※ 本記事はnote投稿の転載です。
※ https://note.com/super_crow2005/n/n46d1aa7e0e98
(9)料理レシピ「玄米ご飯ひき肉」のデータファイル化
前回、料理レシピ「「シャリアピン牛もも肉ステーキ」のタートルファイルを調べて、設定する項目を明らかにしたのであった。
そこで、実際のレシピを使って、料理レシピに必要なデータを整えてみよう。
「玄米ご飯ひき肉」の料理レシピを対象とする。(料理名が変な感じなのだが、これを投稿した筆者自身も覚えていない。気にしないで頂ければうれしいです。)
[レシピ名]は「玄米ご飯ひき肉」である。
食材については、名称を整えていたのでもともとの料理レシピの食材名と異なっているものもある。そこで確認すると。「ひき肉(牛7豚3)」は「挽き肉(牛7豚3)」に、また「醤油ダレ」は「しょうゆダレ」になっていた。それを反映して、材料一覧のデータは次のようになる。
| [食材] | [単位文字列] | [数量文字列] |
|---|---|---|
| 挽き肉(牛7豚3) | g | 500 |
| 玄米 | 合 | 1 |
| にんにく | かけ | 2 |
| 長葱 | 本 | 1 |
| しょうゆダレ | cc | 30 |
| 酒 | cc | 30 |
材料一覧、すなわち「玄米ご飯ひき肉_材料一覧」のために必要な材料項目名は次の通りである。
[材料項目名1] 玄米ご飯ひき肉_挽き肉(牛7豚3)
[材料項目名2] 玄米ご飯ひき肉_玄米
[材料項目名3] 玄米ご飯ひき肉_にんにく
[材料項目名4] 玄米ご飯ひき肉_長葱
[材料項目名5] 玄米ご飯ひき肉_しょうゆダレ
[材料項目名6] 玄米ご飯ひき肉_酒
この材料一覧の材料項目名については、材料項目の情報から生成すればよく、データとして準備することはない。
次にレシピステップである。まず[レシピステップ名j]については「玄米ご飯ひき肉_ステップj」とすればよい。またオブジェクトプロパティnext_siblingについては[レシピステップ名j+1]が自動的に決まるのでデータを用意する必要はない。またステップタイトルも"ステップi"@jaでよい。ただ、[レシピ写真名j]については、写真がない場合もある。写真がないことを「(なし)」と表すことにしよう。そうでない場合、写真名「玄米ご飯ひき肉_写真j.jpg」とすることにする。
データとしてはステップ番号のjと[レシピテキストj]、[レシピ写真名j]があればよい。
1 玄米ご飯ひき肉_写真1jpg
玄米は洗って、水に数時間つけておきます。そして炊飯器のスイッチを入れます。(玄米は白米よりも炊き上がるまで時間がかかります;要注意)
2 玄米ご飯ひき肉_写真2jpg
ひき肉を炒めます。かなりじっくり炒めて、脂はすべて溶かします。
3 玄米ご飯ひき肉_写真3jpg
ひき肉はざるに取り、脂と分けます。(脂は新聞紙などでふき取って、捨てます。)
4 玄米ご飯ひき肉_写真4jpg
ひき肉を新聞紙の上に返します。脂はすべてとります。
5 玄米ご飯ひき肉_写真5jpg
長葱を刻みます。
6 玄米ご飯ひき肉_写真6jpg
再度、ひき肉を炒めます。
にんにくは摩り下ろして鍋に入れます。
刻んだ長葱は半分を加えます。
酒、醤油ダレを入れ、煽れば炒め上がりです。(醤油ダレは醤油と少しの砂糖、うまみ調味料で代えられます)
7 玄米ご飯ひき肉_写真7jpg
炊き上がったご飯に、炒めたひき肉と残しておいた長葱を入れます。
混ぜて少し蒸らしておきます。
8 玄米ご飯ひき肉_写真8jpg
赤く見えるのは明太子。左の黒いのは海苔です。
漬物、キムチで食べても良いと思います。
なおひき肉ご飯に粘り気が無いため、箸では食べられませんでした。
作り方(全体)については、[レシピ名]が決まれば[レシピ作り方(全体)]も[レシピステップ名1]も決まる。すなわち「玄米ご飯ひき肉_作り方(全体)」と「玄米ご飯ひき肉_ステップ1」であり、データは不要である。
最後はレシピ「玄米ご飯ひき肉_レシピ」である。準備する必要があるデータは、[レシピコツテキスト]、[レシピID名]、[レシピ作者名]、[レシピ写真名]、[レシピ紹介テキスト]になる。レシピ写真名については写真がない場合には(なし)とし、あるなら写真名「玄米ご飯ひき肉_写真0.jpg」とする。
[レシピコツテキスト]
ご飯は玄米だけです。
ひき肉はいためて、溶け出た脂はすべて捨ててしまいます。
葱はサッパリ感を出すために重要です。
ひき肉をご飯に混ぜてから、蒸らしたことが、しっとり感につながったと思います。
[レシピID名]
17443936
[レシピ作者名]
moritosh@cook_40029950
[レシピ写真名]
玄米ご飯ひき肉_写真0.jpg
[レシピ紹介テキスト]
ひき肉とご飯を混ぜました。”ご飯の量>そぼろの量”ならいわゆるそぼろご飯です。今回は”ご飯の量<そぼろの量”です。
思いの他おいしかったです。ご飯とまぜて蒸らすことで結構しっとりとしました。また、葱が利いています。
このレシピの生い立ち
普通のご飯ではあると思います。
結果オーライですが、ラーメン屋のご飯もの(チャーシュー丼、角煮丼)と味が似ています。
一応、”そぼろ ご飯”で検索してみました。検索結果は膨大だったため、数ページだけ眺めました。同じ様なレシピは確認できませんでしたが、、、いかがでしょうか。
以上で、玄米ご飯ひき肉のタートルファイルを作るためのデータが明らかになった。そのデータをデータファイルとしたものを「玄米ご飯ひき肉.dat」というテキストファイルとする。内容は以下の通りである。
[レシピ名]
玄米ご飯ひき肉
[材料一覧]
挽き肉(牛7豚3) g 500
玄米 合 1
にんにく かけ 2
長葱 本 1
しょうゆダレ cc 30
酒 cc 30
END
[レシピステップ数]
8
[レシピステップ]
1 玄米ご飯ひき肉_写真1jpg
玄米は洗って、水に数時間つけておきます。そして炊飯器のスイッチを入れます。(玄米は白米よりも炊き上がるまで時間がかかります;要注意)
END
2 玄米ご飯ひき肉_写真2jpg
ひき肉を炒めます。かなりじっくり炒めて、脂はすべて溶かします。
END
3 玄米ご飯ひき肉_写真3jpg
ひき肉はざるに取り、脂と分けます。(脂は新聞紙などでふき取って、捨てます。)
END
4 玄米ご飯ひき肉_写真4jpg
ひき肉を新聞紙の上に返します。脂はすべてとります。
END
5 玄米ご飯ひき肉_写真5jpg
長葱を刻みます。
END
6 玄米ご飯ひき肉_写真6jpg
再度、ひき肉を炒めます。
にんにくは摩り下ろして鍋に入れます。
刻んだ長葱は半分を加えます。
酒、醤油ダレを入れ、煽れば炒め上がりです。(醤油ダレは醤油と少しの砂糖、うまみ調味料で代えられます)
END
7 玄米ご飯ひき肉_写真7jpg
炊き上がったご飯に、炒めたひき肉と残しておいた長葱を入れます。
混ぜて少し蒸らしておきます。
END
8 玄米ご飯ひき肉_写真8jpg
赤く見えるのは明太子。左の黒いのは海苔です。
漬物、キムチで食べても良いと思います。
なおひき肉ご飯に粘り気が無いため、箸では食べられませんでした。
END
[レシピコツテキスト]
ご飯は玄米だけです。
ひき肉はいためて、溶け出た脂はすべて捨ててしまいます。
葱はサッパリ感を出すために重要です。
ひき肉をご飯に混ぜてから、蒸らしたことが、しっとり感につながったと思います。
END
[レシピID名]
17443936
[レシピ作者名]
moritosh@cook_40029950
[レシピ写真名]
玄米ご飯ひき肉_写真0jpg
[レシピ紹介テキスト]
ひき肉とご飯を混ぜました。”ご飯の量>そぼろの量”ならいわゆるそぼろご飯です。今回は”ご飯の量<そぼろの量”です。
思いの他おいしかったです。ご飯とまぜて蒸らすことで結構しっとりとしました。また、葱が利いています。
このレシピの生い立ち
普通のご飯ではあると思います。
結果オーライですが、ラーメン屋のご飯もの(チャーシュー丼、角煮丼)と味が似ています。
一応、”そぼろ ご飯”で検索してみました。検索結果は膨大だったため、数ページだけ眺めました。同じ様なレシピは確認できませんでしたが、、、いかがでしょうか。
END
複数行にわたるテキストデータは、データの範囲をタグ(括弧[ ]付きの見出し)からENDまでの間とする。
以上のデータを用いてタートルファイルの所定の位置を(SVOのSやOを)埋めればオントロジーのファイルができる。これで、cookpadの料理レシピを定型的なフォーマットでデータ化できる。