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【解説付き】IntelliJ IDEAでpropertiesファイルの文字化け表示を直す方法(Mac)

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propertiesファイルを開いたら、日本語が文字化けしていた。

IntelliJ IDEAで開くと
スクリーンショット 2019-05-30 11.06.23.png
のように、propertiesファイルが文字化けていた。

手順

メニューバーでInteliJ IDEAタブから、Preferencesをクリック

スクリーンショット 2019-05-30 11.06.45.png ### File encodingsで Transparent native-to-ascii conversionのチェックボックスをクリック スクリーンショット 2019-05-30 11.06.56.png OKを押すと、エディタ上でも文字化けが解消されている

解説

propertiesファイルがなぜ文字化けするのか

文字コードがASCIIコードに変換されて保存されているため。
ASCIIコードは日本語は含まれないので、UTF-8等で入力したものを
native2ascii
というツールを使ってASCIIコードに変換して保存されている。
文字コードが違うのではなく、変換された文字列なので、どの文字コードに設定しようが日本語で正しく表示することは出来ない
表示するためにはnative2asciiで再変換する必要がある。(下の図を参照)

ASCIIとは

文字コードの一つ。
アルファベット、数字、記号、空白文字、制御文字が登録されている。
日本語は含まれていない。英語圏で生まれたことが一番の理由。

ASCIIは日本語含まれていないから文字化けしているの?

勘違いされがちだが、違う。
propertiesファイルに日本語を登録する際(UTF-8などで入力した場合)、
native2ascii
というJavaのツールでASCIIに変換して保存している。

native2asciiなんてコマンド普段叩いていないけど?

大抵はIDE(統合開発環境)が自動でやってくれている。
日本語で入力すると、ASCIIに変換されて保存されている。

設定を変えるとなぜ正しく表示できるようになるのか

native2asciiによる透過的な変換がされるようになるため

「Transparent native-to-ascii conversion」を有効にすると、Intelijがpropertiesファイルの操作時にnative2asciiを走らせ、UTF-8⇆ASCIIの変換を自動で行ってくれる。
intelji.ASCII.jpeg

propertiesファイルを入力、保存する場合

エディタ上では、デフォルトではUTF-8で表示、入力ができるようになっている。
このファイルを保存する場合、Intelijが自動的にnative2asciiを走らせ、ASCIIコードに変換して保存してくれる。

propertiesファイルを表示する場合

propertiesファイルをそのまま読み込むとASCIIコードのままのため文字化けしてしまうが、
Intelijが自動的にnative2asciiを走らせることでUTF-8に変換され表示される。

そもそもUTF-8でpropertiesファイルを管理したい

ASCIIコードで保存しなくてはならないのは、propertiesファイルを読み込むJava側の処理がASCIIコードであることを前提にしているからである。
読み込む側の処理を変更し、UTF-8で書かれたpropertiesファイルを読み込むようにすることもできる。
参考:Java のプロパティファイルは UTF-8 エンコーディングで記述したい

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