Vimのリリースされたpatchの説明です。patchの内容を手作業で一つ一つ丁寧に確認して書いています。英語は忠実に訳していません。Vimを使っている人が理解しやすい表現にしています。
新機能、大幅な仕様変更には、
が付いています。
また、Vim9 scriptの実装と不具合修正も頻繁におこなわれています。
(8.2.0337 ~ 8.2.0488)
-
8.2.0474:
BufWriteCmdイベント処理内で:writeを使うとエラー(E13)になる件を修正しました。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
-
8.2.0459:

exists()に?funcname形式を追加しました。funcnameが組み込み関数として存在する場合に TRUE を返します。 -
8.2.0455:

term_start()の第2引数{options}のエントリにterm_highlightを追加しました。Terminalの代わりに使用するハイライトグループを指定します。 -
8.2.0427:

has()に第2引数{check}を追加しました。0以外の値を指定すると、第1引数{feature}が実在する機能名の場合1を返します。(テスト用。{feature}のtypoチェックに使用します) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
-
8.2.0403:
buftypeがnofileの場合に既存ファイルへの上書きチェックをおこなっていなかった件を修正しました。 -
8.2.0385:

menu_info()を追加しました。メニュー項目の情報を返します。 - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
-
8.2.0372:
prop_find()が行の先頭から始まるテキストプロパティを見つけられない件を修正しました。(関連patch: 8.2.0378) -
8.2.0367: ポップアップウィンドウに
:peditが使えてしまう件を修正しました。 -
8.2.0365:
タグ種別にマルチバイト文字が使えなかった件を改善しました。 -
8.2.0360:
1行目が%YAMLから始まるファイルをYamlファイルと認識するようにしました。 -
8.2.0359:
popup_atcursor()と目印(sign)の組み合わせでハングすることがある件を修正しました。 -
8.2.0357:
指定したidとtypeの両方に一致するテキストプロパティが削除できない件を改善しました。(prop_remove()の第1引数{props}にbothエントリを追加しました) - runtimeファイル更新: Todo更新。helpファイル更新。他。
凡例
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 新機能、大幅な仕様変更 | |
| Vim開発者向けの追加、変更 | |
'hoge' |
オプション (:h options参照) |
:hoge |
Exコマンド (:h :index参照) |
hoge() |
組み込み関数 (:h functions参照) |
v:hoge |
Vim定義済変数 (:h v:参照) |
+hoge |
feature (:h +feature-list参照) |
方針
こちらを参照。