最近のiPad(Air以上)はM1やM2チップが搭載され、ラップトップとの違いはメモリ容量くらいの差しかないのではないかと思います。そのため、iPadで十分アプリ開発が出来るのではないでしょうか。iPadなのでAndroidアプリ開発には不向きですが、ハイブリッドアプリやマルチプラットフォーム向けの言語であればiOS/Android両方に対して開発できます。
特にiPadであれば、自分用のPCがない学生の方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。今回はFlutter向けのアプリ開発環境を整えてみたので、方法を紹介します。
Zapp!をPWAとして配置する
ベストな方法としてはPWAの利用になります。iPadのSafariでZapp!にアクセスして、Webサイトをホーム画面に追加します。そうすると、アイコンもZapp!のものが表示されます。
立ち上げると、専用アプリのように開きます。
開発スタイル
Zapp!を使った場合、3ペイン表示がデフォルトになります。左からファイルツリー、エディタ、プレビューです。
ファイルツリーを閉じれば、プレビューを見ながらでも十分開発できそうです。
また、QRコードを読み込んで別なデバイスでプレビューを見ながら開発もできます。
Zapp!はWebに対応したライブラリを自由にインストールして利用できます。逆に、iOSやAndroidネイティブにしか対応していないものは利用できません。
ビルドはなし
Zapp!にはビルド機能はありません。Zipファイルとしてダウンロードできるのみです。
DartPadを使った方法
DartPadもDart開発ができるWeb IDEになります。ただし、任意のライブラリはインストールできませんので、Zapp!の方が自由度は高いでしょう。
まとめ
今回はiPadでのFlutterアプリ開発にチャレンジしました。ビルド環境はありませんが、Webにも対応したFlutterアプリであればZapp!で十分に開発できるでしょう。iPadで手軽にスマートフォンアプリ開発にチャレンジしてみたい方は参考にしてください。
ニフクラ mobile backendはFlutter用にSDKを提供しており(コミュニティSDKであり、公式サポートは受けられません)、Flutter/Dartアプリで利用可能です。ぜひお試しください!