はじめに
2023/2/5、AWS Solutions Architect - Professional (SAP-C02)にギリギリながら合格しました。
試験の勉強方法と感想について記します。
SAPはすでに多くの体験記がありますが、新版試験(SAP-02)の情報はまだ少ないので、少しでも参考になれば幸いです。
前提条件
- 2年前にAssociateの3資格(SAA, DVA, SOA)は取得しています。
- AWSの実務経験としては3年ほどあります。ただし、メインは開発のため、インフラ業務は週に1日未満です。
勉強方法
期間と時間
期間としては約3ヶ月、集中して勉強したのは最後の1週間です。
総勉強としては 20〜30時間くらいだと思います。
学習教材
- AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル ※
- WEB問題集 TechStock (https://techstock.jp)
※ 書籍はSPA-C01向けのものです。2023/2/11現在、SAP-C02に対応した参考書/問題集はありません。
学習の進め方
試験1週間前まで
書籍巻末の模擬試験を除いた部分までを1周読みました。
各章の演習問題は2周(2周目は間違ったところだけ)解いています。
ここまでは、特に試験を受ける日も決めておらず、ダラダラと進めていました。
試験1週間前から
ここから一気に詰め込みました。
流れとしては、以下の通り。
- 書籍巻末の模擬試験
- TechStock
- 試験対象のサービス確認
- 書籍の読み直し
1. 書籍巻末の模擬試験
巻末についている模擬試験をやりました。
時間を計ったりはせず、1問ずつ答えを確認しながら解いていきました。
この時点での正解率は6割です。
2. TechStock
Udemyの模擬試験もありますが、1問1答形式にできないためTechStockを選びました。
隙間時間で少しずつ進められるのでオススメです。
後の問題の方が新しいので、後ろから12×7=84問解いて行きました。(#74〜#63)
※ TechStockは7問ずつで問題が区切りられています。
※ 成績良く見えますが、復習すると不正解数0で更新されるため、実際に6〜7割程度の正答率です。
3. 試験対象のサービス確認
試験ガイドの付録(P15〜)で試験対象となるサービス一覧がまとめられています。
見て知らないサービスがあったら、検索して概要を確認します。
しばらく置いて、再確認を数回繰り返しました。
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-pro/AWS-Certified-Solutions-Architect-Professional_Exam-Guide_C02.pdf
4. 書籍の読み直し
ある程度、TechStockをやって問題の傾向が見えたところで、書籍を読み直します。
パラパラと気になった所だけ確認していきました。時間としては1時間ほどです。
ここまでやって勉強不足感はあったのですが、一度腕試しに受験してみることにしました。
受験体験
普段は自宅オンライン受験を利用していますが、今回は180分の長丁場ということもあり、集中できるテストセンター受験を選択しました。
予定の30分前に受付しましたが、すぐに開始することができました。
トイレ休憩については特に説明はありませんでした。出来るところもあるようなので気になる人は確認しておくと良いかと思います。
時間はギリギリで、見直す余裕は全くありませんでした。
10問毎に目標時間を決めて、スピードを調整しながら解いていきました。
試験結果
以前は試験結果がすぐに出ていましたが、最大5営業日かかるようになったようです。
今回は受験後3時間ほどで結果が届きました。
スコアは以下の通り、ギリギリ合格。
受験中は正直ダメかと思っていたので、結果が届いた時にはかなり驚きました。
傾向としては組織周りのスコアが低く、「改善が必要」となっていました。
あまり興味な・・・苦手な部分でしたので、納得の結果です。
感想
基本的にはSAP-C01向けの教材で勉強したため、新バージョンの試験に対応できるのか不安もありましたが、既存の教材で十分に対応できました。対象サービスが増えたくらいで、試験傾向の変更は無いようです。
一番の難関だったのは試験時間でした。これといった対策をせずに挑んだため、「もう少し考える時間があれば解けるのに...」という問題も多かったです。
迷った時は早めに切り上げる、解らない問題はすぐに切り捨てる、といった判断の速さが重要になってきます。
最後に
AWS最難関とも言われる資格だけあって難易度は高めですが、ベンダー資格は基本的に「自社製品を使ってもらうための資格」なので、国家試験のように意地悪な引っ掛けはありませんし、しっかり勉強すれば必ず取れます。
評価の高い資格でもあるので、AWSを業務で使っている方や興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。