「サブマシンのストレージ残量がキツいので、IntelliJ IDEA + Android SDKで開発したい!」
「CI環境にAndroid SDKだけ入れたい!」
と言う方へ献げる文章です。
コマンドラインからsdkmanagerを使ってAndroidSDKを引っ張る
http://qiita.com/meeetball/items/578133bfe92372e29ea8
最初は上記投稿のように sdkmanager
を使おうとしたのですが、何故か私の環境ではIntelliJがSDKディレクトリを認識してくれず、はまりました。
既にAndroid Studioでのビルド環境をお持ちの方は、こちらの方法を使う方が手数も減り、捗ります。
手順
以下、既にAndroid Studioを使っている環境を「既存環境」、新しくAndroid SDKを導入したい環境を「新環境」としています。
1. 新環境にJDKをインストール
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
今はAndroidビルド環境もJava 8です。
2. 新環境にAndroid SDK sdk-toolsをインストール
https://developer.android.com/studio/index.html
下の方にひっそりと用意されている「コマンドライン ツールのみ入手する」下のリンクからsdk-toolsを入手します。
zip内にtools
ディレクトリだけ入ってるシンプルな構成なので、
Mac, Linux /opt/android-sdk/tools
Windows c:\android-sdk\tools
などにコピーすればOKです。
環境変数 ANDROID_HOME
も設定しておくと後が楽です。
3. 既存環境の ($ANDROID_HOME)/licenses
ディレクトリを、新環境に移植
Mac ($HOME)/Library/Android/sdk/licenses
Windows ($LOCALAPPDATA)\Android\sdk\licenses
にあります。まるごと2で用意した、新環境の $ANDROID_HOME
にコピーしてください。
4. 新環境でソースコードをチェックアウト
新環境にプロジェクトを持ってくる事が重要なので、ただコピーするだけでも良いです。
5. 新環境でLet's gradle
チェックアウトしたディレクトリ下で ./gradlew assembleDebug
しましょう。
TargetにしているSDKやらBuild toolsやらが勝手にインストールされます。
コード量が多い等の理由で、今はビルドしたくない!と言う方は ./gradlew tasks
等でも良いと思います。
6. (Optional) 新環境でIntelliJを設定する
File - Project Structure - Platform Settings - SDKs
からJDKとAndroid SDKを設定してください。
どちらもディレクトリを指定するだけで何とかなるはずです。
参考
Auto-download missing packages with Gradle
https://developer.android.com/studio/intro/update.html#download-with-gradle