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VyOSをインストールしてからSSH接続するまで

Last updated at Posted at 2023-04-02

VyOSとは

  • OSSのソフトウェアルータ
  • ルーティング以外にもファイアウォールやVPN等、様々な機能を備えている
  • DebianやQuagga、OpenVPNをベースにしており、CLIはVyattaを踏襲している
  • Vyattaのコミュニティ版であるVyatta Coreのバージョン6.6 R1からフォークして開発されている
  • Vyatta自体はVyatta社(後にブロケード社に買収)が開発していたが、現在は開発が終了している
  • 公式サイト: https://vyos.io/
  • GitHub: https://github.com/vyos

VyOSの構築

ダウンロード

  • https://vyos.io/ にアクセス
  • 「Rolling Release」は無償で「LTS Release」は有償
  • 今回は「Rolling Release」を選択

  • VyOS nightly buildsではだいたい過去1ヶ月のビルド(ISOイメージ)が公開されている模様
  • 最新(一番上)のISOイメージをダウンロードする

インストール

  • 今回はさくらのクラウドにISOイメージをアップロードし、サーバにISOイメージを挿入して検証
  • 物理マシンや仮想マシン、その他のパブリッククラウド等の環境でもインストールは可能だが説明は割愛
  • 起動

  • ログイン
    • デフォルトのユーザはvyosでパスワードはvyos

  • VyOSがLive CDから起動していることが分かる
  • このままでは設定内容が再起動時に消えてしまう

  • install imageコマンドを実行し、VyOSのイメージをディスクにインストールする

  • 実行して問題ないのでエンターキーを押下する

  • Autoで良いのでエンターキーを押下する

  • インストール先のデバイスはvdaで良いのでエンターキーを押下する
  • その後、デバイス内のデータを全て削除しても良いか聞かれるのでYesと入力する

  • ルートパーティションのサイズはデフォルトのままで良いのでエンターキーを押下する

  • イメージ名はデフォルトのままで良いのでエンターキーを押下する

  • 設定ファイルはデフォルトのままで良いのでエンターキーを押下する

  • vyosユーザのパスワードを設定する

  • デフォルトのままで良いのでエンターキーを押下する

  • 再起動する

  • vyosユーザで先程設定したパスワードを入力してログイン

  • Live CDでなくなっているため成功

スクリーンショット 2023-04-01 22.19.25.png

初期設定

  • 設定モードに入る

  • ネットワークインタフェースを確認する
  • eth1にIPアドレスは割り当てられていない

  • そのため、pingを実行しても失敗する

  • eth1に対してIPアドレスとプレフィックスを設定する

  • 再度、ネットワークインタフェースを確認
  • eth1にIPアドレスが割り当てられた

  • デフォルトゲートウェイを設定する

  • commitを実行して設定の変更を反映する

  • 再度、pingを実行すると疎通が確認できた

  • 手元のPCからVyOSに向けてpingを実行しても応答が返ってきている
$ ping X.X.X.X
PING X.X.X.X (X.X.X.X): 56 data bytes
64 bytes from X.X.X.X: icmp_seq=0 ttl=53 time=35.990 ms
64 bytes from X.X.X.X: icmp_seq=1 ttl=53 time=55.312 ms
64 bytes from X.X.X.X: icmp_seq=2 ttl=53 time=34.018 ms
64 bytes from X.X.X.X: icmp_seq=3 ttl=53 time=37.215 ms
64 bytes from X.X.X.X: icmp_seq=4 ttl=53 time=34.136 ms
^C
--- X.X.X.X ping statistics ---
5 packets transmitted, 5 packets received, 0.0% packet loss
round-trip min/avg/max/stddev = 34.018/39.334/55.312/8.078 ms
  • しかし名前解決には失敗している

  • そのため、DNSキャッシュサーバを設定する

  • commitを実行して設定の変更を反映する

  • 名前解決ができるようになった

  • 手元のPCからVyOSに向けてSSH接続が失敗している
$ ssh vyos@X.X.X.X
ssh: connect to host X.X.X.X port 22: Connection refused
  • SSHを有効化

  • commitを実行して設定の変更を反映する

  • パスワードでログインできることが確認できた
$ ssh vyos@X.X.X.X
The authenticity of host 'X.X.X.X (X.X.X.X)' can't be established.
ED25519 key fingerprint is SHA256:sgQf3s7wba5Iy2NIissvGKCbQmd0U/HnBcGqnyw+5sQ.
This host key is known by the following other names/addresses:
    ~/.ssh/known_hosts:125: X.X.X.X
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added 'X.X.X.X' (ED25519) to the list of known hosts.
vyos@X.X.X.X's password:
vyos@vyos:~$
  • 設定の変更を保存
  • これで再起動時に設定が消えなくなる

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