We love Db2 for i! ということでまいります。
以下引用です。
Db2 for IBM i は、IBM i オペレーティング・システムにシームレスに統合されたリレーショナル・データベース管理システムであり、スタンドアロン・データベースとは一線を画しています。この緊密な統合により、管理とパフォーマンスの両方が向上し、ストレージ割り当てやシステム・チューニングなどのタスクが簡素化されます。その結果、管理が容易で信頼性が高く効率的なデータベース環境が実現します。
Db2 for i は、統合に加えて、堅牢なセキュリティー、高度な SQL サポート、強力なビジネス・インテリジェンス・ツールなど、包括的な機能を提供します。オープン・スタンダードを通じて最新のアプリケーション開発を容易にすると同時に、レガシー・アプリケーションとの下位互換性も維持します。この柔軟性により、Db2 for i は、システムの安定性とデータの整合性が重要となる金融、製造、小売などの業界にとって理想的なソリューションとなっています。
この章では、IBM i 7.6 リリースにおける 以下のDb2 for i の機能強化について説明します。
Db2 for i
データベース エンジニアリング (DBE)
IBM i SQL サービス 7.6 の新機能および機能強化
VS Code Db2 for i 拡張機能
IBM i 7.6 における構造化照会言語の機能強化
ファイナル テーブルのサポート
Chapter 5.1 Db2 for i
Db2 for iには多くの機能強化が含まれています。データベース、照会エンジン、および Db2 for i の周辺部分の内部的な変更であるため資料で解説されることは殆どありませんが、IBM i 7.6 に移行することで、安定性が向上し、パフォーマンスが向上し、セキュリティーも向上します。
SQL は、IBM i 上のデータベースの言語であるだけでなく、IBM i 上のすべての IBM i オペレーティング システムのトピックの言語であり・・(略)・・IBM i のすべてのユーザーは、何らかの方法で SQL を取り入れるべきです。IBM i 7.6 には、多数の SQL 機能強化が含まれています。
IBM i 7.6機能強化の多くは、セキュリティの強化または高度化に重点を置いています。セキュリティ面でもSQLはユーザーに独自な利点を提供します。重要なオペレーティング・システム・データに容易にアクセスできるだけでなく、データ・アクセスをSQLクエリー・エンジン(SQE)およびSQL言語機能と組み合わせることで、堅牢なソリューションを実現できます。IBM i上のSQLは、まさに最善のソリューションと驚異的な生産性向上を実現するための触媒となるのです。
以上、Redbookから引用ですが、実際の経験上も、落ちない、遅くならない、変なエラーが起きないDb2 for i は最高のRDBMSだと断言できます。
データベース・エンジニアリング(DBE)
Db2 for i データベースと SQL パフォーマンス分析ツールを強化しています。具体的にはACS, Navigator for i の首記機能が拡張されました。
Navigator for i の拡張
「システム・ステータス」のタイル「データベース」から詳細な情報を表示できます。
下記がシステム・ステータス(システム状況)の画面です。右下にデータベースタイルがあります。
PTF未適用のため?か、データベースの情報は表示されていないようです(^^; 後日確認してみます。参考にRedbook記載の画像を添付します。
サーバーの稼働状況の把握はこのパネルからはじめられそうです。
ACSの拡張
ACSの機能拡張例としては SQLパフォーマンス・センター (SQL Performance Center) があります。
SQLパフォーマンス・センターのタブを見ますと、それぞれ詳細な統計情報が表示されますね。
プラン・キャッシュ・ステートメント
最下部の 構成の変更ボタン からは、プランキャッシュの設定変更もできるようです。
以下のようにパフォーマンス向上が見込める索引(インデックス)の推奨が表示されます。
推奨されるキー項目の他に、
照会使用の勧告回数:このキーを使用したであろう回数
索引作成の見積もり時間
韓国の理由:どのようなSQL処理に効果があるか
照会の推定最低時間 ・・ 上図はテスト機なため重いSQLは皆無でほとんど効果が見えませんが(^^;
照会の平均見積もり時間
作成が必要と判断する場合、該当行を右クリックして、インデックスを作成できます。
保守された一時索引
すみません、こちらはこのテスト機では実行不能でした。
アクティブ・クエリ情報
現在アクティブなSQL実行ジョブとその明細を表示します。
オープンされたテーブル(PF)の他、OPEN/CLOSE回数、平均の行数、平均のテンポラリストレージサイズMB、平均DB READ回数、平均のページ不在など、役立ちそうな情報です。
また、Plan Cache Statement からは様々なフィルター機能が用意されており、遅いSQLの特定などに有用そうです。
画面上の、右上に SQL ボタンがあるものは、その画面を実行するSQLを取得できます。
取得したSQLはカスタマイズ可能で、システム運用のスクリプトやCL等からバッチ実行するRPG他に組込みできます。