この記事は、AWS cloud9上で'python'コマンドでpython3を動かそうとした記録です。
結果的には'python3'のまま運用することにしましたのでこの手順は不要になりました。
#この記事を書こうと思ったきっかけ
ローカルに環境を用意しなくても開発が始められるという統合開発環境(IDE)Cloud9を始めてみようと思いましたが、ネットで調べてもAWS版のcloud9がリリースされる前の情報が多く、いろいろと戸惑ったこともありましたので記事を書くことにしました。
#これまでのあらすじ
Cloud9のenvironmentを立ち上げるところまでできました。
webプログラミング初学者がAWS Cloud9を使い始める
#なぜPython3なのか。
やっぱり3>2でしょ。
大きいことは正義だ。新しいことは正義だ。
#Python3を使う
参考にさせていただきました。
Cloud9でpython3を動かす時にやっておきたいこと
##Preferencesパネルを開く
下のいずれかの方法でPreferenceを開く。
- 画面左上「AWS Cloud9」メニューから「Preferences」
- 画面右上の歯車アイコンクリック
- ショートカットキー[Ctrl]+[,]
「PROJECT SETTINGS」→「Python Support」「Python Version」を"Python 3"に切り替えます。
##pythonのバージョンを確認してみる
ec2-user:~/environment $ python --version
Python 2.7.12
ec2-user:~/environment $ readlink -f /usr/bin/python
/usr/bin/python2.7
ec2-user:~/environment $ pip --version
pip 9.0.1 from /usr/lib/python2.7/dist-packages (python 2.7)
##リンクを張り替える方法はダメ。
参考にしたサイトにならい、下記の方法でリンクを張り替えてみたけど失敗。
ec2-user:~/environment $ sudo mv /usr/bin/python /usr/bin/python2
ec2-user:~/environment $ sudo ln -s /usr/bin/python3 /usr/bin/python
ec2-user:~/environment $ python --version
Python 2.7.12
#.bashrcのaliasが原因?
ec2-user:~/environment $ cat ~/.bashrc
# .bashrc
(略)
# User specific aliases and functions
alias python=python27
viで下記に書き換える。
alias python=python36
.bashrcを再読込してpythonのバージョンを確認
ec2-user:~/environment $ source ~/.bashrc
function
ec2-user:~/environment $ python --version
Python 3.6.2
無事Python3が読み込まれました。
念のためpipのバージョンも確認
ec2-user:~/environment $ python -m pip -V
pip 9.0.1 from /usr/lib/python3.6/dist-packages (python 3.6)
#ネットにあった情報と違っていて戸惑った点まとめ
- python3をデフォルトにするにはリンク書き換えではなく.bashrcのaliasを書き換える。