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資格取得に向けたUdemy活用術【2020年12月時点】

Last updated at Posted at 2020-11-30

今年度はとにかくUdemyにお世話になったので、感謝の気持ちを込めて「Udemy Advent Calendar 2020」に投稿することにしました。

#■Udemyとの出会い
私がUdemyを活用しだしたのはAWSの資格取得を目指していた時でした。
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AWSの資格は「アソシエイト」という中級資格と「プロフェッショナル」という上級資格があります。「アソシエイト」までは参考書や問題集が何種類か販売されていて、それを購入して乗り切れました。しかし、「プロフェッショナル」は当時問題集がほとんどなく、初回の受験では不合格となってしまいました。模擬問題の実施不足が影響したと考えた私は、とにかく手当たり次第に模擬問題集を探して実施することにしました。その際に見つけたのがUdemyの講座でした。

#■AWS Certified Solutions Architect Professional資格試験での活用
##『AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)』
その当時珍しかった「プロフェッショナル試験」の問題集でした。とにかく問題数が多く説明もしっかりついているので、学習するのに非常に役立ちました。特に問題の正解以外の選択肢に関して、間違っている理由を解説してくれているのがよかったです。

また、Udemyはスマホのアプリでも閲覧できるので、職場への往復時間はUdemyでずっとこの問題を解いていました。75問×5回の問題があり、問題を開始すると時間もカウントされるので、本番の試験を意識した学習が可能でした。

##『AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam』
問題集を何度もやっていると答えを覚えてしまいます。当時一度試験に落ちていたこともあり、不安だった私が追加で購入した問題集です。その当時他に日本語の問題集が存在せず「英語」の問題集に手を出しました。

英語力のない私には日本語翻訳は必須です。Udemyをパソコンで実施してWebの日本語翻訳機能を使用することで、日本語訳で学習することができました。ただ、スマホのアプリでは日本語訳がうまくいかず、もっぱら帰宅後にパソコンで学習しました。AWSのように模擬問題をどれだけこなすかがポイントになる試験では、Udemyの英語問題集は役に立ちます。

#■AWS Certified DevOps Engineer Professional資格試験での活用
##『AWS Certified DevOps Engineer Professional』
AWSのプロフェッショナル試験は2つあり、もう一つの試験です。こちらは「AWS Certified Solutions Architect Professional」と違い、当時は本当に日本語版の模擬問題集がありませんでした。その為、引き続き「英語」の問題集を購入して試験勉強しました。こちらは問題数が少なかったですが、問題の傾向を掴むのに役立ってくれました。

資格試験の体験談は別記事「【AWS認定試験】6試験(CLF・SAA・SAP・SOA・DVA・DOP)合格までの道のりと勉強方法について(2020年4月時点)」に記載しています。

#■Python3エンジニア認定データ分析試験での活用
##【1日で習得】技術者のためのPythonデータ分析
「Python3エンジニア認定データ分析試験」の試験勉強を実施しましたが、初心者の私は「公式テキスト」の内容を理解するのに苦しんでいました。なんとか打開すべく見つけたのが、この講座です。

動画でAnacondaのインストールやSpyder、Jupyter notobookの使い方、Pythonの基本的な操作方法に触れており、非常に解りやすかったです。Numpyより前の章に関しては、「Python3 エンジニア認定基礎試験」を受験する人にもおススメできる内容だと思います。ただし、後の章は「Matplotlib」や「scipy」辺りは難しくなるので、そこら辺と演習問題は最初は流し見をして、2周目で理解する形がよいかと思います。データ分析試験の試験範囲から考えると「数学の基礎」と「scikit-learn」が不足しているので、そこは他の方法で補う必要があります。

ただ、やはり動画の解りやすさは最高でした。
例えば以下の画像はANACONDAのインストール手順の説明です。動画で画面遷移やポイント箇所もすべて丁寧に説明してくれるので間違えることがありません。環境的な部分は文書で読むより動画を一度見た方が理解が何倍も速いです。
image.png

こちらはファイル出力・入力等の処理になりますが、非常に理解しやすかったです。
image.png

この講座受講が取っ掛りとなり、基礎が理解できたので、試験勉強がスムーズに進みました。

資格試験の体験談は別記事「Python初心者によるPython3エンジニア認定データ分析試験の勉強方法(2020年9月合格)」に記載しています。

#■Udemyのよいところ(まとめ)
上記で記載した通りUdemyは資格試験勉強で大いに活用可能です。
私が感じているUdemyのメリットについて以下に纏めて記載ます。
pose_goukaku4_businessman.png
###ポイント1:Webならではの機能が使える!
例えば紙の問題集を購入した場合、問題と解答ページを行ったり来たりになりますが、
Udemyなら問題回答後に正誤と解説が表示されるのでスムーズに勉強できます。
問題集などでは終了後に正解率が表示されたり、過去の正解率や問題の正誤結果が表示できます。
そういった学習履歴を管理できる面でも優れていると思います。

image.png

###ポイント2:スマホでも学習できる!
スマホのアプリがあるので会社への往復時間で学習できます。
進捗は連携されているので、家のPCでログインすればスマホで進んだ部分から学習可能です。
以下はスマホのアプリで表示した際の画面です。
iphone.png

###ポイント3:内容が随時更新される!
模擬問題集だと、問題が追加されたりします。
私が購入した問題集に関しては、あとから更新されて150問程度の問題が追加されました。
また、説明内容が古くなったり間違っている場合は、内容が更新されたり注釈が入ったりします。
一度購入したあとに追加費用なく更新を受けることができるのは大きなメリットだと思います。

例えば私の受講した『AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)』のアップデート履歴では以下のような内容があります。

■演習問題の解説内容をより詳細にアップグレードいたしました。
プロフェッショナル問題がリリースされてから、様々なご質問をいただきまして、解説では詳細がわかりにくい問題があることが判明したため、本日までにすべての演習問題の問題文と解説の全面的なアップグレードをさせていただきました。問題内容自体は同じものとなっておりますが、解説で不正解理由なども詳細にわかるようにしております。

こちらからの質問事項等を反映して解説をアップグレードして頂きました。

■模擬試験4の提供開始
模擬試験④を提供開始しました。
過去の3題となるべく新しい範囲と形式の問題としています。

新規に模擬問題が追加されました。

このように随時アップデートされていくことは嬉しいところです。

###ポイント4:やっぱり動画は最高に解りやすい!
文書がメインのテキストで解らないことも、動画だとすぐに解ったりします。
私も試験勉強中に理解できない部分があるとYoutubeで検索したりして動画を探して視聴すると、一気に理解できて解決することが多々ありました。Udemyでは私が助けられたPythonの講座を含め多くの動画学習ができるコンテンツがあり、非常にお勧めです。

###ポイント5:外国の模擬問題集講座が活用できる!
AWSのように日本で模擬問題集が発売されていないような資格試験もあります。
そのような試験に関して外国語の講座も公開されています。
現在はWebの日本語翻訳機能も非常に優秀で、模擬問題を少しでも実施したい場合などはお勧めします。

英語の翻訳には苦心したので、ポイントを別記事「英語力が無いSEの暫定的な翻訳ツール活用術(2020年9月時点)」に記載しています。もし効率的な翻訳方法知りたい方は参照ください。

###ポイント6:製作者に質問ができる!
Udemyでは講義の配信者とUdemy上のメッセージ機能を利用してやり取りが可能です。
こちらの解りにくかったところを製作者に伝えて反映してもらうことも可能です。
相互にやり取りを実施して、アップデートしていけるところも魅力の一つです。
今回、講義画像を利用しているのも、このメッセージ機能で了解を頂いています。

#■Udemyの注意点(まとめ)
eye_ganseihirou_computer_man.png
###ポイント1:購入するタイミングに注意しよう!
Udemyで教材を購入する時は3か月に1度くらいで開催されるタイムセールスの際に購入することをお勧めします。90%OFFくらいの値引きも多く、例えば、Pythonの講座は普段は10,800円しますが、タイムセールの期間だけ1,400円くらいまで値段が下がっていました。お金のある人は定価で購入して還元してあげてほしいですが、費用を抑えたい人は、タイムセールスの際に購入することを強くおすすめします。ほしい講座を見繕っておいて、タイムセールスのタイミングを狙いましょう。

タイムセールスの際にはWeb画面上に以下のような表示がされます。
image.png

その期間だけ驚きの値引きが実施されます・・・・
image.png

###ポイント2:購入する前に自分の想定している講座か確認しよう!
レビューが記載されているので、レビュー内容を読んで自分の思っている内容か確かめてください。
image.png
また、教材の中の「コースの内容」という部分で幾つかの動画がサンプルとして公開されています。この内容を閲覧して、自分に合いそうだと思ってから購入したほうがよいと思います。

どんな評価の高い講座でも、自分にあうとは限りません。

###ポイント3:最終更新日を確認しよう!
購入する際は最終更新日を注意深く確認しましょう。
定期的に更新されている講座もあれば、全く更新されていない講座もあります。直近で更新されている講座は内容の修正や追加がされている可能性もあります。
image.png
これは非常に重要です。
例えば資格試験の場合、試験内容が変更になることが多々あります。せっかく勉強したのに旧試験内容だったでは、せっかくの努力も無駄になってしまいます。

また、技術的な動画に関しても更新時期は非常に重要です。私もパブリッククラウドの操作説明動画を購入したりしたのですが、クラウドの操作画面が大きく変わっており、動画の通り実施しようとしてもできない場合がありました。クラウドサービスなどは進化が早く、古い動画だと役に立たない場合もあります。

私はこのポイントが非常に重要だと思っているので、自分がQiitaに投稿する際には年度や記載月を明確に記載するようにしています。その時のベストが今のベストとは限りません。それくらい情報の記載時期というのは重要だと思います。

###ポイント4:外国の動画講座は要注意!
よいところ、として外国の模擬問題集を記載しましたが、こちらは動画講座の話です。
模擬問題集はいいです。Webの日本語翻訳機能が非常に優秀なので役に立ちました。
しかし、動画講座は個人的には失敗でした。
一応、日本語の字幕はできるのですが、字幕と動画の内容両方一緒に追えないので、結局英語が苦手な私は活用することができませんでした。外国の動画講座こそ、サンプル動画を必ず視聴してから購入するようにしたほうがよいと思います。

#■さいごに
kagenagara_ouuen_man.png
どんなものにも良い部分と注意すべき部分があります。
Udemyを活用できるかどうかは本人次第だと思います。
私は少なくともUdemyに幾度となく助けられました。
そしてこれからも助けてもらうと思います。

自分に合うかどうかは一度使ってみないと解らないと思います。
自分に合う講座があるか検索して頂き、タイムセールスの際に、是非一度購入してみてください。

もし役に立つと思えれば、是非来年度のQiitaの「Udemy Advent Calendar」で投稿してみてください。
アウトプットは非常に大切です。

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