完備の優先席(10,000円/1dayなので、ガッツリ行くならアリ)
- 2日目にあった技術系同人誌の販売コーナーが面白かった
- 後でスライドが出る
ここが気になった
- 会場が暑い
- 写真撮影可だけど、賛否両論の模様
- 質問コーナーは時間との勝負。質問したいときは退場ダッシュしないと列が凄い。
- A・B会場だとDocomoの電波が入りづらい…Twitter推奨ならここは担保してほしかった
デブサミから帰ったらしておきたいこと
意識にドーピングをかけた状態なので、それが冷めないうちに環境を変えておく。
- Twitterで登壇者の方々などをFollowし、リストを作る
- まとめ記事を書く(一週間経つと記憶がギリギリだ…)
- 参加したメンバーで振り返り会を開催する
まとめ
そんなわけで、非常に楽しいデブサミ参加でした。
めっちゃ疲れましたけど、それは普段と違う脳みそ使ってるってことなんでしょう。
あとはこれを日々に活かすべく、自社内での共有、拡散、他の勉強会探しなど、
できることから進めていきたい所存です。
そしてなにより忙しい中送り出してくれた上長やメンバーに感謝!