6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

はじめてのアドベントカレンダーAdvent Calendar 2023

Day 8

【目指せカンファレンス登壇】プロポーザルに何を書けば良いかわからない人のためのコツ

Last updated at Posted at 2023-12-08

はじめに

この記事はmisskey.dev ユーザー Advent Calendar 2023への投稿となります。

ここ1年ちょっとで3つの大きめなカンファレンスに登壇しました。
登壇にあたりプロポーザルを書くときに気をつけたことを共有します
本題だけ読みたい場合はここまでスキップしてください。

TL;DR

  • 聞いて欲しいこと/人を明確にする
  • 実体験を話すことがわかるとなお良い
  • 出す分にはタダなのでどんどん出そう

直近登壇したイベント

採択率:100%(3/3)

プロポーザルとは

カンファレンスでの発表を希望する人が主催者に提出するドキュメントです。
このドキュメントをもとに主催者側は発表者を選別します。

プロポーザルの記載内容

ここからは実際に記載していく内容を提示します。

注意点

あくまで主観です。
主催者側からフォーマットや必須事項が提示されていることもあります。主催者側のフォーマットには必ず従いましょう。

基本的に記載する要素

  • レベル感(前提知識)
  • 聞いて欲しい人
  • 目次
  • 自分の経験を混ぜて話すセクション
  • 参考ドキュメント

レベル感(前提知識)

カンファレンスの参加者のレベルは千差万別です。
プロポーザルで書いた内容はそのままセッション詳細となるため、前提知識がどのくらい必要かは記載しておきます。
想像上の主催者側のお気持ち:カンファレンス内でレベル感はバラけさせたいので情報あると助かる

聞いて欲しい人

レベル感とやや被ります。
言い換えれば「このセッションで学べること」を明確にする箇所です。
(例)〇〇について詳しく知りたい人、〇〇の導入で詰まった人
想像上の主催者側のお気持ち:2トラック以上あると同じ時間に似た内容は避けたいので情報あると助かる

目次

具体的にどういう構成で何を話すか提示します。
プロポーザルを出す段階では曖昧な部分もあるかと思いますが、できるだけ具体的に書きたいところです。
想像上の主催者側のお気持ち:構成と話すこと、話さないことがわかって助かる

自分の経験を混ぜて話すセクション

通りやすくなるような気がするおまじない要素です。
「自分はこう使った結果どうなった」、「実際に〇〇を試してこう感じた」等の主語が自分になるところを組み込んでみてください。
すべてが新規性のあるセッションになる魔法です。
想像上の主催者側のお気持ち:本などで学べない観点があって助かる

参考ドキュメント

正直、プロポーザルを見る人は前述の目次だけ見ても全容の把握は難しいです。
例えば、「ブログに書いた内容を補足込みで話すセッション」であればブログのリンクやセッションの内容を構成する上で元となったものがあれば提示しておくと良いです。
一気に内容の解像度が上がります。
想像上の主催者側のお気持ち:詳細にまとまった内容あって話す内容が明確になって助かる

あったら良い要素

そのほか書いている上であると便利だなと思った項目です。

  • 採用したほうが良い理由

採用したほうが良い理由

例えば直近あったセキュリティインシデントに関連するセッションや新機能関連のセッションであれば、採用したほうが良い理由として、記載したほうが良いです。
つまるところ「〇〇という理由で関心が高まっている話題ですよ」というアピールです。

終わりに

ここまでの内容を見てわかるかと思いますが、プロポーザルを出した時点で話す内容は大方決まります。
むしろプロポーザルを書きながら決めていくことが多いです。

「想定する聴講者を考え、レベルをあわせながら伝えたいことを構成していく」
それがプロポーザルということです。(怪文書)

また、別の考え方として、自分がセッションを聞くときに「こんなことが書いてあると助かる」「ミスマッチを減らせそう」ということを書いておけば良いです。

いろいろ考えて書かなきゃいけないように記事にしてしまいましたが、出す分には自由ですし、この記載内容は絶対ではありません。
特定の人だけにしか見られないですし、軽い気持ちで皆さんもカンファレンス登壇を目指してどんどんプロポーザルを出してもらえると技術コミュニティが盛り上がっていくのではないかと思います。

6
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?