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Microsoft Power AppsAdvent Calendar 2023

Day 6

QRコードをこき使ってアプリを楽に作りませう

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PowerApps、超便利

私の勤務先ではMicrosoft365が契約されており、OutlookやExcelはもちろんのこと、TeamsやPowerPlatformも便利に使わせていただいています。
私は開発はあまり得意ではない現場作業者ですが、現場作業者は日々大量のデータを扱います。
なのでデータ管理では過去に痛い目に何度もあっており、SharePointリストやDataverseに関心を寄せています。

データを正しく入力しないと始まらない

私の仕事では大量の計測器を扱います。どの計測器にどんな設定をして計測するのか、間違えると間違えた結果がでます。過去の結果を参考にすることが多いのですが、検索に苦労します。
大文字小文字全角半角の違い、1と7とI、0とO、など、本人に悪気があっても違っていることがあったりします。
(最悪、担当者名で検索しますが、名前によってはやたら件数が出てきたり漢字変換ミスなどの影響を受けます)

入力を正しくするためにキーボードを使わない

PowerApps的には、マスタデータを引っ張ってきて、大分類→中分類→小分類と絞り込んだりドロップダウンから選ばせたりしますが、マスタのメンテナンスを怠ったり、借りて来た計測器がマスタに登録が無いなどの別の問題が発生します。

入力を正しくするために正しい情報しか入力できない仕組みを作る

ここで私がオススメするのがQRコードです。Appsにカメラコントロールを配置して、計測器に付いたQRを読み取らせます。誰が操作しても同じ結果が得られます。

QRコードの作り方1:サイトを使う

私は https://m.qrqrq.com/
を良く使います。URLではなくテキストで製作することが多いです。
作成したQRコードはPNGでダウンロートできます。

QRコードの作り方2:テプラを使う

キングジムの「テプラ」はバーコードやQRコードが作成できます。黄色か白のテープを使うのがオススメです。

社員IDのQRコードを作って配布しておくのもオススメ

データベースに社員IDが保存されていれば、フルネームやメールアドレス、連絡先などを取り出しやすくなったりしますのでおすすめです。PowerApps的には、テナントのIDをQRコード化しておくのも良い方法でしょう。

リンクを配る代わりにQRを配る

社内のポスターに「お問い合わせはこちらまで」とFormsのURLをQRコード化して貼って置くと、割とフィードバックが得られたり、アプリやwebサービスのリンクをQR化しておくと、日常の繰り返し業務やたまにしか実施しない作業の「あれ、どこだっけ」が減ります。

URLパラメータが使えるならもっと便利

https://example.com/search?keyword=cat&page=2
みたいな形の?以降をURLパラメータと言うそうです。詳しくはQiitaなので別記事に譲ります。日時やページの設定を埋め込んで、作業者の手間を減らすことが出来ます。私が作った中で一番評判が良いのは、会議室予約で会議室の指定までパラメータに入れたものを、会議室の入り口に貼って置きました。予約状況が簡単に確認できます。

まとめ

  • アプリでは、QRを読ませることで入力の手間やミスを減らすことが出来る
  • webでは、URLパラメータ付きのQRコードを作成することで比較的大量のテキストを簡単に渡すことができる

現場の作業者に、マスタデータのメンテナンスを依頼するのは割と大変だったりしますが、テプラでQRコードを貼る、そのQRはこうやって作る、と教えることで、現物とマスタデータを比較的平易に一致させることが出来ます。
大量のマスタデータに埋もれている方には、特にオススメです。

それでは皆様、愉快なPowerAppsライフをお過ごしください。

注1:「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
注2:「テプラ、TEPRA」は株式会社キングジムの商標または登録商標です。

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