Vim patchダイジェスト [2017/12]
(8.0.1361 ~ 8.0.1427)
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8.0.1427:
:leftabove
が:copen
に対して効いていない件を修正しました。 -
8.0.1426:
gf
コマンドと<cfile>
がURL内の?
と&
を受け付けないのを修正しました。 -
8.0.1425: ユーザー定義コマンドの補完関数内で
execute()
が正しく動作しない件を修正しました。 - runtimeファイル更新: 軽微な修正。
- 8.0.1423: return の右項で例外が発生すると try/catch で補足されない件を修正しました。
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8.0.1422: undercurl(下波線)ハイライトが設定されていないときにunderline(下線)ハイライトにフォールバック出来ていない件を修正しました。(
:h t_Cs
) -
8.0.1419 :
]s
後にカーソル位置が更新されないことがある件を修正しました。 - 8.0.1416: 文を検索した時にクラッシュする事がある件を修正しました。
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8.0.1410:
count()
の第2引数{expr}に空文字を渡すとハングする件を修正しました。 -
8.0.1407: GUI: タイマー使用時に
CursorHold
が'updatetime'
の前にトリガーすることがある件を修正しました。 -
8.0.1406: quickfixリストの変更を追跡するのが難しいので、
getqflist()
の引数{what}と戻り値の辞書にchangedtick
エントリを追加しました。 -
8.0.1405:
CursorHold
イベントがGUIではあまりにも頻繁に呼び出されるのを修正しました。feedkeys()
ではCursorHold
イベントが発生しないようにしました。 - 8.0.1402: 厄介なオートコマンドでクラッシュする件を修正しました。
- runtimeファイル更新: typo修正等。
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8.0.1400: color schemeチェックscriptが
:colorscheme [TAB]
で候補に出てくるので、収録場所をruntime/colors/tools/
に移動させました。(関連patch: 8.0.1395) -
8.0.1398:
:packadd
が"start"
ディレクトリ下のパッケージもロードできるようにしました。 -
8.0.1397: 何もないパターンと
\&
でE874
エラーになる件を修正しました。 - 8.0.1395: color schemeチェック用のVim script (runtime/colors/check_colors.vim)を追加しました。(関連patch: 8.0.1400)
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8.0.1394: オートコマンドイベント
TextYankPost
を追加しました。 -
8.0.1393:
'hlsearch'
と'incsearch'
がonでパターンがすべてのものと一致するときにマッチを強調表示しないようにしました。 -
8.0.1392: configureで
--with-features=huge
の場合でも--disable-channel
されている時はterminal機能を有効にしないようにしました。 -
8.0.1391: 空の文字列(
""
)をJSONにエンコードした時に"null"
になる場合があったのを修正しました。 - netrwを以前のバージョン(v156)に戻しました: いろいろ問題があったので。(関連URI: vim_dev)
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8.0.1390: Windows:
"scrlines:1"
(:h 'renderoptions'
)を使用すると、DirectXによるスクロール速度が少し速くなるように改善しました。その他DirectX関連の修正。 -
8.0.1389:
getqflist()
の項目が未設定の場合でも値に0または他の無効値を返すようにしました。 - 8.0.1388: Ambiguous width character の直後に文字が残ることがある件を修正しました。(関連URI: vim-jp/issues/1126)
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8.0.1386:
getbufinfo()
のdictのキーにbufmodified
を指定出来るようにしました。 - 8.0.1385: PythonインターフェイスのデフォルトをVersionを3.5から3.6に変更しました。
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8.0.1384: quickfixのhelpが不十分なため、
winid
が混乱されやすい件を修正しました。 - 8.0.1383: ローカルで追加したいくつかのhelpファイルがスキップされてしまう件を修正しました。
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8.0.1382: terminalウィンドウを開いている時に
:sh
等を実行すると、no write since last change
メッセージが表示される件を修正しました。 -
8.0.1381: channelモードが
NL
の時にch_readraw()
がNL
を待ってしまう件を修正しました。(関連URI: vim-jp/issues/1125) -
8.0.1380:
vim -r swapfile
でファイルのリカバリをする時に、hit-enter
プロンプトが一番上のウィンドウに出てしまう件を修正しました。 - 8.0.1379: configureでselinuxのチェック時にヘッダーファイルをチェックしていなかった件を修正しました。
- 8.0.1378: autoload関数定義時にautoloadスクリプトが自分自身をsourceしてしまう件を修正しました。(関連URI: vim-jp/issues/1120)
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8.0.1377: autoloadなdictから番号付き関数(
:h numbered-function
)が呼び出せない件を修正しました。 - 8.0.1376: terminalウィンドウのカーソルが更新されない場合があるのを修正しました。
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8.0.1375: WinBarありのウィンドウを最大化(
:h CTRL-W__
)するとウィンドウサイズがおかしくなる件を修正しました。 -
8.0.1374: 文字単位のビジュアルモード(
:h v
)で選択最終行が空行の場合のインクリメント(:h v_CTRL-A
)の結果がおかしい件を修正しました。 -
8.0.1373: Windows GUI: 起動時に
'renderoptions'
のエラーチェックをしていなかった件を修正しました。 - 8.0.1372: プロファイルログにinvalid byte sequenceが含まれることがある件を修正しました。
- 8.0.1371: Windows CUI: Shift-Insertが効かなくなっていた件を修正しました。
- 8.0.1369: Windows GUI: 画面描画処理においていくつかのパフォーマンスの改善をおこないました。
- 8.0.1368: terminalウィンドウのステータスラインやセパレーターがマウスでドラッグ出来ない件を修正しました。
- 8.0.1366: カーソルがWinBar(ウィンドウツールバー)にあるときにBalloonが表示されてしまう件を修正しました。※commitコメントミス。こちらが正。
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8.0.1364:
win_screenpos()
を追加しました。 - 8.0.1363: .stz で終わるスワップファイルでリカバリーがおこなえない件を修正しました。
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8.0.1362: highlightグループ
Terminal
を使用した時にterminalウィンドウの色がおかしいのを修正しました。 -
8.0.1361:
'diffopt'
の項目にhiddenoff
を追加しました。指定時は'hidden'
なバッファを閉じた場合に'diff'
を解除するようになります。(関連URI: vim-jp/issues/1054)
凡例
表記 | 意味 |
---|---|
新機能、大幅な仕様変更 | |
'hoge' |
オプション (:h options 参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index 参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions 参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v: 参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list 参照) |
方針
こちらを参照。