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IBM i システム値 パスワード関連一覧(IBM i 7.6)

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Last updated at Posted at 2026-05-17

IBM i のOS全般に係るシステム設定値はシステム値(SYSVAL)と言われるもので制御されます。

システム値はOSバージョンが上がるごとにその時代の要請・機能拡張に応じて順次増えていますが今回はセキュリティ関連、特にパスワードに関連したものを調べてみました。

パスワード関連のシステム値一覧の調べ方・マニュアル

システム値関連のマニュアル

システム値

上記ページ中のリンクからPDFをDLもできます。

システム値ファインダー

システム値を検索できるページです。

システム値ファインダー

このファインダーが便利なのは パスワード、廃止システム値 のようにOSのWRKSYSVALコマンドだと一発で検索できないカテゴリーも用意されている点でしょうか。

image.png

ただ本日時点だと検索結果が英語で出てきました。(いずれ各国対応します?)
image.png

システム値の一覧は取得できるので問題は無いと思います。

WRKSYSVAL コマンドで検索

もちろんOSコマンド WRKSYSVAL コマンドでも検索できます。
ただし、パスワード、に限定する事は出来ずもう少し広い、WRKSYSVAL SYSVAL(*SEC) セキュリティ関連のシステム値一覧からパスワード関連を探すことになります。

WRKSYSVAL SYSVAL(*SEC)

image.png
結果例です。

image.png

または、以下の様にシステム値のストリング検索もできます。QPWDxxx というシステム値がパスワード関連です。(IBM i 7.6時点)

WRKSYSVAL SYSVAL(QPWD*)

パスワード関連システム値

IBM i 7.6(執筆時点)では14個のパスワード関連システム値がありました。

タイプ*SEC = セキュリティ関連のシステム値一覧

システム値 記述 説明 IPL要否
QPWDCHGBLK パスワード変更のブロック 前回パスワード変更時を起点にパスワード変更を不可にするインターバル時間(1-99時間)を指定。デフォルトは*NONE。即時(即時適用)されます。 不要
QPWDEXPITV パスワード有効期間 パスワード有効期間(日数1-366日)を指定。デフォルトは*NOMAX(期限なし)。即時適用。 不要
QPWDEXPWRN パスワード満了警告 サインオン後に何日前からパスワード満了の警告を出すかの指定。デフォルトは7。1-99日を指定可能。即時適用 不要
QPWDLMTAJC パスワード中の隣接した数字の制限 パスワード中に連続した数字(11 や 222 など)の可否を設定。デフォルトは0(使用可能) 。 QPWDRULESシステム値が*PWDSYSVAL以外の場合は無視される。次回パスワード変更時に効力を発揮 不要
QPWDLMTCHR パスワード中の文字の制限 デフォルトは*NONEで制限なし。最大10個のキャラクター(文字)をパスワードに含めることを禁止できる。次回パスワード変更時に効力を発揮。指定できる文字は、A ~ Z、0 ~ 9、およびポンド (#)、ドル ($)、アットマーク (@)、下線 (_) の特殊文字 ※1 不要
QPWDLMTREP パスワードに反復文字を使用することに関する制限 パスワードに同じ文字を 2 回以上使用できなくするシステム値。デフォルトは0で2回以上同じ文字を使用可能。1はパスワードに同じ文字を 2 回以上使用できない。2は パスワードに同じ文字を連続して使用できない。パスワード・レベル (QPWDLVL) システム値が 2 または 3 の場合には、反復文字のテストは大文字小文字の区別をする。次回パスワード変更時に効力を発揮。※2 不要
QPWDLVL パスワード・レベル ユーザー・プロファイル・パスワードの長さを 1 から 10 文字を許可するように設定するか(QPWDLVL 0または1)、またはユーザー・プロファイル・パスワードを 1 から 128 文字使用可能にするかを設定できます。(PQWDLVL 2または3)※3 必要
QPWDMAXLEN 最大パスワード長 パスワードの最大桁数を指定。デフォルトは8。パスワード・レベル (QPWDLVL) システム値が 0 または 1 の場合は、1 から 10 までの値を指定します。パスワード・レベル (QPWDLVL) システム値が 2 または 3 の場合には、1 から 128 までの値を指定。次回パスワード変更時に効力を発揮。QPWDRULES システム値に *PWDSYSVAL 以外の値が指定されている場合、このシステム値は無視される。 不要
QPWDMINLEN 最小パスワード長 パスワードの最小桁数を指定。デフォルトは6。推奨値は7以上。パスワード・レベル (QPWDLVL) システム値が 0 または 1 の場合は、1 から 10 までの値を指定します。パスワード・レベル (QPWDLVL) システム値が 2 または 3 の場合には、1 から 128 までの値を指定。次回パスワード変更時に効力を発揮。QQPWDRULES システム値が *PWDSYSVAL 以外の値である場合、このシステム値は無視される。 不要
QPWDPOSDIF パスワード文字位置の制限 このシステム値を使用すると、ユーザーが、前のパスワードと対応する位置で同じ文字 (英字または数字) を使用することを防止できる。デフォルトは0で使用可能。1は使用不可にする。次回パスワード変更時に効力を発揮。QPWDRULES システム値に *PWDSYSVAL 以外の値が指定されている場合、このシステム値は無視される。 不要
QPWDRQDDGF パスワードに数字が必要 新しいパスワードで数字の使用が必要かどうかを制御します。 デフォルトは0(数字は必須でない)。1はパスワードに数字使用を必須とする。次回パスワード変更時に効力を発揮。QPWDRULES システム値に *PWDSYSVAL 以外の値が指定されている場合、このシステム値は無視される。 不要
QPWDRQDDIF 重複パスワード制御 パスワードを以前のパスワードと異なるものにしなければならないかどうかを制御。デフォルトは0。1~8の場合、※4 の表のように同じパスワード使用が抑止される。次回パスワード変更時に効力を発揮。QPWDRULES システム値に *PWDSYSVAL 以外の値が指定されている場合、このシステム値は無視される。 不要
QPWDRULES パスワード規制 パスワード規則 (QPWDRULES) システム値は、パスワードの形式が正しいかどうかを検査するための規則を指定します。 *PWDSYSVAL を指定していなければ、QPWDRULES システム値に 2 つ以上の値を指定できます。*ALLCRTCHG *LMTPRFNAME *MINLEN15 *REQANY3。次回パスワード変更時に効力を発揮。※5 を参照 不要
QPWDVLDPGM パスワード妥当性検査プログラム インフォセンターの記載はパスワード承認プログラム。パスワードの妥当性検査チャックプログラムを登録(基本はユーザー作成のプログラム)して変更しようとしているパスワードを検査できる。デフォルトは*NONE(プログラム無し)。 次回パスワード変更時に効力を発揮。*REGFACは妥当性検査プログラムを出口点 QIBM_QSY_VLD_PASSWRD (形式 VLDP0100) を参照して呼び出す。またはユーザー作成のPGM名・ライブラリー名を指定可能。※6 不要

※1 マニュアルには以下の記載があります。
推奨値: A、E、I、O、または U。他のシステムとの互換性を保つために、特殊文字 (#、$、および @) を禁止することもできます。

※2 パスワードの設定例毎の許可・不許可のサンプルが掲載されています。
image.png

※3 パスワード・レベル (QPWDLVL)
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.4.0?topic=passwords-password-level-qpwdlvl
QPWDLVL 2または3は、パスフレーズを使用可能になる、という意味です。として、以下のコメントが記載されています。
パスワード・レベルは、パスワード値としてパスフレーズを使用できるように設定することが可能です。「パスフレーズ」という用語は、非常に長い値を取ることができ、また、パスワード値に使用される文字についての制約事項 (存在する場合) がほとんどないパスワード値を表すために、コンピューター業界で使用されることがあります。パスフレーズでは、文字と文字の間にブランクを使用できます。ブランクによって、文、または文の一部からなるパスワード値を指定できます。パスフレーズの制約事項は、アスタリスク (*) で開始できないということと、末尾のブランクは削除されるということだけです。

また、以下の記載があります。
システムのパスワード・レベルを 1 文字から 10 文字のパスワードから、1 文字から 128 文字のパスワードに変更する場合には、慎重な考慮が必要です。ユーザーのシステムが、一つのネットワーク内で他のシステムと通信している場合には、すべてのシステムは長いパスワードの処理が可能でなければなりません。
このシステム値への変更は、次の IPL のときに有効になります。現行パスワード・レベル値および保留パスワード・レベル値を参照するには、機密保護属性の表示 (DSPSECA) コマンドを使用します。

上記リンク中には以下の様に細かい説明が記載されています。
image.png

※4 QPWDRQDDIF システム値に指定できる値
image.png

※5 パスワード規則 (QPWDRULES)
原文:https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.4.0?topic=passwords-password-rules-qpwdrules
image.png
image.png
image.png
image.png
image.png
image.png
image.png

※6
原文:https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.4.0?topic=passwords-password-approval-program-qpwdvldpgm
image.png

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