はじめに
もともとchromebookでVScodeをインストールしようとしていたが、日本語化にあたって現状のdeibian(v9.x strech)ではパッケーがないfctix-mozcが、最新版(v10.x buster)には存在する事がわかり、これを機に最新化することに。
環境
機種:chromebook C101PA
ChromOSのバージョン:79.0
やったこと
linux(ベータ版)の有効化
chromebookの設定画面からlinux(ベータ版)の有効化を実施。(詳細割愛)
現状のdebianのバージョンを確認&stretchの最新版へアップデート
以下のコマンドでバージョン確認
$ more /etc/debian_version
9.9 ← 現在のdebianのバージョン
現状stretch(9.x版)の最新版へアップデート。
※余談ですがapt-get
コマンドを使用しようと思ったのですが、apt
コマンドを使うべし!とのサイトが多々有りそれに従いました。
$ sudo apt update
$ sudo apt -y upgrade
source.listを最新版へ変更
$ sudo apt edit-sources
上記コマンド実行するとviが開くので、以下のviコマンドで"stretch"の部分を"buster"に変更&保存
:%s/stretch/buster/g
:wq
最新版にアップグレード
パッケージリストを更新し、アップグレード発動!(apt upgradeコマンド実行後、1時間位かかりました)
※upgradeによって、パッケージが409個最新化、75個新たにインストールされる模様。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade -y
〜 略 〜
409 upgraded, 75 newly installed, 0 to remove and 3 not upgraded.
Need to get 217 MB of archives.
After this operation, 283 MB of additional disk space will be used.
〜 略 〜
$ sudo apt dist-upgrade -y
$ sudo apt autoremove
終わったら、バージョンの確認。debian(codenameはbuster)の10.2が適用されているのがわかります。
$ more /etc/debian_version
10.2
$ more /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 10 (buster)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="10"
VERSION="10 (buster)"
VERSION_CODENAME=buster
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
以上で、完了!
終わりに
windows7→10へのアップグレードくらいな労力・時間が必要かと思っていたが、以外と簡単だった。実働時間は1時間ちょっと。事前の調査も30分ほど。困ったエラーも発生せず。
ちなみに、debianは他のディストリビューション同様にメジャーバージョン毎に愛称(codename)があり、次版はbullseyeとのこと。
- v9.x:stretch
- v10.x:buster ← 現状の最新の安定版
- v11.x:bullseye ← 現状のテスト版。つまり将来の安定版
参考にした情報
-
debian公式サイト:busterへのアップグレード方法
とりあえず一通りサラッと読みました。 -
apt-getは、もう古い。aptを使いなさい。
なぜaptコマンドを使うのかという理由の理解のため -
「apt-get」はもう古い?新しい「apt」コマンドを使ったUbuntuのパッケージ管理
なぜaptコマンドを使うのかという理由と、aptコマンドの使い方を参考にさせてもらいました。 -
ChromebookのLinux (ベータ版)のDebian 9 (stretch) を 10 (buster) にアップグレード
手順を参考にさせてもらいました。