IBM i はデフォルトではANONYMOUSユーザーが使用できません
ということで、ユーザー・プロファイルANONYMOUS を作ってみます。
①最初にANONYMOUSが無い状態
WRKUSRPRF ANONY*
上記コマンドでユーザーANONYMOUSが見つかりません。
当然、FTPでANONYMOUSログインすると・・・エラーになります。
②ユーザー・プロファイル ANONYMOUSを作成する
CRTUSRPRF USRPRF(ANONYMOUS) PASSWORD(*NONE) CURLIB(PUBLIC) TEXT('ANONYMOUS USER') HOMEDIR('/home/ANONYMOUS')
- マニュアルにはユーザークラスの指定はありませんが、一般的に考えると(権限の低い)*USERでいいと思います。
以上でユーザーANONYMOUSが作成され、使用可能になりました。
IBM i FTPサーバーでANONYMOUSを使用可能化するための追加の設定作業
FTPでANONYMOUSユーザーでアクセスするためにはさらに以下の2つの出口プログラム(Exit Program)を作成・登録が必要です。
マニュアル:ANONYMOUS FTPの構成
マニュアル:FTP 出口Programの作成
機能 | 出口点(Exit Point) | 機能名 |
---|---|---|
サーバー・ログオン | QIBM_QTMF_SVR_LOGON | TCPL0100 TCPL0200 TCPL0300 (いずれか1つ) |
妥当性検査 | QIBM_QTMF_SERVER_REQ | VLRQ0100 |
つづく・・