はじめに
Vim の入力補完のプラグインは deoplete.nvim などがあると思いますが、デフォルトの機能にもキーワード入力補完機能があるようでした。
キーワード入力補完にもいくつか種類があるようですが、その中でも辞書ファイルを使った補完について、使い方を調べてみました。
手順
辞書ファイル作成
まず、補完対象にしたい単語を辞書ファイルとして準備します。
今回は例として、Git のコミットメッセージのプレフィックスを辞書ファイルに準備することにしました。(参考:angular.js/DEVELOPERS.md at master · angular/angular.js · GitHub)
~/.vim/dict/git_prefix.dict
feat
fix
docs
style
refactor
perf
test
chore
辞書ファイルのパス指定
Vim の設定ファイルに、辞書ファイルを読み込む設定を追記して保存します。
~/.vimrc
set dictionary=~/.vim/dict/git_prefix.dict
動作確認
Vim 起動後、挿入モードに入ってCTRL-X CTRL-K
を実行すると、辞書に登録した単語が表示されます。
おわりに
Vim の基本機能としても入力補完が使えることは知らなかったです。今回単語の表示はできたのですが、コロンなどの記号表示はできなかったので、他の補完も含めてまた調べてみようと思います。