始めに
Scheme とは関数型言語 LISP の方言の1つであり、Scheme 処理系の1つに Scheme48 がある。
Scheme48 を Mac で使うための情報が少なかったため、まとめておく。
Homebrew のインストール
まず Homebrew をセットアップしておく。
Homebrewのインストールから操作まで
Scheme48 のインストール
ターミナルを立ち上げて、下記のコードを実行する。
terminal
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" < /dev/null 2> /dev/null
完了したら、これでインストール。
terminal
$ brew install scheme48
プログラムの実行と終了
さっそく Scheme48 を動かしてみよう。
terminal
$ scheme48
Welcome to Scheme 48 1.9.2 (made by brew on 2019-10-14)
See http://s48.org/ for more information.
Please report bugs to scheme-48-bugs@s48.org.
Get more information at http://www.s48.org/.
Type ,? (comma question-mark) for help.
> (define x 3)
; no values returned
> x
3
プログラムを終了するには ,exit と入力する。
この記載が中々見当たらず、初めの頃は Ctrl+D とか exit() などあれこれ試していた。
terminal
> ,exit
外部ファイルの読み込み
ターミナルで .scm や .sch といった拡張子の外部ファイルを読み込むには、scheme48 を起動した後に load関数の引数にファイルを指定する。
terminal
$ scheme48
Welcome to Scheme 48 1.9.2 (made by brew on 2019-10-14)
See http://s48.org/ for more information.
Please report bugs to scheme-48-bugs@s48.org.
Get more information at http://www.s48.org/.
Type ,? (comma question-mark) for help.
> (load "hoge.scm")
その他
Atom で Scheme48 を利用する上で便利なパッケージを紹介する。
ターミナル
ターミナルを入れるとエディタ内でコーディングから実行までを完結させることができる。
代表的なものは Platformio-ide-terminal で、拡張性も高く便利。
シンタックスハイライト
language-scheme というパッケージをインストールすると、 .scm や .sch などのファイルを開いた時にシンタックスハイライトが有効になる。
なお schene-syntax というパッケージもあるが、なぜかハイライトが有効にならない。
参考資料
- Install scheme48 on Mac with Brew
https://brewinstall.org/Install-scheme48-on-Mac-with-Brew/