CodeRabbitはAIコードレビューを基本としたエージェント型変更管理サービスです。AIエージェントが生成するコードを検証し、開発者が理解できるように並べ替え、優先順位を付け、リスクや意図を説明し、セキュリティ脅威に対してもコードベースを安全に保つサービスを目指しています。
CodeRabbitのコードレビューに関連した新しい機能として、マージ後アクション(Post-Merge Actions)が登場しました。
プランおよびプラットフォームについて
Post-Merge ActionsはPro+以上のプランに対してサポートされています。また、GitHubやGitLab、BitBucket、Azure DevOpsなど全プラットフォームをサポートしています。
実行例
たとえば以下のように設定をします。これは .coderabbit.yaml での記述例です。
reviews:
post_merge_actions:
- enabled: true
name: Notionに記載
prompt: >-
マージが完了したら、Notionの変更履歴ページ 3a...99 に変更内容をGitのコミットIDとともに記載してください。
履歴は日毎にまとめてください(時間は不要)。
自然言語で書けるので何を行うかは明確かと思います。実際にマージすると、Notionのドキュメントに以下のように出力されます。
使い方
使い方は reviews.post_merge_actions に対して、配列で定義していきます。
| キー | 内容 |
|---|---|
| enabled | 有効無効の切り替え |
| name | アクション名 |
| prompt | 実行する内容 |
利用方法として、以下の3パターンが想定されています。
- コードの修正
ファイル中に変更履歴を追加するといった使い方です。この場合、新しいPRが作成されます。 - テキストレポート
PRの最後に、自由形式のレポートを記載します。なお、マージ後アクションが失敗した際にもコメントで報告されます。 - MCP
MCPサーバーを使うパターンです。上記のNotionもMCPサーバーを利用しています。
完了時
処理が完了した際には、PRの最後に追加コメントが行われます。
失敗した際にも、その内容がコメントで確認できます。
MCP連携について
MCPサーバーの連携は、ダッシュボードの Review > Integrations にて行ってください。ここで有効になっているMCPサーバーが利用できます。
追加されたPRについて
マージ後アクションで作成されたPRには、 🔧 CodeRabbit Post-Merge Recipe: が付与されています。これがあると、マージ後にもマージ後アクションは実行されません。
コマンド
PRのコメントで利用できるコマンドとして、2つ用意しています。
# すべてのアクションをスキップ
@coderabbitai skip post-merge actions
# 特定のアクションをスキップ
@coderabbitai skip post-merge actions --name "Update changelog" --name "Notify release channel"
設定の例
ドキュメントの更新
review:
post_merge_actions:
- name: "ドキュメントの同期"
enabled: true
prompt: |
公開API、設定オプション、CLIフラグ、またはユーザーから見える動作に変更がないか、差分を確認してください。
変更が見つかった場合は、docs/ディレクトリ内の該当する箇所を更新してください。
- APIの変更 → docs/api-reference/
- 設定の変更 → docs/configuration.md
- CLIの変更 → docs/cli.md
該当するドキュメントファイルが存在しない場合は、適切な見出しと、コードおよびPRの説明に基づく1段落程度の説明文を記載したひな形を作成してください。
内部的なリファクタリング、テストの変更、またはCIの変更については、ドキュメントを更新しないでください。
review:
post_merge_actions:
- name: "変更履歴(CHANGELOG)の更新"
enabled: true
prompt: |
PRのタイトル、説明、および変更内容全体(diff)を確認してください。
CHANGELOG.mdの「Unreleased」セクションの先頭に、新しい項目を追記してください。
形式: `- <type>(<scope>): <短い説明> (#<PR番号>)`
- typeは変更内容に基づいて決定(feat, fix, refactor, docs, chore)
- scopeは変更が加えられた主要なディレクトリやパッケージに基づいて決定
- 説明は平易な言葉で80文字以内に収めること
PRがユーザーに影響する重要な変更やAPIの変更である場合のみ実行してください。
依存関係の更新、誤字の修正、CIのみの変更についてはスキップしてください。
ファイル内の他の箇所は変更しないでください。
まとめ
マージ後アクションを使うと、作業の抜け漏れが防げたり、CHANGELOGのような記述も漏れなく行えるようになります。自然言語で定義でき、MCPサーバーを使えば他のサービスとの連携も容易です。
ぜひお試しください。


