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輪読会のススメ〜ルールズ・オブ・プログラミングが実務をどう変えたか〜

Last updated at Posted at 2025-12-08

クロスマート テックアドベントカレンダーの12/8の記事です🎄
https://qiita.com/advent-calendar/2025/xmart

社内で輪読会を再開してしばらく経ったので、その学びや気づきをまとめていきます。

開催のきっかけ

過去に何度か輪読会が行われていた弊社内。
リーダブルコードを取り上げた輪読会では、みんなで議論しながら楽しく学びを深められた体験がとても良かったため、元々またやりたいなと思っていました。
ちょうど最近、自分がリファラル紹介したジュニアの子が入社したので、「実務に生かしてもらえる学びの機会を作れたら良いな」と思ったのをきっかけに、輪読会を開催することにしました。

image.png

輪読会に求める書籍の条件

書籍選定にあたり重視した条件です。

  • 実務へのインパクトがしっかりあること
  • 久しぶりの輪読会なので、フロント・バックエンド関係なく、広く参加してもらえる内容であること
  • ジュニアが学べる基本的な内容でありながら、シニアも学ぶところがあるような示唆に富んだ本であること

そんな風に思いながら、本屋さんを巡ったところ、今回の本に出会うことができました。

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ルールズ・オブ・プログラミングを選んだ理由

本書の内容(抜粋)
全部で21の「ルール」から成り立っており、すべてのプログラマーが知っておくべき本質的な知恵と、
熟練したプログラマーにとって示唆に富む洞察を含んでいます。
また、コードを書く際だけでなく、デバッグや最適化の際に有用な知識にも触れています。
ゲーム領域に限らず、幅広いプログラマーを対象とした、必読のプログラミング哲学。
  • 基本的な考え方がまとめられており、エッジの効き過ぎた内容でもなさそう(ここ大事)
  • 書いてる内容を絶対とする訳ではない、懐の深さ(まえがきに書いてありました)
  • C++でありながら、Pythonプログラマー向け、TypeScriptプログラマー向けのC++読解法が付録に載っており、フロントエンジニア・バックエンドエンジニア双方が公平に参加できる感じが良かった

輪読会の進め方

  • 社員・業務委託問わず、また、ジュニアからEM(Engineering Manager)まで参加
    • 社員は社内の書籍購入制度が利用できます。
  • 週1回、全体で1時間
    • 最初の40分で読み合わせ
      • 読み合わせ担当者を毎回交代しつつ、大体1ルールずつ進める
      • 参加者はその場の感想や意見を都度チャット
    • 残り20分で感想の書き出しと共有

輪読会で感じている効果

  • みんなでチャットであーだこーだ言いながら読んでいくので、色んな方の学びや視点を多角的に得ながら、より具体的に学んでいける。
  • 自分1人では理解が弱いところも、他の人の言語化で補完できる。
    • 個人的に好きだった言語化(感想から抜粋)
      image.png
  • 何より本の内容が良く、実務にすぐ生かせる内容である。
    • 感想から抜粋
      image.png
    • 大体のルールがまずルール1「できるだけ単純であるべきだが、単純化してはいけない」に帰結するので、開発で悩んだ際にはまずここに立ち返ることができています。

次回取り上げたいと思っている本

書籍選定の際アンケートを取っていましたが、バックエンドからはDB関連のニーズが特に強いことが分かりました。
これを受け次回は以下のDB本2冊を候補にしているので、その際にはフロントとバックエンド分けて輪読会を開催しても良さそうな気がしています!

おわりに

輪読会を再開してみて、元々良い本でも、みんなで読むことでより良い学びにつながるなぁと改めて感じています。
また、「良い本だった」で終わらせず、実務で活かしてこそ価値があると思うので、都度読み返しながら日々の開発に活かしていきたいです。
これからも、継続的に輪読会をやっていきたいと思います!

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