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Day 4

React: Visual Studio Codeで開発環境を整える

Last updated at Posted at 2018-12-04

Reactはwebアプリケーションのユーザーインタフェース(UI)を組み立てるために、Facebookが開発したJavaScriptライブラリです。Visual Studio CodeはReact.js IntelliSenseに対応したコードナピゲーションを備えています。本稿では、Visual Studio CodeでReactアプリケーションを開発するための環境の整え方を、Visual Studio Codeサイトの「Using React in Visual Studio Code」に沿ってご説明します。

qiita_12_002_001.png

npmのインストール

Reactの環境は、npm(Node Package Manager)でつくります。npmはNode.jsに備わっているパッケージマネージャです。まだnpmが入っていない場合には、まずNode.jsをインストールしてください。本稿執筆時の推奨版の最新は10.14.1 LTS(Long Term Support)です。

qiita_12_002_002.png

Node.jsおよびnpmがインストールされているかどうかは、コマンドラインツールでつぎのようにバージョンを調べればわかります。

$ node -v
v10.13.0
$ npm -v
6.4.1

create-react-appでReactのひな形アプリケーションをつくる

Reactアプリケーションのジェネレータcreate-react-appを、コマンドラインツールからつぎのようにグローバルにインストールしてください。

$ npm install -g create-react-app

インストールできたら、ひな形のアプリケーションmy-appをつくりましょう。アプリケーションを納めるディレクトリに移って、つぎのコマンドを入力してください。

$ create-react-app my-app

コマンドに与えたmy-appという名前のフォルダがつくられ、依存関係を含めた必要なファイルがつぎのように納められます。

qiita_12_002_003.png

これですぐにひな形のReactアプリケーションを、ローカルサーバーで開くことができます。つぎのようにアプリケーションのディレクトリ(my-app)に移って、コマンドnpm startを打ち込んでください。

cd my-app
npm start

ブラウザのURLhttp://localhost:3000でアプリケーションのページが開くでしょう。

qiita_12_002_004.png

ローカルサーバーが動いている間、コマンドラインツールの画面は待機状態になっています。アプリケーションの編集をするには、このまま開いていて構いません。停止したいときは[control]/[Ctrl] + Cです。改めてサーバーを起ち上げるには、またnpm startを入力してください。

qiita_12_002_005.png

アプリケーションフォルダ(my-app)内のREADME.mdの中身は、Reactアプリケーションで使えるnpmのコマンド(スクリプト)の一覧とその説明です。Visual Studio CodeのMarkdown Previewを使えば、マークダウンされた書式で見ることができます。ショートカットキーは、[command]/[Ctrl] + [shift] + Vです。

qiita_12_002_006.png

IntelliSenseを使ったコードの書き替え

IntelliSenseにより、シンタックスカラーやコード補完の機能が働きます。アプリケーションのsrc/App.jsを開くと、JSXもカラーリングされていることが確かめられるでしょう。

qiita_12_002_007.png

そして、JSXについてもコード補完が使えるのです。

qiita_12_002_008.png

JSXのコードに<h1>要素を加え、テキストは日本語に書き替えてみます。

import React, { Component } from 'react';
import logo from './logo.svg';
import './App.css';

class App extends Component {
  render() {
    return (
      <div className="App">
        <header className="App-header">
          <h1>Hello React!</h1>
          <img src={logo} className="App-logo" alt="logo" />
          <p>
            <code>src/App.js</code>を編集したら保存する。
          </p>
          <a
            className="App-link"
            href="https://reactjs.org"
            target="_blank"
            rel="noopener noreferrer"
          >
            Learn React
          </a>
        </header>
      </div>
    );
  }
}

export default App;

ファイルを保存して、ブラウザのアプリケーションページに切り替えると、修正がただちに反映されているはずです。

qiita_12_002_009.png

拡張機能

Using React in Visual Studio Code」には拡張機能も紹介されています。Debugger for ChromeESLintなど、まだ入れていない方は検討されるとよいでしょう。

qiita_12_002_010.png

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