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【Blue Prism】書き込みステージを使用してWeb上のテキストボックスに値を入力できない場合の対処方法例

Last updated at Posted at 2022-10-28

はじめに

書き込みステージを使用してブラウザに値が反映されず困り果て、こちらの記事を参考にして問題解決!と思いきやこちらでも反映されなかったため、その時の対処方法を書いていこうと思います。

書き込みステージを使用したときのブラウザの状態

以下の画像の「案件名」に値を入力していきます。
画像1.png

書き込みステージを使用して値を入力してみます。
画像_書き込みステージ.png

結果は以下のようになりました。
画像_失敗.png
このように正しく入力することができず、ブラウザ上では「未入力」とされてしまいました。

そこで参考元の記事に倣って実装し直してみましたが今度はテキストボックス内に何も表示されてないという事態となってしまい、別の方法を考えなくてはならなくなりました。

記事を参考に実装を修正したときのオブジェクトは以下になります。
画像_記事参考.png

対処方法

さっそく対処方法をご紹介していきます。

手順は以下になります。

1.案件名をクリップボードに貼り付ける
2.ブラウザをアクティブ化する
3.「案件名」のテキストボックスをクリックする
4.コピーした文字を貼り付ける

手順は参考元の記事と変わりありませんが、問題解決の決め手はスパイした要素にありました。
手順4では、UIオートメーションナビゲーターを使って要素をスパイし実装します。次の項目から詳しく説明していきます。

UIオートメーションナビゲーターによる要素取得

通常のスパイモード(ブラウザモード)でスパイした要素では、手順4「コピーした文字を貼り付ける」のアクションが画面上に反映されませんでした。

そのため、手順3のアクションで使用する通常のスパイモードでスパイした要素と手順4のアクションで使用するUIオートメーションナビゲーターでスパイした要素を用意します。

通常のスパイモードでスパイした要素(要素の名前は、text_案件名(ブラウザ)としました)
画像2.png

UIオートメーションナビゲーターでスパイした要素(要素の名前は、案件名入力項目ラベル(UIA)としました)
画像3.png

UIオートメーションナビゲーターは、
アプリケーションモデラーをクリックし、識別の▼をクリック、「UIオートメーションナビゲーターを開く」で選択できます。
使用すると非表示の要素を含め、ページ上の要素を全て確認、取得することができます。
画像_説明1.png
画像_説明2.png

実装

手順をもとに実装していきます。
画像4.png

アクションステージ「クリップボードに張り付け」の詳細は以下になります。(手順1)
画像_クリップボード.png

操作ステージ「案件名入力」の詳細は以下になります。(手順2~4)
画像5.png

実行してみます。
画像6.png

値が入力できました!

まとめ

参考記事との違いは、通常のスパイモードでは取得できない要素が原因で値を入力することができなかったということでした。
通常のスパイで上手くいかない場合には、アプリケーションモデラーの識別のから「UIオートメーションナビゲーターを開く」を選択し、要素を取得するのがおすすめです。ぜひ、試してみたください。

本記事が参考になれば幸いです。

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