はじめに
WebRTCを使ったWEB会議システムが無料で作れちゃうオープンソースWEB会議システム BigBlueButton をご紹介します。
機能
- WEB会議・WEBセミナー
- グループチャット
- 共有メモ
- 資料アップロード
- ホワイトボード
- デスクトップ共有
メリット
- WebRTC対応のブラウザさえあればつながる
- HTML5対応なのでスマホやタブレットでも使える
デメリット
- skype や zoom のような専用クライアントを使うタイプのものより通話品質が劣る
- 画面レイアウトのカスタマイズ性が低い
環境
- Ubuntu 16.04
- BigBlueButton 2.2
- Greenlight 2.5.6
- グローバルIPアドレスを持ったサーバー
!注意!
スムーズに導入できるパターン
- サーバーのNICにグローバルIPアドレスを割り当てることができる
- IPv6が有効になっている
スムーズに導入できないパターン
- AWS や Azure に代表されるIaaSのようにグローバルIPアドレスは持っていても、BigBlueButtonを導入するサーバーがプライベートIPアドレスしか持っておらず、NATされている場合
- IPv6が無効化されている または 仕様上利用ができない
- LXC/LXDコンテナを使っている場合
(2020/4/27追記)
サーバーのIPがプライベートアドレスで、ルーターやFirewallでグローバルIPアドレスにNATされているの場合は Configure Firewall にある設定変更をすれば使えるようになります。
(2020/5/15追記)
「BigBlueButtonでWEB会議システムを構築=NAT環境編=」を書きました。
他システムとの連携ソリューション
mattermost や moodle は BigBlueButton プラグインがあるので簡単にAPI連携ができる。
- オープンソースチャットツール mattermost + BigBlueButton プラグイン
- オープンソース学習管理システム(LMS) Moodle + BigBlueButtonBN プラグイン
そのた
- 現時点で Ubuntu16.04 のみ対応で、次期バージョン 2.3 で Ubuntu 18.04 に対応するっぽいです。
(2020/7/22追記)
バージョン 2.3-alpha-1 が出てました。
- https://github.com/bigbluebutton/bigbluebutton/releases
- https://docs.bigbluebutton.org/dev/dev23.html
(2021/9/7追記)
Ubuntu18.04で動くバージョン 2.3 が出てました。