何かちょっとしたものを試作する時によくcloud9( https://c9.io/ )にお世話になっているのですが、期間が空いてしまうと初期設定の手順を忘れてしまうので忘備録としてまとめます。
注意事項
- このメモは2017/08/31時点のCloud9(Version 3.1.3765)を対象にしています。
- (Cloud9のバージョンは画面上部のメニュー[Cloud9]→[About Cloud9]から確認できます。)
- https://c9.io/new にてテンプレート:Pythonを選んだ場合の設定手順を書いています。Blank、Django等他のテンプレートを選んだ場合については特別考慮していません。
-
AWS版cloud9と設定が異なる箇所があります。
- AWS版を利用される際はこちらの記事を参照願います。[バッドノウハウ]webプログラミング初学者がAWS Cloud9でPython3を使う
初期設定としてやっていること
以下、workspaceをテンプレート:Pythonで新規作成してからの作業内容です。
workspaceの設定をpython3向けに切り替える
画面上部のメニュー[Cloud9]→[Preferences]、または[Ctrl]+[,]からworkspaceの設定を開き、 [PROJECT SETTINGS]→[Python Support]と選び、[Python Version]を"Python 3"に切り替えます(下図参照)。
リンクをpython2->python3に切り替える
cloud9のデフォルトはpython2なのでpython3に切り替えます。
デフォルトのpython,pipの状態
$ python --version
Python 2.7.6
$ which python
/usr/bin/python
$ readlink -f /usr/bin/python
/usr/bin/python2.7
$ pip --version
pip 1.5.4 from /usr/lib/python2.7/dist-packages (python 2.7)
python3へのリンク張替え
$ sudo mv /usr/bin/python /usr/bin/python2
$ sudo ln -s /usr/bin/python3 /usr/bin/python
変更後のpython,pipの状態
$ python --version
Python 3.4.3
$ readlink -f /usr/bin/python
/usr/bin/python3.4
$ pip --version
pip 1.5.4 from /usr/lib/python3/dist-packages (python 3.4)
python3になっていることが確認できました!
pipをキレイにする(optional)
いっぱい用意されていても(下記参照)使わないものも多いので、僕の場合はpipを一度空にしてから作業しています。
requirements.txt(初期設定)
Pillow==2.3.0
chardet==2.2.1
colorama==0.2.5
decorator==3.4.0
html5lib==0.999
ipython==1.2.1
matplotlib==1.3.1
nose==1.3.1
numpy==1.8.2
pycurl==7.19.3
pygobject==3.12.0
pyparsing==2.0.1
python-apt==0.9.3.5ubuntu2
python-dateutil==2.0
pytz==2012c
requests==2.2.1
scipy==0.13.3
simplegeneric==0.8.1
six==1.5.2
tornado==3.1.1
unattended-upgrades==0.1
urllib3==1.7.1
wheel==0.24.0
pipをキレイにする
sudo pip install --upgrade pip
pip freeze > requirements.txt
sudo pip uninstall -r requirements.txt
まとめ
cloud9でpython3を実行するためにworkspaceの設定とpythonのリンクを張り替えました。また、必要に応じてpipの中身を空にしました。
備考
pipをキレイにするならテンプレートをBlankして始めた方が良いかもしれません。