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Hexabase Flutter SDKの使い方(リアルタイム通知)

Last updated at Posted at 2024-03-12

Hexabase(ヘキサベース)は企業向けのBaaS(Backend as a Service)を提供しています。認証やデータストア、ファイルストレージ、リアルタイム通知などの機能があり、企業向けのシステム開発に必要な機能をまるっと提供しています。

APIはREST APIとGraphQLを提供しています。そのAPIをラップしたSDKも開発を進めています。SDKは現在、TypeScriptとDart向けに開発しています。Dart向けのSDKは、もちろんFlutterでも利用できます。

この記事ではFlutter SDKについてインストールと、データストアのアイテムにリアルタイム通知について解説します。

パッケージとソースコード

パッケージはpub.devで公開しています。

hexabase | Flutter Package

ソースコードはGitHubにて公開しています。ライセンスはMIT Licenseです。

hexabase/hexabase-dart: Hexabase SDK for Dart & Flutter

インストール

インストールは dart pub get で行えます。

dart pub get hexabase

インポート

SDKをインポートします。

import 'package:hexabase/hexabase.dart';

初期化

まずインスタンスを作成します。

var client = Hexabase();

別なファイルで再度インポートした場合には、以下でインスタンスを取得してください。

var client = Hexabase.instance;

アイテムの作成

データストア(クラウドデータベース)の行相当のデータがアイテムです。以下のようにして、新しいアイテムを作成します。

await client.setWorkspace('YOUR_WORKSPACE_ID');
var project = await client.currentWorkspace.project(id: 'YOUR_PROJECT_ID');
var datastore = await project.datastore(id: 'YOUR_DATABASE_ID');
// アイテムを作成
var item = await datastore.item();
// 保存しておく
await item.save();

購読する

このアイテムに対するコメント追加の操作で通知が行われます。以下のようにして、購読します。

item.subscribe('update', (itemSubscription) {
	// itemSubscription.comment にコメントが入ります
	// itemSubscription.item にアイテムが入ります
	// itemSubscription.user にユーザーが入ります
});

コメントの作成

新しいコメントは、 item.history() で作成します。 set で値(コメント本文)を設定し、 save で保存します。この操作で、該当アイテムを購読しているユーザーに対して通知が行われます。

var history = item.history();
history.set('comment', 'test');
await history.save();

通知は自分自身にも行われます。

購読を停止する

購読を停止するには、 unsubscribe を使います。

item.unsubscribe(actionName);

通知のプロトコル

通知はSingralRを使っており、WebSocketで通信を行います。JavaScript SDKでも、Flutter SDKでも同じように通知を受け取れます。

まとめ

リアルタイム通知機能を使えば、チャットであったりコラボレーション機能を実装できます。ぜひ、Webアプリケーション開発に役立ててください。

HexabaseのFlutter SDKを使って、堅牢なWebアプリケーションを開発してください。

hexabase | Dart package

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