AWS CloudFormation スタックセットは、複数の AWS アカウントやリージョンにわたってリソースを一貫してデプロイおよび管理するための機能です。
CloudFormation スタックとの違い
単一の AWS アカウントとリージョンに関連付けられますが、スタックセットを使用すると、複数のアカウントとリージョンにまたがるリソースを管理できます。
3つの特徴
- 一括デプロイ
- スタックセットを使用することで、複数のアカウントやリージョンに渡って一度にスタックを作成、変更、削除できます
- 管理の簡素化
- 管理者はスタックセットを通じて、全てのアカウントとリージョンでのリソースを一元的に管理することが可能
- マルチアカウント対応
- 複数のAWSアカウントにおけるリソース展開に対応しており、AWS Organizationsを使用して簡単にセットアップすることが可能
類似サービス一覧
AWSCDK(Cloud Development Kit)
- AWS CDKは、プログラムコード(Python、TypeScript、Java、C#など)を使ってAWSリソースを管理するツールです。CDKを使用すると、複数のアカウントやリージョンに対してリソースをデプロイすることができます
- AWS CDK Pipelinesを利用して、CI/CDパイプラインを作成し、複数アカウントやリージョンへのデプロイを自動化することもできます
AWS Elastic Beanstalk
- AWS Elastic Beanstalkは、アプリケーションを簡単にデプロイできるマネージドサービスであり、複数のアカウントやリージョンにわたるリソースのデプロイも支援します
- Elastic Beanstalkの環境を使って、インフラストラクチャの構成を管理し、複数環境へのデプロイを行います
Terraform
- Terraformは、インフラストラクチャをコードとして管理するオープンソースツールで、AWSをはじめとする複数のクラウドプロバイダーに対応しています。AWS CloudFormationの代替として、複数のアカウントやリージョンにリソースを一貫してデプロイできます
- Terraform CloudやTerraform Enterpriseを使用して、複数のアカウントにまたがるデプロイを管理・実行できます