EclipseにIBM i 開発用プラグインを追加したIBM製開発ツールRDi Rational Developer for i V9.6のフィックスダウンロード先とダウンロード方法が変わっていました。
従来のRDiでのフィックスダウンロード方法
元々RDi は一般的なEclipseとは別でフィックスをダウンロードするメニューが用意されており、IBMのリポジトリからフィックスをダウンロードする仕組みでした。
RDiを管理者として起動したのち、下図のように ヘルプ→Rational Developer for i の更新を確認 からフィックスの確認とダウンロードを実行できました。
上記を実行すると別ウィンドウでIBM Installation Managerが起動し、IBMのリポジトリに接続しFIXバージョンの確認とダウンロードを実行しますが、最近実行すると下記のように、リポジトリが見つからない という旨のメッセージが出力されフィックスがダウンロードできません。
最近RDi V9.6のフィックスはIBM FixCentralサイトからダウンロードするように変更されています。
新しい方法:Fix Centralからダウンロードする
まず最初に、インストール済みRDiバージョンを確認します。RDiの画面からRational Developer for i について を実行しバージョンを確認します。下記の例では9.6.0.11 となっています。
IBM Fix Central にアクセスして製品の選択の画面でfixを検索します。
次に 製品セレクタにRational Developer for i V9.6 と入力 します。
下図のように該当する製品名が検索されるので、ダウンロードしたい製品名をクリックし選択します。
製品名を選択すると下図のようにインストール済みのバージョン(例ではV9.6.0.11)とOS(Windows)を指定する欄が表示されるので自身の環境を入力します。
すると下図のようにこのバージョン(v9.6.0.11)に追加適用するfixか、9.6.0.11にupするためのfixかを聞かれるのでここでは前者を選択します。
次へ進む を選択します。
すると指定した条件に合致するfixがすべて表示されます。今回は3種類fixが表示されました。一番新しい9.6.0.13を選択します。
次のページで下図のようにftps/sftpでダウンロードするための情報が表示されます。
このあとはsftp/ftpsが使えるツールからファイルをダウンロードします。私の端末にはputtyに付属のpsftpコマンドがありましたのでこれを使いました。
putty(psftp)のインストールディレクトリのpsftpコマンドを実行します。
ダウンロードが完了したらZIPファイルを任意のフォルダーに解凍します。その後、IBM Installation Manager を管理者モードで起動します。
下記のように右クリックして、管理者として実行 を選択します。
IBM Installation Manager を起動したら パッケージの更新 を選択しfixを適用します。
パッケージの更新をする際、デフォルトではダウンロードしたファイルを参照できるようにリポジトリーに追加で登録します。
下図のようにダウンロード解凍したファイル(フォルダー)がリポジトリに登録されます。
その後、ライセンス条項に同意する、更新するパッケージ(機能)の確認画面が表示されますのでそれぞれ次へボタンを押し、更新を実行します。